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333 箱根湯本でヨステビトになる日。

有給は取る予定だったけど、本当は来る予定じゃなかったんですよね。
だけど昨夜仕事でわたしの絡む業務で勝手に良くない方向で事を進めていたことが発覚し激怒。
気分を落ち着かせ、自らを整えなおすために今日の休みは温泉に行って自分を癒そう。そう考えました。
きっと今日はわたしが怒った件を対応するために各所が動いていることでしょうが、そんなのも見たくないので会社の携帯はOFF。

やってきたのは箱根湯本です。5年ぶりくらいの訪問になります。引越して近くなった箱根なんですがなかなか行く機会がありませんでした。平日というのに観光客でごった返しています。外国人観光客が本当に多くなりましたね。登山電車はラッシュアワーのような混雑です。

そんな人込みを抜けてわたしは滝通り温泉通りを歩きます。ここは川沿いに温泉旅館が並ぶエリア。情緒あふれる和風旅館が多くここも途中までは外国人観光客とすれ違うことが多かったのですが、奥に入るにつれ人は少なくなっていきます。

わたしの目的地は天山湯治郷。日帰りの湯治施設で最近ご無沙汰でしたが箱根に来るとだいたいここに通っています。

箱根湯本駅からは徒歩30分くらいなんですが、川沿いを歩くのが心地よく、往路はだいたい歩いていっています。

途中、天成園という箱根湯本で中核となる温泉旅館があるのですが、その旅館の庭園の中に天然の滝があります。

こちらは飛烟の滝。水しぶきが烟(けむり)のように立ち込めることからこの名がつきました。

こちらは玉簾(たまだれ)の滝。流れ落ちる水が玉簾のようであることからこの名がつきました。水が澄んでいて美しいですね。明治43年に昭和天皇も湯本の駅からここまで歩いて滝を見に来られたそうです。

滝の前にあひるが4羽談笑中。何を話しているのダック?

滝に寄り道したので通常より長い時間がかかりましたが、目的地の天山湯治郷に到着。ここも依然来たときよりも車の量が多い気がします。平日の午前中は一番観光客が少ない時間帯なのですが、確実に観光客は増えていますね。外国人の方はこんな日帰り温泉施設をどうやって知るのでしょう?

天山湯治郷は日帰り温泉施設が2つあります。こちらは「ひがな湯治 天山」。AM9:00からPM10:00まで開いています。料金は1450円です。

一方、こちらは「かよい湯治 一休」。AM11:00からPM8:00(休日はPM9:00)までの営業で料金は1200円です。両方入りたい場合はフロントに申し出れば300円ではしご券を発行してくれます(平日のみ)。

まだ「一休」のほうは開いていなかったのでまずは「天山」のほうへ。お風呂は撮ることができませんが、すべての温泉が露天風呂。熱い湯ありぬるい湯あり、窯風呂あり。窯風呂から上がったときに浸かる水風呂も露天で清水を湛えた池のようです。

温泉に入って少し涼みたいなと思ったとき、ここはなんと畳の休憩場があって濡れたまま畳の上で涼むことができるのです。縁側もあってそこでハダカで寝転ぶ人も。古民家で涼んでいるような気分でハダカで寛ぐことができるのが私のお気に入りです。

お湯から上がったあと、休憩をとる場所も古民家のような佇まい。こんな和室や

ウッドデッキなんかで寛ぐこともできます。

おススメは中庭。ひなたぼっこをしながら本を読んだり、ビールを飲んだり。外にいるのが気持ちいい季節なので特に過ごしやすい場所だと感じました。

てなわけで私もここでおビールを飲みながら旅行の記事を読み込みます。
みんながあくせく働いている中、温泉に浸かったあと飲むビールは最高です。本日私はヨステビトです。

しっぽり寛いだ後ははしご券を買って「一休」へ。

明るい縁側を渡った突き当りが男湯、曲がったところが女湯です。ここもすべて露天風呂ですが「天山」は木々や建物に囲まれている一方、「一休」は3方向開けている(男湯)うえ階上に浴槽があるのでかなり開放的な景色を楽しむことができます。違ったタイプの露天風呂を楽しむことができるので両方いくのがおススメです。

そんな感じで仕事を捨ていい休みを楽しんだのですが、夕方メールを見たら新たな事件が発生していました。
本当に気が休まるときというのはなかなかないものですね。それでも今日はしっかりリフレッシュできたということで、明日からまた会社の中で揉まれながら頑張ります。





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