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ストロボライティングで撮るショクダイオオコンニャク(筑波実験植物園)

2014年、つくば市にある「筑波実験植物園」にて、世界最大(高さ)の花である「ショクダイオオコンニャク」が開花した。

ショクダイオオコンニャクは、コンニャクと言うだけに地中に地下茎(こんにゃくイモ)を持っている。ここに養分を蓄えるようになっているのだが、その養分は葉の光合成によって作り出すため、数年間は葉を繁らせるだけで花は咲かない。養分が十分に蓄えられてから、ようやく花が咲くのだ。

2014年というのは、ボクはまだ屋外でのストロボ照明が十分に確立していない時で、それでもショクダイオオコンニャクの芽が出たので撮りに行った。
この段階ではまだ、幹が伸びるのか、花が伸びるのかは分からない。しかしとりあえず撮っておくしかない。
右手から陽が当たっていたので、左側にライトスタンドを設置してストロボ照明した。


それから1週間後に見に行ってみると、芽から花が姿を現していた。1週間前を振り返れば、あの時の「芽」は「花の芽」だったということになる。
高さは子供の背丈くらいにはなっているだろうか。近付いてみるとかなりの迫力である。中央に伸びている付属体に艶があって生々しい。
この時も、左側からライトスタンドを立ててストロボ照明した。


そこからさらに1週間後に来てみると、花はかなり生長しており、中央の付属体に艶が無くなり色が変化している。
この日は、上方からのライティングとした。


それから5日後、花が開いた。
当然ながら撮影したのだが、ストロボ光量が少し弱かったのが残念。
あとから報道陣もやってきた。


最後に、同縮尺で写真を並べてみた。
ちなみに、植物の場合は「成長」ではなく「生長」の文字を使う。

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