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366 やたら凶のでる神社で運試し~京都・健勲神社

ここのところ毎年、京都に初詣に来ています。
定番の八坂神社や伏見稲荷はもちろん、息子が受験の年には北野天満宮、縁切りしたい人がいるときには安井金刀比羅宮などさまざまな神社に参拝をしてきました。

さまざまな「縁切り」を願うお札が張り巡らされた安井金刀比羅宮の「縁切り縁結び碑」。

さて、今年はどこに参ろうかと考えたとき、ふと思い出したのは昨年最初にひいたおみくじが「大吉」だったこと。
正直年の一発目で大吉をひいたことがなかったのでとても喜んだのですが、ふたを開けてみると年初からトラブル続き。近年にない運に恵まれない年になりました。大吉をひいたことでその年の運を使い果たしてしまったかのよう。

であれば、年の初めのおみくじで「凶」をひけばそこで厄を落として運が開けるのかも!

神社の多い京都、探せばあるものです。やたらと「凶」がでる神社。
北西部、西陣にほど近い紫野にある「健勲神社」です。「たけいさおじんじゃ」が正式名称ですが、バス停は「けんくんじんじゃ」。後者の読み方の方が広く伝わっているようです。明治時代に天下統一に貢献した織田信長を讃えるために創建された比較的新しい神社です。

健勲神社は船岡山と呼ばれる小高い丘の中腹にあります。古くから景勝地とされており、清少納言も枕草子で「岡は船岡」と書き記すように古くからここから望む景色は絶景とされてきました。現在でも五山の送り火の日はここからその景色を眺めようとする人で賑わうそうです。

さて、信長公に敬意を表し、初詣を済ませたところで「本題」のおみくじを引いてみることにしましょう。今年初の運試しです。

お守りなどを売る社務所にも御覧の立て看板。やたら凶が出るおみくじはここの神社の名物となっているようです。それでは200円払って運試し。

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うん、やっぱり凶でした。健勲神社のおみくじ、期待を裏切りません。
ただここのおみくじ「大凶」もあるそうで、それよりはよかったということにしておきましょう。

旅行 旅先にて難多し、ということだそうなので気をつけた方がよさそうです。と思ってたら、この冬買ったばかりのコートのポケットが旅先で早々に破れて財布を落としそうになりました。早速「凶」の効果が出ています。

「凶」はよくないことが起こりかねないから緊張感をもって過ごすようにしなさいよ、という戒めだと考えています。大吉だと言って油断して過ごしていては去年のようにしっぺ返しを食らいます。世の中そんなにいいことばかりはありません。よくないことが起こるかもと警戒心を持って生きることでリスクを回避できて結果「吉」に転じることもある。そう思って日々生活していきたいと思いました。

健勲神社の鳥居の向こうから京都の街並みを望みます。清少納言が謳っただけあり見晴らしがいいです。と、鳥居の向こうに虹が見えます。

この日の京都は雨が降ったりやんだりの天気でした。バス停から健勲神社に向かうまではにわか雨が降り、その後日差しが出てきれいな虹を見ることができました。

虹の両端が見えることってなかなかないよね。

冷たい雨の中、ここまで歩いてきた時はついてないな、と思いましたが、雨の中船岡山を登ってここにきたことできれいな虹を拝むことができました。人生いいことと悪いことの繰り返し。凶の日もあれば大吉の日もあります。悪いことをネガティブにとらえ過ぎず、明るく前を向いて生きていればいいことがきっと訪れる。そう信じて今年も日々楽しく暮らしていこうと思いました。








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