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私の話をしようと思う。2

あらすじ:私が留年したら弟が死んだよ!

結局私は鬱と診断された。で、大学を1回ダブってなんとか卒業した。
生きるのは確かに面倒だったが…しかし、音楽で大物になりたいという思いは消えなかった。

卒業後少しして、音楽の専門学校(予備校?)に行った。
というのも、国公立の音大を受験しようと思い至ったからである。
弟の分までもう一度大学に行くのは卑しいか?
否。国公立ならええやろ。
そんな考えだった。

2年勉強してなんとか滑り込むことが出来た。
作曲科の最下位であった。だが入れれば何でもいい。
大学で学ぶべきは、勉強の仕方であって、勉強の中身そのものではない、と思い極めていたから。

そこで私はオペラの師匠と出会った。
(ついでにその愛弟子(自称)とも出会った。)
合唱出身の私にとって、オペラの世界は…まあ、別にそれほど楽しいものでもなかったが、指揮を振るのは楽しかった。
大学のサークルとはいえ、師匠はプロだったから、いろいろ勉強させてもらえた。
で、そこでつてができて、4年からオペラの現場に入ることも出来た。
相変わらず、鬱で授業を休みがちではあったが、サークルや現場はほぼ休みなしで行ったな。

が、突然崖崩れが起こった。

次回を待て!

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