先日、所用で埼玉・千葉へ。
以前は出張でも列車を使うことが少なかったのですが、今回は事情あって日帰りのため、列車での往復です。
近年駅舎が新しくなった、JR東日本篠ノ井線の明科駅から乗車。旧駅の表示が待合室に掲げられてあり、懐かしさに浸れました。

写真では暗い印象になってしまいましたが、今季の信州は、雪景色でもどこか遠くに暖かさを感じさせます。厳冬期に感じる、刺すような重い冷気でなく、湿りながらも柔らかい空気感。
春が慌てて訪れて、引っ込むタイミングを失ったままずっと行きつ戻りつしているような感じですね。

新幹線で長野〜大宮。指定席で良かった。全車両満席。
大宮で用を済ませた後、東武野田線で運河駅へ。
途中、キッコーマンの工場…古き時代の意匠が凝縮された灰色の建築物が車窓から見えて、思わず目がず釘付け。
橋やガレージ、工場など特にそうなのですが、昭和初期の曲線美と華飾さと凜とした線形が入り混じる意匠が好きです。
朝陽より夕陽が似合うあの感じ。

東武野田線は初めて乗りましたが、午後2〜3時という時間帯もあってか、子連れさんや高校生達が多くほのぼのした雰囲気。

うとうとしつつも運河駅到着。2時間程で所用を済ませましたが、ずっと屋外だったのですっかり身体が冷え切ってしまいました。
この日は晴れていましたが、北風が冷たくて長野県と変わらぬ寒さ(誤算！)。
運河駅前の家系ラーメン屋さんに飛び込んで暖を取りました。

列車往復は、乗車中にあれこれメール連絡や資料確認が出来るのがいいですね。
あと、列車待ちを理由に駅前電気屋散策を大手振って出来るのが吉（笑）。

ビックカメラに立ち寄り。
あの韓国語の宣伝ソング、女性の歌声が柔らかくていい感じですよね。
エンドレスで流れる歌を聴きながら、1時間程カメラコーナーをうろうろ(完全冷やかし状態)。

長野県の店舗とは品揃えが全く桁違い。上越の海水浴ではしゃぐ海パン中年男性の9割(私見)が長野県民なのと同様、首都圏界隈の電気屋でわけもなくはしゃぐ中年男性を見かけたら、きっとその9割は長野県民です（笑）。

帰路の金沢行き新幹線はガラガラに空いていました。

来週末からは暖かくなるかなぁ…
積雪が度々あり、カブがシートを被ったままの2週間です。