ジリオン_三重食材と北イタリアのコース集合

【食レポ】自分専用のコース料理!パーソナライズドディナーinインターコンチネンタルホテル東京ベイ

食べられないものがある世界31億人を救うWEBサービス「CAN EAT」の田ヶ原です。肌寒くなってきた今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。4月1日から創業して以降、CAN EATは半年を迎えましたが、変わらないスピード感でどんどんプロダクトをブラッシュアップしております。アレルギーや病気などで食事制限をお持ちの方の本音だけでなく、対応するレストラン側の本音も聞くことができましたし、たくさんの団体様とも良い関係性が出来ており、引き続き色々なチャレンジができそうな土壌が整ってきております。

さて、そんな中、11月13日(水)にパーソナライズドディナーというコンセプトの実証実験を兼ねたお食事会を開催させていただきました。途中、都合により8席限定とさせていただきましたが無事満席に!今日はそのパーソナライズドディナーの報告をさせていただきます。

パーソナライズドディナーとは?

ひとりひとりに合わせたお料理を提供するディナーのこと。今回は、「みんなで同じものを食べておいしいと言いあう」ことがしたかったので、グループ単位でお料理を考えてもらいました。CAN EAT上で入力してもらった「食べられないもの」だけではなく、「好きなもの」や「苦手なもの」も予めお店に送信をしておきます。シェフが、当日までにそれらの情報を加味しながら、美味しいお料理を振る舞ってくれます。食べられないものは入っておらず、全員が満足できるお料理をつくっていただけるので、失敗の無いお食事を楽しむことが可能です。

ちなみに、今回集まった食事嗜好はこちら!

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お料理をご提供してくださるのは、インターコンチネンタルホテル東京ベイでイタリアンダイニング「ジリオン」の料理長を務める、阿部洋平さん!

イタリアンダイニングジリオン シェフ: Youhei ABE(阿部 洋平)
星付きレストランやイタリア人シェフのもと豊かな経験を積む 。1998年「レストランキャンティ飯倉本店」に入社し、イタリア料理の基礎を学ぶ。2002年より「レストランファロ資生堂」にて各部門のシェフを経験後、「アロマフレスカ」で原田シェフのもと、魚・肉のメイン料理を担当。2009年にシャングリ・ラ ホテル東京のイタリアンレストラン「ピャチェーレ」に入社、 イタリア人シェフのもと経験を積む。2013年、「イタリアンダイニング ジリオン」の料理長就任。 2015年7月より日本イタリア料理協会会員。2018年10月より2019年3月まで西武鉄道のプロモーション「西武 旅するレストラン『52席の至福』」のメニューを監修。

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お酒は、先日東京国税局酒類鑑評会で4部門の優等賞を総なめした、小澤酒造23代目の小澤幹夫さん!

イタリアンに合う日本酒提供:小澤酒造について
元禄15年(1702年)創業、代表銘柄「澤乃井」で知られる東京都青梅市沢井にある老舗蔵元。酒銘「澤乃井」は、豊かな水が沢となって流れる様子からつけられた「沢井」という地名に由来します。秩父古生層の岩盤を掘り抜いた洞窟の奥から湧き出る水を仕込み水に使用し、澄みきった清水のようなさわやかな飲み口は、この奥多摩の豊かな湧き水によって支えられています。

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なんと前打合せなしのぶっつけ本番で、阿部シェフが説明する料理に、小澤社長がその場でマリアージュをし、更に日本酒のマメ知識もインプットしていただけるという、おなかだけでなく頭も満たされる素敵な会となりました。

料理のレパートリー

1品目 前菜盛り合わせ。お刺身やブロッコリー、大葉などの予め好きなものを入れて作ってくださっています。特に大葉は、ケッパーの中に切り刻んで入れるなど、日本酒に合うような和風の味付けがオシャレです。ちなみに私は刺身が好きと登録しました。もちろんすべての料理が反映される訳ではないのですが、こうして自分の好きなものがちょっとでも出てくるのは嬉しいですね!日本酒は「しぼりたて」。すっきりとした飲み口が美味しい!

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2品目 マコモダケとモッツァレラチーズを生ハムで巻き、揚げてトリュフを添えたもの。出てきた瞬間にトリュフの香りが高く、生ハムの塩味がちょうどよく日本酒にばっちりでした。お供のお酒は、本日一番お高い、大吟醸「澤乃井」で。先ほどよりもしっかりとした味わいで、香りも素敵!

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3品目 いか墨とカラスミのパスタ。確か上に乗っていたのはカナダ産の松茸で、甘くてコリっとした食感が特徴的。言われなければキノコだと気づかないほど。出てきた瞬間カラスミの香りが食欲をそそりました!日本酒は、酸がしっかり演出をしてくれる、ヨーグルトのようなミルキーテイストの常温酒「東京蔵人」を合わせます!いか墨やカラスミの味の複雑さに負けないお酒です。

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4品目 抹茶生地でチーズを練りこんだ、イタリア風餃子「ラビオリ」。私の一番のお気に入りでした!削りたてのパルメザンチーズの香り、噛めば抹茶の香りも!事前申請はしていませんでしたが、抹茶も大好物なので、次回以降はちゃんとCAN EATに登録しておこうと思いました。

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5品目 鴨肉のソテーを、「好きなもの」登録にあった茄子のカポナータを付け合わせに沿えて。奥の人もおもわずお皿に近づきましたが、山椒がまた日本酒を進めてくれます。そしてこのお酒に合わせてくださったのは、油を洗い流すウォッシュ効果を狙った、ちょっと度数の高い(通常15度ぐらいなのが20度ぐらいの)日本酒。「一番汲み」という銘柄です。

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6品目、冒頭の写真で阿部シェフがにっこりしながら手にしていた猪のお肉でした。こちらは最後のお料理だったので、みんなで残った日本酒を色々試しながら飲んでおりました。私のオススメは一番最初の「しぼりたて」です。キリッとした味のものと合うと思います。

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7品目 食洗器では洗えない、高級なお皿で出てきたデザート。フランボワーズのソルベやモンブランで秋の味覚で〆ました。なお、お酒は梅酒の「ぷらり」、こちらも甘くて、しかし甘すぎなくてストレートでどんどん行けてしまうおいしさでした。

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おなかも心もそして知識も満たされて大満足な3時間となりました。(盛り上がりすぎて長…!)今回飲んだ日本酒はこちら!「美味しそう!」と思ったら、是非オンラインショップからもご注文くださいね!

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