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放し飼い自然卵



わたしが今住んでいる油谷向津具半島。

我が家から車で15分位のところで、ご家族でされている『ホホヱミ農園』さんは、鶏たちを放し飼いで、餌にも気を配りながら卵を生産。

大寒を過ぎてから鶏たちも卵をよく産むようになり、向津具に来てから育てていたヒヨコたちも順調に大きくなっているそう。

七十二候の「鶏始乳 にわとりはじめてとやにつく」

通りに、季節にたがわず育ち生きているいきもの達にただただ敬服。



そんな自然卵を、カミツレのパンとお菓子で使うことに。

卵のことはずっと心に引っかかっていて。

福岡のお店のときは、平飼いの有精卵を近所のオーガニックに強いスーパーマーケット(Makiiさん)で購入、こちらに来てからはなかなかそんな卵との出会いもなく、いつもどんな環境で育てられ、卵を産んでいるのだろう…と気になりながらも、卵を使うお菓子も作りたいので、ちょっとモヤモヤした気持ち。


わたしは料理もパンもお菓子も、全て自己流。

ひたすら本や雑誌のレシピ、ネットの情報も駆使して調べ、その中から自分の納得いく味やバランスに整え、試作。

そんな一人自由研究が実は一番好きなこと。

正直、腕や技術に優れているわけでもない人間にとってのいちばんの味方は「良い食材」。

それは、品質が良いことは当然だけれども、高価であるとかは関係なく、一番大事なのは、そのもの自体に良いエネルギーや愛が感じられるかどうか。

その感覚は、ヴァンナチュール(自然派ワイン)を扱っていて養われたものではないかな?


自分がその食材を使ってものつくりをした時に、心地よくいられるかどうか、そのことが、他の方が食べたときに美味しいと感じられる一つの根拠になるように感じていて。


今までサンドイッチに卵を使うことにためらいがあったけど、この「あめつちたまご」との出会いで、美味しいたまごサンドを作ろう、そして卵を使った美味しいものを作ろう、という気持ちがむくむくと湧いてきて嬉しく楽しい。


人や場所、いろんな出逢いや気づきによって、新しいことが始まること。


そして、春の陽気とともに、動き出すことも多そうな、旧暦の新年を過ぎた日々に感謝!




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