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40万円のカメラに500円のレンズ

ボクが今メインで使っているレンズは、下の写真のタムロンの28-200mmF2.8-5.6なのだが、これがまた良いレンズで困っている。
(確か8万円くらいで新品購入したもの)

<TAMRON 28-200mmF2.8-5.6>

何しろこのレンズが完璧すぎて、他のレンズの出番が減っているばかりか、何か新しいレンズを購入したくてもできないのだ。
広角から望遠までの広いレンジ、最短撮影距離の短さ、周辺部までクリアな画質、と3拍子揃っている。

次にレンズを買うとしたら、このレンズに無い性能のレンズということになるのだが、そうなると25万円以上のレンズしか選択肢がない。いや、そういうレンズに限ってサイズが大きく、そして最短撮影距離が長い。だから、どうしても越えられない。

そうなるともう、リサイクルショップで売ってるようなジャンクの安いレンズを買う方向に向いてしまう。完璧な機材を持ってしまうと、そこへ行き着く。

そこでまず、ハードオフのジャンクボックスの中から、ポートレート撮影用(マネキン撮影用)として、下の写真の70-210mmF4.5-5.6を500円で購入した。

このレンズを選ぶのに30分ほどかかった。
ジャンクボックスの中にはキャップも無い状態で無造作に入れられており、その中からレンズ部分にカビやキズの無いものを選ぶのである。
ハードオフの場合はジャンクの底値が500円のようだ。

それに対し、WonderREXでのジャンク底値は330円だった。
WonderREXで新品かと思うようなフィルムカメラα3700iが330円で売られており、一瞬悩んだものの今さらフィルムカメラを使うことは無いので手を出さなかった。その代わり、990円の標準ズームレンズ35-105mmF3.5を購入。

両レンズとも、光学系はチェックしたものの、外観は汚れなのかキズなのか分からないくらいの状態。丹念にクリーニングしたところ、そこそこキレイな外観になったと思う。少なくとも1,000円以下のレンズには見えない。

当面、このレンズは40万円のα7CRに装着して使うこととした。
α7CRは6100万画素であるものの、テスト撮影の結果、両レンズとも少し絞れば6100万画素の解像度に耐えられる画質が得られることが判った。大体、F5.6~F8くらい。

まあ、ストロボを使ったスタジオ撮影でならば、F8よりも絞りを開けることは無いので、十分使えるだろう。
とりあえずライティング確認撮影用として使うなど、実用を兼ねた遊びとして活用していきたい。

なお、ここに掲載した写真は、ティルトレンズという特殊な機材を使っているので、全体にピントが合っている。そのレンズも格安で入手したので、それはまた後日書こうと思う。

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