無料アプリが「なぜ無料なのか」を考えてみた。

昨今のスマートフォン時代。みなさんのスマホにはいくつアプリが入っていますか?恐らく自分のスマホにいくつのアプリが入っているか把握している人は少ないでしょう。それくらいアプリというのは無数に存在し、それぞれのアプリがみなさんの快適なスマホライフには必須となってきています。

みなさんはいつも使うアプリは何ですか?

目覚まし?ワークアウト?仕事用?Instagram、TikTok、YouTube等のソーシャルメディア(SNS)?メール?LINE?その他にも趣味に便利なアプリ?日常生活に助かるアプリ?

次の質問は、みなさんはいくつのアプリで課金していますか?

スマートフォンにたくさん入っているアプリの中で、有料で購入したアプリはありますか?アプリ内で課金しているものはありますか?これもほとんどの人がゼロもしくはあっても数個程度でしょう。

これってアプリがみなさんを助けてくれるけど、みなさんはアプリを助けていないんですよね。

アプリを作るには「App Store」「Google Play ストア」のアプリストアに並ぶまでに「開発」が必要になって来ます。この開発をする期間も人件費が掛かっています。ストアでユーザーがダウンロードを開始してからも、常に「運用」が必要になってきます。運用するにももちろん人件費が掛かっています。みなさんがアプリに1円も払っていないとしたら。この人件費は誰が払っていると思いますか?

アプリの中でも、無料で役割を十分に果たすアプリもあります。例えばスーパーや商業施設等のアプリは無料で提供してもアプリをインストールしてくれているユーザーが増えれば増えるほど「広告宣伝」がダイレクトにユーザーに行えるので「開発」や「運用」での人件費を広告宣伝費として使えるお金で賄えます。一方で、広告宣伝が一番の目的じゃないアプリに対してはお金を払ってくれる宛がありません。こういったアプリは自腹・スポンサー・ユーザーがお金を払ってあげるしかないのです。

みなさんが普段使っているアプリの中で、「このアプリは絶対便利、周りにも教えたらみんなが便利だと使っている」こんなアプリがあれば、ぜひ課金してあげるという輪も広げるとアプリが常にアップデートされてさらに使いやすくなるかもしれませんね。

「私の払う210円じゃ人件費にもならない」

そうではないのです、アプリは1,000人、1万人と多くの人がダウンロードしており、210円を1,000人が払えばいくらになりますか?1万にが払えば?というように、みなさんの「たった210円」がアプリ製作元にはとてもありがたい「応援」「支援金」になるんです。企業の株式みたいな物ですね。

1か月210円だったら、払えますよね?有料アプリやアプリ内課金は

「絶対に私の生活をプラスにしてくれるアプリだから、このアプリは常に最新であって欲しい。」

と思うアプリだけにすれば、210円×20アプリとはならないはずです。

ITやデジタルの世界というのは見えない技術、わからない技術が多すぎるため技術に対する支払が適正に行われていない事が結構あると思います。日本は「ITユーザー後進国」です。これはまた別の機会に書きますが。みなさんの「たった210円」がIT業界を救います。

ぜひ、IT業界の仕事への「投資」をみなさんも考えてみてください。

今回はスマートフォンのアプリを例に出しましたが、無料サービスは数多く存在します。この無料サービス全般にも同様の事が言えると思います。絶対に必要なものには「お金を投資」してあげて欲しいですね。

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