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274 新幹線がやってきて新たなステージを迎える~佐賀・嬉野温泉

佐賀県西部には県を代表する温泉が隣接してあります。

1つは武雄温泉。前回まで3回にわたり記事を書かせていただきました。

もうひとつはその西隣、嬉野温泉です。これまで嬉野温泉は公共交通機関だと武雄温泉駅などからバスでアクセスするしかありませんでした。

ですかこの秋、新幹線駅が誕生。一気にアクセスしやすくなりました。武雄温泉から温泉街までこれまで40分ほどかかっていたのに新幹線だとものの5分で着いてしまいます。ただ、駅が若干温泉街から外れた場所にあるため、ここからバスに乗ることが必要です(温泉街まで歩くと20分ほどかかります)。

そんなデメリットを補うのにレンタサイクルが一役買っているようです。

7月中旬には駅前にマリオットと積水ハウスが共同で事業を行うホテルフェアフィールドバイマリオットが開業予定。こちらは宿泊特化型施設ですので、ここに滞在しながら温泉街に繰り出して温泉や歓楽街を歩くのも楽しそうです。

温泉の町らしく、駅前広場には足湯も整備されています。

駅に隣接するのが道の駅「うれしのまるく」はこの地域の特産品を紹介する施設となっています。

嬉野といえば九州きってのお茶の産地。お茶をお香のように炊いてくれており施設内に仄かに茶の香りが漂って落ち着いた気分になりました。

駅からあるいて温泉街へ

多くの方はバスかタクシーで温泉街まで行くんでしょうが、わたしは歩きます。徒歩20分くらいで季節がよければこれもいい散歩です。

2年前にできたばかりの新しい足湯がありました。佐賀の言葉で「ゆっくり」を意味する「ゆっつら湯」。

温泉で傷を致したという伝説の鶴の隣でゆっつらさせてもらいます。

そこから少し歩いたところにあるのが、嬉野温泉を代表する宿の一つである和多田別荘。

noteを始めたころに記事に取り上げたことがあるんですが、この旅館では温泉ワーケーションを推進しており、快適なワークスペースが整えられていて、業務後はいつでも温泉に入って仕事の疲れをいやすことができるという最高の環境を提供してくれています。

新幹線でアクセスしやすくなり、特に九州の方は近いので今日はちょっと嬉野温泉で温泉ワーケーション、なんてこともしやすくなると思います。

ちなみにさっきの「ゆっつら湯」にもローカルwi-fiが飛んでるみたいなのでワーケーションできる環境になっています。

さて、わたしもひとっぷろ浴びることにしましょう、洋館のような建物が目を引く「シーボルトの湯」。朝6時から夜10時まで開いていて気軽に入れる日帰り温泉施設です。

建物内もどことなく大正レトロ感。
お風呂の中も明るいタイル張りで、入っていてすがすがしい気分になります。嬉野温泉の由来は、この地を訪れた神功皇后が戦のあとに兵を温泉に浸からせたところたちまち傷が癒えたため「あな、うれしいの」といったことが由来だとか。浸かるだけで肌が生き返る美人の湯として知られています。

「シーボルトの湯」に隣接するのが「シーボルトのあし湯」。ほかにはない畳のプチ腰掛がうれしいですね。

嬉野温泉は塩田川に沿って広がる温泉街です。今回は朝の訪問で駆け足になってしまいましたが、橋を渡り、川沿いをそぞろ歩きながら温泉街の夜を楽しむのも風情があると思います。

「かもめ」が来るようになって格段にアクセスしやすくなった嬉野温泉。新たな施設もでき、老舗の旅館も時代に合わせたニースに応えられるように変わろうとしています。未来に向かって変化を遂げようとする温泉街、嬉野温泉にぜひお越しください。

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