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【カンボジアニュース】日本人特殊詐欺グループ摘発第3弾はプノンペン

報道によると、カンボジアの首都プノンペンのアパートメントを拠点に特殊詐欺をしていたとみられる日本人20人以上がカンボジア国家警察当局に拘束されていたことが分りました。他にも数人が逃走しており、当局が行方を追っています。カンボジアを含む東南アジアでは特殊詐欺等の犯罪に関与する日本人が潜伏し、犯罪行為を繰り返すケースが相次いでいます。またその潜伏する基盤は、現地に根付いた日本人の反社勢力が受け皿になっていると言われています。その受け皿は従来の暴力団組織と異なり、暴力団対策法に対応したいわゆるマフィア化した事案ごとのアメーバ状の組織とも言われており、その摘発は従来と比較して非常に困難なものと想像されます。

カンボジア当局によると、日本大使館からプノンペンでオンライン詐欺をする日本人がいるとの情報提供があった模様です。捜査の結果、多数の日本人がベトナム人数人とともに拘束されました。犯罪行為の国際化は先のタイ国境のオスマッチでの国際的な連携事案において確認されています。

捜査関係者によると、11日夜にアパートメントに踏み込んだところ、多数の日本人と数人のベトナム人を発見しました。翌12日朝に連行する際には、容疑者の一部が逃走を図った模様です。捜査当局は携帯電話やパソコン、マニュアルとみられる文書などを押収しました。

世界的にも異例な、カンボジアにおいて顕在化している日本人反社会勢力の現地化や国際化については注目が集まっており、このような犯罪の一掃が期待されています。


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