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画素数にだまされるな!

 さてさて僕はスタジオバンバンの西田カメラマン先生に弟子入りして撮影技術を学んでいるのでありました。

 で、僕の仕事はチラシなどを作るデザイナーなのですが、西田先生にひとつの質問をしたのでありました。その質問とは・・・。

 「チラシなどで使う写真の場合、カメラマンが使うような高価で高性能なカメラではなくて、画素数が1600万画素とかのコンパクトデジカメで撮っても印刷の仕上がりに違いはないのではないでしょうか?」

 ・・・との僕の質問に西田先生答えて曰く、

 「画素数よりもイメージセンサーが重要です! イメージセンサーの大きさの違いが写真の階調に差が出ます!」

 とのお言葉だったのですが・・・この言葉の意味がわからなかったのですよね・・・画素数よりもイメージセンサーの大きさ??? イメージセンサーとは撮像素子のことですよね・・・???・・・わからない・・・。

 わからないときは・・・やってみればいいんです! やるのって大事! やれば何かがわかる!! てなわけで、先日に撮った2種類の立ち食いそばの写真・・・方や13年前のコンデジで撮影した写真、方や一眼レフで撮影した写真・・・その2つの写真の階調を見比べてみようと思います。・・・あ、「階調」っていうのは「色の濃淡」のことですね。英語で言えば「グラデーション」。

 では、えーと、まず13年前のコンデジで撮った立ち食いそばの写真の、かき揚げのニンジンの階調を見てみましょう・・・。


この辺を・・・


拡大!


 大きさは100×100ピクセルぐらいです。・・・なんだろうなぁ、これは・・・火星の表面みたいだなぁ。あと、なんだか色がタラコっぽいですね。画質が荒いので「NASAが火星で写したタラコ」に見えます。東スポ的に言えば「驚愕の事実! 火星の表面はタラコだった!!」。ということで、さらに寄ってみますと・・・。


さらに拡大!


 大きさは10×10ピクセルです。これはビミョーに色の濃さが違うオレンジ色ですね・・・濃淡とは言えないかなぁ・・・ご使用のディスプレイにもよりますが、みなさんの画面でも、この色の濃淡の差って見えていますでしょうかね???

 さてさて、続いて、一眼レフで撮った写真もニンジン辺りに寄ってみます・・・。


この辺を・・・


拡大!

 こちらも100×100ピクセルぐらいの範囲です。あー、色が全然違う。コンデジはタラコ色でしたけど、こちらは明太子色ですね。オレンジ色というより赤い。そして、コンデジよりは画質がいいですね。何らかの形が見える・・・なんだか珍味っぽいですね。おそらくこれは、ナマコの卵巣ですね。干す前のクチコです。てなわけでさらに拡大・・・。


 10ピクセル×10ピクセルです。あー、こっちの方がコンデジよりも色の差が出ていますね。濃い赤から薄いオレンジまでのグラデーション。あとコンデジは、くすんだ色でしたが、一眼レフは鮮やかに見えます。オッス、オラ、RGB! って感じがします。2つの写真を並べてみますと・・・。


たらこ vs 明太子

 こうやって並べてみると百聞一見に一目瞭然で岡目八目な横断歩道ですね。やはり、左のコンデジの写真よりも、右の一眼レフの写真の方が細かく画像が写っています。で、それから、左のコンデジの階調は、のぺ〜として色の濃淡の差がないですが、右の一眼レフの写真は濃淡の違いがわかります。これが西田先生が言う「階調の差」かぁ・・・・。

 んん〜・・・けど、画素数だけでいうとコンデジが約1600万画素で、一眼レフは約1800万画素。200万画素しか違わないのになぁ。こんなにも階調が違うのかぁ。これが「イメージセンサーの大きさの差」かぁ・・・。んんん・・・なんだかまだちょっとよくわかってないので、もうちょっと詳しくイメージセンサーを調べてみます!

 それから今回やってみてわかったことは「イメージセンサーを調べるとタラコが食べたくなる!」ということですね。なので、今日の晩御飯は、タラコスパゲティが食べたい!! 明太子スパでもいい!! ということでおなかがすいたハラペコだってことで、本日はここまで! 次回を刮目相待!!


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