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【くだらない悩み#4】推しのいる幸せがほしい

私には、推しがいません。

今日はそのくだらなすぎる悩みについて書いているのですが、だんだん自分の性格と向き合うことにならざるを得なくなりました。

他意はないのですが、一時期流行った16性格診断の結果はINT-J(建築家)です。同じ人にあまり出会ったことがありません。笑

性格診断に関しては「自分が自分をどうとらえているか」というものの表出と捉えていて、第三者からみた客観的な性格ではないと思っているのであくまでも参考程度にしています。

そしてこのnoteの結論としては「推しがいる人って幸せそうだから羨ましいな」です。

推しがいる人って、推しのコンサートのためにこの仕事を乗り切った!とか推しに会うためにおしゃれした!推しに貢ぐために稼ぐ!とか言うじゃないですか。

あれが、めちゃくちゃ羨ましい。

何が羨ましいか

一体推しがいる人たちの何が羨ましいか、箇条書きにしてみました。

・モチベーションの元となる存在があること
・他人を応援したいと思える心の余裕があること
・自己犠牲しても誰かの幸せを願うこと
・そしてそれを世間に公表したり、そこで誰かと繋がれること

どの精神性も羨ましいのです。

推しがいる幸せ

以前、ラッセルの『幸福論』を読んだときにこのようなことが書いてありました。
幸福のためには興味関心の対象がたくさんあることが大事だと(うろ覚えかつ意訳)
また、行動経済学か何かの本で読んだところによると、
人は誰かのために何かをすると幸福を感じるらしいです。

推し活って両方を満たしている気がします。
つまり、推しがいる生活を送っている人は幸福度が高いのではないか?というのも推しがいる人が羨ましい理由です。

もちろん推しを恋愛対象にしてしまっているガチ恋勢になってしまうと、熱愛報道で不幸になることはあるかもしれませんが今回私が憧れているのはそういう方々は対象外としています。

エンジンが2つあるようなもの?

これは完全に推しがいない側の人間の想像なんですが、
生活をする為にメインのエンジンがあるとしたら、推しがいるっていうのはもう1つエンジンを搭載しているイメージがあるんですよね。

だから推しがいる人ってパワフルに見えます。

今のところ、私が多少の自己犠牲を伴って相手の幸せを願っている相手となると家族が当てはまりますが、それは生活の一部であって、エンジンは1つ。

それはちょっと違うんですよね。
家族のために稼ごう!ていうのは生活のためで、義務ですから。

推しを作るために必要な要素

では推しを作れば解決じゃないかと言われればそれまでなのですが、推しを作れる人と作れない人には大きな違いがあるんじゃないかと考えています。

まず、私の周りにいる推し活をしている人たちの共通点を分析すると
「誰かに感謝したり憧れることができる素直さや謙虚さが必要」なのでは?という仮説ができました。

そして、推しに対して一種の盲目さを持つ必要があるのではないか?と思ったのです。

私にだってよく見るYouTuberや、好きなアーティストはもちろんいます。
じゃあなぜ推すほどハマれていないのか?

それは彼らも自分と同じ人間であり、欠点が必ずあることがわかっているからです。

そして、私は欠点ごと誰かを愛することができない器の小さい人間なので、誰の事も愛せないのです。

私が誰かを推せない理由

先ほど私は、自分が器の小さい人間であることを告白しました。
しかし、それだけではありません。私の性格には推し活をするのに最も大きな障壁があります。

それは、自己愛の強さとプライドの高さです。
つまり、本当は私は誰かを推すより推されたい側の人間なのではないかということです。

愛されるより愛したいマジでという有名な歌詞がありますが、私はその真逆です。

本来遠い存在のはずの推しとどこかで張り合ってしまう精神性がいつか邪魔をして、推そうという気持ちが削がれてしまいます。

それに+して最悪なのですが、どこまでも内向的で常に興味関心の矢印が自分に向かってしまってる人間なのですね。

これは先ほどのラッセルの幸福論の真逆を行っています。

推しを作ろう

さて、私は推し活をするのに向いていない性格をしていることがわかりました。
それではどうすべきか。

私は推し活をしたかったのでしょうか?

否。

推し活をして楽しそうな人たちそのものが羨ましいだけなのではないか、というのが結論です。

私の場合、動物や事象など人間以外のものに興味を抱きやすいです。

推しという言葉は一般的には人間相手に使われることが多いので、この際推しはあきらめて、人間ではないもの、そしてなるべく自分に矢印が向きづらいものに興味を持ち続けることが今のところの解決策かなぁと思います。

ここまでお恥ずかしい告白に付き合ってくださり、ありがとうございました。

莢子


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