LGBTQの当事者として
発信することは大事だろうと
ずっと思ってはいたんですけど

そんなに表で目立ちたいタイプでもないし
面倒だし、と
グズグズとしていたんです

でも最近某トイレのせいで
一部の声がメディアから広がっているのが現状で
それに対して思うところは確かにあるので
重い一歩を前に出したというのが実のところです

LGBTQの何某の問題って
何を持ってして”当事者“とするか
定義しないと意味がないんです

だってそもそも
LGBTQっていう概念は一枚岩ではなく
マイノリティーを寄せて集めた総称であって

トイレで困ってる”当事者”が
一体どの層なのか
そこから始めないといけないし

それに困ってるって言ったって
その種類だって色々あると思うんです

前の記事（Qの自己紹介をしております）
で書いた通り
見てくれはぱっと見男子なので
トイレ問題は確かにあって

でも友人を含めた周りの認識と違うことは
困ってるのは私ではないというところ

他の利用者の方や警備員の人を
驚かせてしまって困らせて申し訳ない
が1番近いんですよね

困っているのは私ではなく
私がトイレを使うときに周りにいる人々
とでもしておきましょうか

私の場合は女子トイレを普通に使いますし
男子トイレは全く使わないんですけど

まあ女子トイレ入ると
十中八九二度見されます

だって男の子に見えるんですもん
びっくりするでしょうそりゃあ

掃除のおばちゃんも驚かせまくってます

警備員にそっちは女子トイレですよ
と止められたこともあります

すみません女子なんです〜、、
と言ったり言わなかったりしながら
トイレは使ってます

実際は可能な限りは
多目的トイレのお世話になっています

私の場合はですけど
現実的に考えて
イレギュラーが現れてびっくりしちゃうのは
理解があれば云々とかの話じゃないですし

日本はある程度平和とはいえ
危機感を持つことは大事だと思いますし

嫌な顔されたこともありますけど
それで嫌な気持ちにはならないです
正常なリアクションだと思ってます

警備員さんもきちんと
安全を守ってくださってますし

トイレで一瞬すれ違う他人への
若干の申し訳なさのためだけに
自分らしさを脱ぎ捨てることはありませんが

女子トイレに入る時は
今日もまた人を驚かせてしまうなぁと
ちょっとだけごめんねと思いながら
出来るだけ滞在時間は短く
ささっと済ませてます

利用者ビビラセチャッタは
世のボーイッシュ女子は
みんな経験があることとは思いますけど

私は存在としては
別に悪いことはなにもないですし
皆様も何にも悪くないので

これはもうある意味しょうがない部分で
ただのそういう”イベント”ですよね
それくらいの認識です

びっくりした後その情報をどう処理したかは
知的好奇心としてデータ取りたいという意味では
ちょっとは興味はあるんですけど

結局話しかけることもかけられることも
まずないですし
手に入らない情報を空想しても意味ないので
誰がどう思ったかとかは
やっぱり興味はないんですよ

ただ一つ言えるのは
たぶん普通に女性として生きている人は
そもそもこのトイレという”イベント”を
毎回経験することもないわけで

全く困ってはいないですけど
トイレっていうのはどうしても
当事者性を認識せざるを得ない場所では
あると思います

この話は
あくまでも私個人が
どう感じているかなので

世のボーイッシュたちは
嫌な思いをしてるのかもしれませんし
私基本ポジティブなので
データとしては外れ値かもしれません

でもまあこういう事例もありますからね、と
お伝えできたら十分満足です

問題の本質を
きちんと議論できる世の中であればいいのにとは
常日頃から思っておりますが

まだ社会の波に揉まれて擦れていない
若者たちが
自分らしくいられるために
アラサーQの経験談も役に立てば幸いです