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気ままに連句 裏8 虫籠

気ままに連句
独吟歌仙  (2022.6.16〜 )

 1  文鳥の背にまろぶ梅雨の光かな
 2  客人を待つ透明ゼリー
 3  食堂車スパイは背中合わせにて
 4  セリフ飛び交うアイソメ世界
 5  森の淵月へと向かう船を待ち
 6  ひとあしずつに露の溢れる
ウ1 椋鳥の往きつ戻りつ遊歩道
ウ2 胸ポケットに名札隠して
ウ3 レジに来る今日もクリームパンの彼
ウ4 真昼の星の唄うメロディー
ウ5 五線譜の奥行き遥か彼方のラ
ウ6 塗り潰す手に香る黒鉛
ウ7 教室の明かりとかぶる窓の月

ウ8 空の虫籠ベランダに出し

虫を追いかけた日々は遠くなりました。
進まねば!

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