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320 残暑厳しい夏・中禅寺湖でしばしの避暑を楽しむ。

今年の夏は長かった。そして暑かった。
今でこそ秋めいて涼しいですけど、ほんの半月前まで35℃を超えていましたよね。異常に長い夏でした。

そんな長い夏の終わりに日光に来ていた私ですが、日光東照宮の近くでバスに乗り、山の上に向かいました。

やってきたのは中禅寺湖。標高1200メートルを超える山中にあるのでバス停を降りたときに思わず「なにこれめっちゃ涼しい!」と声をあげてしまいました。下界の暑さに比べたら信じられないほど涼しい。ここはもっと避暑地として有名になるべきだ!と思いました。

と思ったら今年6月の広島サミットの際、2023年G7男女共同参画・女性活躍担当大臣会合がここで行われていたみたいです。避暑地としての中禅寺湖もPRしているようですね。

朝に比べるとすっかり雲をかぶってしまった男体山。中禅寺湖はこの山の噴火で堰き止められた湖であり、人造湖以外では日本で一番高いところにある湖です。

中禅寺湖畔にある酒屋さんに入り、地ビールを頂きました。「日光山椒」といい、この中禅寺湖の近くの入会地で採れた山椒を加えたビール。飲むと仄かにですが、山椒の味が口の中に広がります。

酒屋のおじさんが気さくな方でいろいろと教えて頂きました。湖上には遊覧船や脚漕ぎボートなどが浮かんでいますが、左の方に集まっている船はすべてワカサギ釣りの人たちだそう。中禅寺湖は堰止湖でもともと魚はいませんでしたが、放流によりワカサギなどの魚が住むようになりました。以前は凍った湖面の上でワカサギ釣りをしていたそうですが、今はここもなかなか凍らなくなったようです。

中禅寺湖畔に鎮座する二荒山神社中宮祠。こちらは「ふたらさんじんじゃ」であり、宇都宮にある二荒山神社は「ふたあらやまじんじゃ」。読み方も違えば由緒も異なるまったく別の神社です。

中禅寺湖に生息するマスを文字ってか「願いかないます」というマスをご神体?とした小社。シャレ…?でもユニークではあります。

神社の門の上には鯉が。やはりここは湖畔の神社。魚とは切っても切れないようです。

こちらの神社のご神体は男体山。こちらで参拝すると、

こちらから男体山に登っていくことができます。この日も登山客の方が何人か神社にいました。時間的には登山をすでに終えられた方だったようです。

こちらが男体山登山の行程。頂上には二荒山神社奥宮があります。なかなかの道のり。さすがは栃木のシンボル、霊峰です。そう簡単には登らせてくれませんね。

神社からは中禅寺湖を見下ろすこともできます。

さて、中禅寺温泉のバス停から西の方にあるいて二荒山神社中宮祠に来たのですが、再びバス停の方に戻ります。バス停を超えてさらに少し歩くとたどり着くのが日本三名瀑といわれる「華厳の滝」。

中禅寺湖から流れてきた水が大谷川に注ぎ一気に流れ落ちてきます。この勇壮な姿を下から眺められるようにエレベーターも設けられています。

絶えることなく流れ落ちる勇壮な滝。日本三名瀑の名にふさわしい規模、美しさだと思います。

標高の高い中禅寺湖では関東で一番早く紅葉が見られます。その時期は平年では10月中旬からともう始まっています。日光からここに続くいろは坂も紅葉が見事で、シーズンは大混雑するそうでたどり着くのも大変なようですが、ぜひ今年の秋は風光明媚な中禅寺湖畔を訪ねてみていただきたいと思います。













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