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無事千字 二〇二四年四月六日 もう食べ放題なんて言わないよ絶対

 昨夜の誕生日は、ラム肉のしゃぶしゃぶをごちそうになった。特に北海道民ならば起こすひとも多いであろう、ラム肉を欲する症候群。

 最近の僕はそれで、「何か食べたいものある?」と聞かれたのでリクエストした。

 ラム肉といえば、ジンギスカン!となるところだけど、誕生日に横並びで黙々と肉を焼き、短時間で終わる光景をイメージすると、なんか違うなと思い、しゃぶしゃぶを選んだ。

 僕の中でラムしゃぶといえば、「北海しゃぶしゃぶ」だ。今でこそ、いろんなお店が提供してるけど、ここが元祖だと思っている。

 20代に勤めていた会社には、食べ盛りな男が多く、確か3,900円くらいで食べ飲み放題でコスパもいいし、僕らも喜ぶもんだから、社長がよくごちそうしてくれた記憶がある。

 すっかり足が遠のいてしまったラムしゃぶ。直近で食べたのは二年ほど前だったか。その時、友人のリクエストで、彼が予約をしてくれたのだが、「北海しゃぶしゃぶ」ではないお店で、火鍋のような感じで、二種類の出汁を味わえるものだった。

 その友人から、最近、海外からの超VIPな客人のリクエストで、「北海しゃぶしゃぶ」へ行ったと聞いた。美味しいものを知り尽くした客人は、何周もまわってるからなのか、大層喜んでいたという。

 そんな話を聞いてから、頭の片隅にあったラムしゃぶ…というか、”北海しゃぶしゃぶのラムしゃぶ”を何日も前から楽しみにしていた。

 考えるに十年近くぶりだったのかもしれない。定番のラムしゃぶ2時間食べ放題&飲み放題のコースがセットされていた。以前は付いていた温泉卵が無くなっていたが、ラム肉だけでなく、三元豚もコースとして用意されていた。(ヘッダーの画像参照)

「食べられるかな?」

 このファーストセットだけでも、かなりのボリューム…正直焦った。

 以前は何皿もおかわりしていたのに、このひと皿めを攻略するのも、いささか不安になった。とはいえ、待望のラムしゃぶ、それはそれは美味しくいただいた…のも束の間、1時間も経たぬうちに満腹中枢は完全に満たされた。

 冒頭の高めのテンションからハイペースで食べたもんだから、2皿目をオーダーしてたのだけれど、一人前を二人でシェアするつもりだったのが、特に何も聞かれず、こちらも言わなかったので、しっかり二人前がリピートアゲイン。

 ここからがなかなかの苦行。おかわりしたものを残して帰るのは失礼だし申し訳ないので、なんとか詰め込んだ。締めのラーメンが一人前だったのが唯一の救いだった。このラーメンだって、とっても楽しみだったはずなのに、完食が目的になり、味はよく覚えていない。

 それにしても、今日も右肩が上げづらい。肘を肩より上に上げると、肩の付け根あたりに痛みが走る。朝の起きがけが一番辛い。いろいろとネット検索してみたところ、五十肩で間違いなさそうだ。

 四年前は二週に一度のカイロプラクティックを三か月、毎日の自宅ストレッチで完治したけれど、今回はどうなることやら。

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