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海外アートビジネス最前線 Patreon($105.9M調達)

ミリオン$以上調達の海外アート系スタートアップを紹介していくコーナーです。今回は、Patreonというアメリカの企業についてご紹介します。

Patreonとは

インディーズで活動するアーティストにパトロンをつけるようなアメリカのサービスです。100億円以上の資金調達をしています。

設立   :May 7, 2013
調達額  :$105.9M
本店所在地:San Francisco Bay Area
シリーズ :Series C

美術品という文脈というよりも、ビデオクリエイター、ミュージシャン、ビジュアルアーティストなど、広くアーティストとして活躍する様々な分野の人たちを支援しているサービスです。

過去には3つの企業を買収しています。

Aug 8, 2018 — MemberfulJun 5, 2018 — KitMar 16, 2015 — Subbable


サービス概要

クラウドファンディングと定期購入を組み合わせたようなシステムで、その名の通り「パトロン」になれるシステムを提供しています。ゲーム実況の人でもこのシステムを使って毎月稼いでいる人がいることでも注目されています。

月額定額制による少額アーティスト支援という文脈では、ArtStickerとも似ています。また、PIXTAさんが展開されているmeceloというサービスも同様にサブスクリプションでアーティスト支援を行うサービスに位置づけされると思われます。なんと100円から応援できるんですね。

他にも、この市場を見据えて参入していると思われるサービスはいくつかありそうです。アーティストというよりも「Vtuber」のファンコミュニティサービスとして、2019.5.21に1.3億円調達のリリースが出たこちらのサービスも同じ視点からサービスを作っていそうです。

ファンは、自分の応援するVtuberに対して、月額1000円から用意された複数の課金コースでVtuberを支援することで、クローズドなチャットルームでVtuberとコミュニケーションを取ることができます。

国内で月額定額でアーティスト支援をする文化が定着する日も近いのかもしれません。

Patreonは、100億円以上調達する規模のスタートアップだけあり、そのプラットフォームに関する数値だけを取り扱う「Graphtreon(グラフトレオン)」というアナリティクスまであることも特徴です。


まとめ

アートを民主化しようという文脈が各所で話題になっていますが、

ブロックチェーンによる「分割所有」
ファンが月額でアーティストを応援できる仕組み(サブスクリプション)
月額定額制のアート作品レンタル(サブスクリプション)

など、国内でも複数のアングルで民主化を起こす動きが見て取れて、とても面白いです。

Patreonのように、海外での同じような動きは国内よりも顕在化しており、時間差で日本のアート市場が民主化する日は夜明け前、というように感じます。


#art #startup #アート #スタートアップ

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村上智彦(キャン太郎)

2018に起業しました。現在、アート市場について調査中。

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