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若返ったα7RII

約10年前だったか、4,000万画素機の「SONY α7RII」の中古を当時40万円で買った。ホントに高くて金策が大変だったことを思い出す。フィルムカメラを何台売却したことか。

そのカメラも8年くらい使っているとボロボロになり、モードダイヤルの誤作動(Mモードなのに瞬間的にPになったり)したり、メモリカードが認識しなくなってきたりと、そのつどメーカーのサービスセンターで基盤交換を伴う修理をしてもらった。

けれども操作部材のカッチリ感までは復活せず、やはり使い込んだなあと思えるような状態。外観もそこそこヤレてしまっている。

そういうわけで、この「α7RII」は売却することとした。それが2年前。
確か10万円くらいで売れたかと思う。40万円で買ったカメラが10万円とはちょっと複雑な気持ちだったけれども、状態が状態だけに仕方ない。

<10万円で売却した「α7RII」のヤレ具合>

その後、「α7RIV(6,000万画素)」+「α7RIII(4,000万画素)」体制を経て、今では「α7RV(6,000万画素)」+「α7CR(6,000万画素)」体制となっている。
不自由無く暮らしているわけだが、かつての「α7RII」のボロい姿が思い返されてなかなかヘビーに使うことができない。

道具は使ってナンボとは言うものの、40万円オーバーのカメラばかりなのでそれらを酷使するのはかなり勇気が要る。
こんな時、あのボロい「α7RII」があったらなあと、今さらながらに思ったりする。

そんなことを考えながら、最近になって「α7RII」の中古検索をしてみたところ、当然ながら「α7RII」を売却した2年前と比べても相場が下がっているようだった。

いや、相場が下がっているのはもちろんではあるものの、結構程度の良いものが10万円以下で出ているではないか。
そしてマップカメラなどで色々見ていたら、8万8千円でキレイな個体を見付けた。10年前には40万円もした「α7RII」がキレイな状態で8万8千円か・・・。

金策のあてがない状態ではあったが、取り急ぎ家計に借金という形で購入ボタンを押してしまった。

<届いたα7RII>

「α7RII」は注文翌日に届き、さっそく手にとって見てみると、確かにピカピカの状態で驚いた。

それにしても、酷使前提で入手したというのにこんなにピカピカの状態のカメラを酷使するのもまた勇気が必要になりそう。

メインの6,000万画素機の身代わりでハードな用途に投入しようと思っていたカメラなのに、これでは本末転倒。今度はこのカメラの身代わりが必要になってしまいキリが無い。

こういう気持ちは、最初に40万円投入したことと、酷使でボロい状態になってしまったことの2つが影響を及ぼしているのだと思う。

だがここは気持ちを切り替えて40万円で買った時の「α7RII」と8万8千円で買った時の「α7RII」の関係を切り離し、全然関係ない安いカメラを買ったという気持ちで行きたい。

とは言いつつ、ボディ保護用のフィルムシートを注文。できる範囲で外観がボロくなるのは避けるようにするつもり。

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