見出し画像

225 陽光の木曽三川に春を探しに

ここのところ遠出が続いていたあとの土日。

あまり遠出が続いてもお金が続かない疲れてしまうので、今週は近場にドライブ。

岐阜県海津市の木曾三川(きそさんせん)公園にやってきました。

長良大橋の向こうにまだ雪をかぶっている伊吹山の姿が見えます。

木曾三川公園は木曽川、長良川、揖斐川の流域に点在する13の公園の総称です。その中でも大規模なのが一宮にある公園と、ここ海津市にある公園。木曽三川公園センターと呼ばれています。

海津市の木曽三川公園センターは、岐阜県の南端海津市のそのまた南端にあります。ちなみにこの公園の東にある橋を渡れば愛知県、西の橋を渡れば三重県。上のマップの点線が県境で、ちょうど3県の境目にあたります。

ここでは明日、3月20日からチューリップフェアが開かれます。なんで平日から始めるのか謎ですが、3月20日からの開催です。

でも、明日来たらいきなりチューリップが植わっているということはないはずで、今日行っても見られるはず。

と思ってチューリップを見に行ってきました!

まだ花の咲いていないものも多くありますが、それはこれから1ヶ月のチューリップ祭りの間花壇をもたせるため。同じ花が1ヶ月咲いているわけではないですからね。

これほどまじまじとチューリップを観たのはどれだけぶりでしょうか。小学生以来かな…? 社会人になって花を観賞する機会はめっぽう減りましたが、ブログを書きだして花の写真を撮るようになってから再びこうやってゆっくり鑑賞するようになりました。花の名前にも詳しくなったような気がします。

一面に咲くムスカリが、チューリップ園の中に川のようにカーブを描きアクセントをつけてくれています。

太陽の光をいっぱいに浴びようと、一斉に花を開いて一斉に同じ方角を向きます。なんともいじらしいし愛おしく感じますね。

どの花見ても きれいだな♪

チューリップもいろんな種類がありますね。

かつてチューリップがオスマントルコからヨーロッパに持ち込まれたとき、その美しさから上流階級の人々を魅了してこぞって手に入れようとするようになり、価格が高騰していきました。1つの球根と5haの土地が交換されたこともあるそうです。これが世界初のバブルで「チューリップ・バブル」と呼ばれています。

そのころ価格を吊り上げようと変わった色のものや花弁の形の違うものなど多彩な品種のチューリップが生まれたとも言います。多くは絶滅してしまったようですが、中には生き残っているものもあるのではないでしょうか。

人間の愚行をよそに、今日もチューリップは美しく咲いています。

さほど広くはないですが、菜の花畑も。みつばちがせっせと仕事をしていました。

桜も花をつけていました。一部の桜はつぼみ、残りは5分咲きといったところでしょうか。今年初めての花見となりました。

今年はいろいろな場所へ桜を見に行く予定になっているのですが、これから春の嵐が来る予報で天気の悪い日が続くそう。予定通りいけるのか心配です。こんな晴れの日が貴重なので積極的に出かけないといけないですね。

🌷🌷🌷🌷🌷🌷🌷🌷🌷🌷🌷🌷🌷🌷

ところで、木曾三川公園センターからの帰りに13ある木曾三川公園のうち、別の公園にも行きました。

船頭平(せんどひら)公園。こちらは愛知県愛西市にあります。かつてここは福原新田という島であり、その南は長島新田(現桑名市長島町)。明治時代に治水工事で陸続きにして木曽川と長良川を完全に分断したのですが、船の往来は必要だったため、バイパスとしてここに閘門をつくりました。

それが船頭平閘門。現在も使われている水門です。木曽川と長良川は水位が異なるので、片方の門を開けて中に入り、水位が一方の川に一致したらもう片方の門を開けて出て行きます。船のエレベーターみたいな感じです。

船頭平公園はこの閘門の周りを整備して作られました。

特に遊具とかアトラクションがあるわけではありません。のどかで散歩するのにいい公園です。愛西市の遊覧船が船着き場に到着するところでした。

実は私の母の実家が長島町にあり、ここの近所に住んでいたため40年以上前ここに遊びに来たことがあります。今回懐かしさを感じて訪ねたんですが、すっかりきれいに整備されていてただ閘門しかなかったあのころとは様変わりしていました。こうやって昔懐かしい景色も変わっていくものなんですね。

閘門というものを見たことがない方がいたら社会科見学がてら寄ってみてください。

サポートいただけたら小躍りして喜びます! 今後一層フットワーク軽く旅先に向かい、情報提供に努めたいと思います。 よろしくお願いいたします!