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336 大井川鉄道のユニークな駅を一挙紹介①

以前のブログで大井川鉄道の沿線をドライブしたときの記事をご紹介しました。

大井川鉄道は昨年の台風の影響で一部区間が不通となりました。10月1日に一部区間が復旧したものの、川根温泉笹間渡駅から千頭駅までの間は復旧のめどが立っていません。大井川鉄道のHPでもこの区間が不通であることが記載されなくなり、「平常通り運転されています」と記載されているのが気になります。このまま廃線、というのはあまりにも寂しすぎます。

少しでも大井川鉄道の魅力を知ってもらいたい。そして乗ってもらいたい。そんな希望を込めて大井川鉄道の特徴ある駅をご紹介したいと思います。

合格駅

のっけから何ともインパクトのある名前です。そのまま「ごうかく」駅と読みます。もともとは「五和(ごか)」駅だったのですが、2020年に隣の駅が開業したのを機に「合格」駅に改称れました。2015年に地域住民が語呂合わせから合格祈願の凧を飾ったのが始まりで以降徐々に盛り上がりを見せ、ついには正式に駅名まで改称されることになったものです。

合格地蔵尊というお地蔵さんまで作ってしまいました。受験シーズンにはこの地蔵に手を合わせて合格を祈願する人が後を絶たないとかいないとか。

駅名標もサクラサク。

受験シーズンにはこの駅から試験を受けに各地に向かっていくのでしょうか。きっといい結果が待っていると思います。駅脇に5キロポストがありますね。偶然ですがここは何かと「ご」に縁がある場所です。

合格を祈り受験生を見送る人たち。こうやって受験生たちを励ましつづけている地域の人たちの温かさを感じますね。

門出駅

合格駅とは「結び目」が違うことに注目!

さて、受験に合格したら次は新たな門出を迎えます。先ほどの駅名標にも出ていましたが、合格駅の次は門出(かどで)駅。こちらは2020年11月に開業した新駅です。

こちらの門出駅は大井川鉄道やJA大井川などが新東名高速道路島田金谷インター周辺の活性化のために「賑わい拠点」として開業した「KADODE OOIGAWA」の最寄り駅として開業しました。

駅直結で行くことができるこの施設、レストランあり、地元の食材を買うことができる市場ありのかなり大規模な商業施設で多くのお客さんで賑わっていました。

地元の食材などを販売する「ふじのくに食の都」。その規模にびっくり!
地ビールも充実!

こちらでは緑茶の販売をしていました。ここではコーヒーではなく緑茶カフェがあり、静岡で採れるさまざまなお茶のメニューがありました。どれがどういう味なんだかわたしにはさっぱりわからないんですがね。。。

というわけで、わたしも注文してみました。
この絵は大井川の橋渡しをしていた川越人足の図。大井川を渡るには川札を買って川越人足の肩や台に乗る必要がありましたが、川札の値段は水の深さと川幅を図って決めていました。水深が股の深さの股通(またどおし)なら48文(約1440円)、胸の高さの乳通(ちちどおし)だと(約2340円)といった具合です。
このお店ではお茶の量に応じて代金を決めていますが、こちらは乳通(ちちどおし)です。暑い日がぶがぶ飲みたいようでしたら脇通(わきどおし)をどうぞ。

大井川鉄道はSLが走ることで有名です。こちらの施設にもSL C11が展示されてます。1988年から2007年まで、大井川鉄道を走っていたSLです。わたしも息子が小学生だった頃このSLにけん引された客車に乗って千頭駅まで向かいました。往年の活躍が偲ばれます。

再び門出駅のホームに戻ってきました。本来であればここから列車に乗って帰りたいところなんですが、

肝心の列車の本数がかなり少ないです。昨年の台風で一部区間が不通になった影響でかなり運行本数が減らされてしまっています。もう少し列車が増えてくれるとこちらの施設にも立ち寄りやすいんですがね。。。

大井川鉄道にはほかにも魅力的な駅がたくさんあります。次回も大井川鉄道の駅の魅力をお伝えしたいと思います!









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