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伊藤聡 × 長田杏奈 6/18(日)19:00〜 トークイベントのお知らせ

トークイベントをします

こんにちは伊藤です。私の本『電車の窓に映った自分が死んだ父に見えた日、スキンケアはじめました。』(平凡社)をテーマにしたトークイベントをすることになりました。開催日時は6/18(日)19:00〜、場所は下北沢のB&Bとなります。来ていただくゲストは、美容ライターの長田杏奈さん。これだけでもう「完全に決まったゼ……」と言いたくなる、最高のゲストをお招きすることができました。これを読んでいるみなさまにも、ぜひお越しいただきたく告知です。今回のゲストは、決して「何人かの候補から予定を聞いて、都合のついた人を呼ぶ」的なものではなく、「この方に頼んでダメだったらもう中止」くらいの勢いでお願いした、ワンアンドオンリーな方なのです。「〈自分らしさ〉を育てる美容のススメ」というテーマでお話をします。

長田さんは、『美容は自尊心の筋トレ』(ele-king books/2019)というヒット本で知られています。とはいえ、美容雑誌などを活動の中心としている長田さんのため、男性でその存在を知っている方はあまり多くないかもしれません。私も実は、去年まで存じ上げませんでした。昨年3月、私が美容本を作ることが決まったとき、下北沢の喫茶店で初めてお会いした出版社の編集者さんが持ってきたのが「自尊心」でした。「こんな本を作りたいんです」とその編集者さんは言い、私はその本をお借りしたのですが、表紙をめくると長田さんの直筆サインが入っており、私は「あっ、チョコとか食べながら読んで汚したら怒られるな」と思いました。普段よりやや慎重に本を読んだ記憶があります。それが長田さんを知ったきっかけでした。

美容をする理由とは

私は、女性が健全な自尊心を育むことができたら、世界はよりよく変わると本気で信じている。世界も他人も簡単には変わらないけれど、自分の意識は努力で変えることができる。自分を見捨てずに大切にするという小さな一石、自らや他人の多様な美しさを感じるというひそやかな羽ばたきが集まれば、お互いを認め合いゆるやかに助け合うカラフルでピースフルな世界がきっと叶うのだと、夢見ている。

『美容は自尊心の筋トレ』(ele-king books)

「自尊心」のまえがきを引用しました。とてもいいと思ったのを覚えています。そして本をチョコで汚すことなく読了もできました。わけても「自分を見捨てずに大切にするという小さな一石」がいい。ここをもっと探求していけば、何か意味のあることが書けるのではないか。「自尊心」を読み終えた私のなかには、「女性には自尊心のために美容が必要、では男性が美容をする理由とは?」という問いが生じていました。そして私の本「電父」は、この問いに対する返答として書かれた部分があります。また「電父」のなかでも、「自尊心」を何度か引用しています。そのため、この本が出版されて、どなたかゲストを呼んで話をするとなったとき、長田さん以外はないという気持ちになっていました。会場が空いている日がわりと直近の日程しかなく、いきなりのお願いだったのですが、出演を承諾いただいたときは、編集者さんとふたり「いやーよかった」とよろこんだものでした。

「自尊心」が美容の本でありつつ、それ以上の何か(たとえば女性の自尊心や健やかな生き方)について書こうとしていたように、「電父」もまたスキンケア本でありつつ、その範囲を超えた何かを書こうという精神を持っています。そのため今回のイベントも、スキンケアやセルフケアについての話でありつつ、そこから見えてくる大切な何か、サトームセンが言うところの「素敵なサムシング」についてのトークになればいいと思っております。ファンの多い長田さんですので、むしろチケットはすぐなくなってしまうことの方が心配なのですが、気になる方はぜひご予約をお願いいたします。チケットは2750円(会場)、1650円(配信)となっております。配信でも見れるのです。都合のつく方はぜひ会場にきてください。遠方の方は配信でどうぞ。ぜひよろしくお願いいたします。

【長田さんの名著です】

【私も名著を出しています】

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