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薬物について思うこと。

「野菜 手押し」



とツイッターで検索するだけで無数のプッシャー達がヒットしてしまうこの令和の時代。


ここからテレグラム等に誘導し取引を行うシステムになっていると聞く。


SNSの中でもツイッターがプッシャー達の根城になっていることもあり、少しでも薬物の恐ろしさを伝えるために今回noteを書いた次第だ。


俺もガキの頃は大麻を嗜んでいた時期もあったがそういう経験も踏まえて書いていこうと思う。
※もう時効だからガタガタ言わないように。


結果的にその先へは進まなかったが、大麻をやると他のハードドラッグに手を出しやすくなるというゲートウェイドラッグ理論はわりかし正しいと思う。



現在シャブをやっている奴もヘロインをやっている奴も薬物入学式ではまず大麻から経験する。



これはほとんどの薬物経験者がそうだと思う。



いきなりヘロインをやったなんて奴はほとんどいないだろう。




決して大麻自体が悪い物だとは思わないが、そこから先へ進んで不幸になった奴らを無数に見てきた俺としてはやらないに越したことはないと思う。


昨今は女子高生がアパートの踊り場で栽培したりと大麻へのハードルが明らかに下がりつつある今だからこそこういう注意喚起になる話が必要だと思ったんだよな。


キッズたちもそういう物に手を出す前に悲しむ人がいるってことを忘れないでほしい。


これまで積み上げてきた物がすべて崩れる可能性だってあるんだ。



そういうことを今一度よく考えてから行動するんだな。



今日は数少ない俺が尊敬していた先輩の話をしようと思う。





まあ暇な奴らは読んでくれよな。



以下先輩はUくんと表記する。



Uくんは同じ地元の3個上の先輩なんだが、頭が良くリーダーシップに優れていていつも周りに人が集まるタイプの人間だった。



人当たりが良いUくんとは俺もすぐに打ち解けて仲良くなりガキの頃は本当によく遊んでいた。



思えば俺が初めてマリファナを嗜んだのもUくんの家だったな。




どこから入手してきたのかは分からないが、まだケツの青いガキ好奇心旺盛だった俺は勧められたジョイントをすぐに咥え勢いよく吸い上げた。



人生初めてのトリップはとても強烈で溢れ出る多幸感に俺はすぐ虜になっちまった記憶がある。



Uくんはその頃から口を酸っぱくして言っていた。




マリファナだけにしておけよ、シャブは絶対にダメだからな。」



それもそのはずだ。



Uくんの父親は完全なポン中だった。



朝起きると同時にシャブを打つような人間で、少しでも気に食わないことがあると母親を殴り倒してしまうような人だったらしい。



この頃には既に父親から逃げ出していて母親と二人で暮らしていたが、そういう経緯もありマリファナを吸わせてもらう度にシャブはダメだぞと言われていた記憶がある。


そういう先輩の言葉もあり悪友からシャブを勧められる機会があっても俺は頑なに断っていた。



そうこうしているうちに俺もUくんも大人になり、Uくんは都内でWIFIの契約会社を立ち上げて順調に業績を伸ばしていた。


当時はそういう会社は少なかったからかなり儲けていたと思う。



丁度昨日レイモンドさんがこんなツイートをしているが、俺にとってのUくんはまさにその良き先輩のひとりだった。



酒の場での楽しみ方下の人間の扱い方ビジネスに対する考え方などまだまだガキだった俺に生きていく上で大切な事をたくさん教えてくれた。



いまこうして会社を数社持てていることもUくんの存在が大きいと思う。



本当に良い先輩だったんだ。



だからそれからしばらくしてUくん覚せい剤取締法違反逮捕されたときはショックという言葉で言い表せないほどショックだった。



何故あれだけ嫌っていたシャブに手を出したのか。


逮捕されるということはそれほどまでに常習化しているということなのか。


どちらもダメだが炙りなのか打ち込みなのか。



様々な疑念が俺の頭の中を錯綜した。



Uくん
の会社のNo.2の奴とは何度か飲みの場で同席したことがあり面識があったからすぐに確認すると、どうやら会社を設立してから数年が経って業績が伸び悩みかなり苦しい状況でUくんも悩んでいたらしい。



思えばその頃からWIFIの契約会社もタケノコのように増えていき競合他社の増加により業績が怪しくなってきたんだろうな。




シャブの力を借りれば厳しい状況を乗り越えられるとでも思ったのだろうか。



まあでも業績が悪くなってきて不安になる気持ちは同じ経営者として分からないでもない。



その重圧に先輩は負けたのだろう。



初犯だったためしばらくしてから執行猶予付きの判決がでて釈放されたが連絡しても先輩は俺に会おうとはしなかった。



あれだけシャブはダメだと言っていたのに自分がそのシャブで逮捕されてしまい合わせる顔がないのだろう。



だが俺は信じていた。



Uくんならきっと立ち直れる。
一度ミスはしたがこれからまた頑張ればいいだけだし先輩ならきっとやれる、と。



先輩が釈放されてから1年ほどが経過した暑い夏、俺は久々に飲みに誘われてテンションが上がっていた。



きっと先輩なら見事に復活を果たしていつもの覇気を取り戻しているに違いない、そう信じていたんだ。



久しぶりに会った先輩は頬がコケていて真夏だというのに長袖を着用していた。



会話中も呂律がうまく回らず正確に聞き取れたのは全体の3割ほど。



先輩に昔の覇気はまるでなく最早完全にポン中だった。



その姿に俺は物凄く悲しい気持ちになった。



もうシャブはやめたよ
、と微笑みながら語っていたがその瞳孔は完全に開いている。



これからはシラフで戦うよ、という言葉を最後に先輩を見送った俺は深い喪失感に襲われた。



地元柄誰かがポン中になる姿はこれまで何人も見てきてはいるし、アホだなくらいにしか思わないけど尊敬していた先輩がポン中になっちまったのは本当に悲しかった。



だが後輩である俺がどうこうするっていうのは違うと思うしUくんが自分で辞めると決めない事には何も始まらない事案だからそのまま特に何もせずに月日は流れていった。



最後にUくんとあってからどのくらいの年月が経っただろうか。



その後Uくんが滅茶苦茶になり会社を畳んだ話は人づてに聞いたが、現在は何をしているか誰も分からなかった。



俺はというと日々仕事に明け暮れる毎日。



そんな時知らない番号から電話がかかってきた。



「久しぶり、覚えてるか?」



昔からの友達ってのは全然会わなくても声だけで分かっちまうもんですぐにUくんだと気づいた。



話を聞くと結婚して子供がいるらしいのだが大きな病気になっちまって金を貸してほしいということらしい。



ひとまず会って話そうということで会社付近のカフェで久々に再会を果たした。



会話を始めてから1分ほどでUくんシャブを辞められていないことに気づいた。



相変わらず呂律は回らないし涼しい店内なのに汗はダラダラ



常にキョロキョロしていて落ち着きがない。



何故金が必要なのか必至に説明していたがどう考えても嘘としか思えないような内容で到底信用できなかった。



ポン中ってのは基本的にみんな嘘つきになるもんで、シャブをやるためならどんな嘘でもついちまうようになるんだよな。



だが俺はUくんの話の真偽に関わらず金をあげることは事前に決めていたからカバンから200万が入った封筒を取り出すとそれを手渡した。



貸してほしいといわれた金額は50万だがその4倍の200万を渡したのはここからまた復活してほしいという微かな願いも込めている。

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ちなみに昨日ツイートしたこの札束は買い物で使う予定だったのだが、その途中でUくんから連絡がきたからこのまま丸っと渡したんだよな。




まだ先輩がかっこよかった頃はかなり奢ってもらったしこれくらいの事をするのは当然だとも思う。



その金をどう使ったのか、まあこの話自体昨日の話だからこれからどう使うのかは分からないが、またカッコいい先輩に戻る手掛かりにでもなればと思う。



一度は掴んだ成功もシャブが入ればすぐに壊れちまう。



ガキの頃も大人になってからもシャブがダメだということはUくんから教わった。



辞めるのは本当に大変だろうけど、シャブを完全に辞めたUくんを俺はまた見てみたい。



心から辞めれるように願っている。




おわり



とまあUくんの話を軽くだが書いてみたぜ。



大麻から始まって覚せい剤への流れは俺も多く見てきたし、覚せい剤を触っている奴は大抵不幸な道へ進んでいる。



そもそも覚せい剤で幸せになる奴っているのか?

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田代を見ていて分かるように覚せい剤を辞めるというのは本当に大変なことなんだ。


全員が助けてあげたいと手を伸ばしてもその手を弾き飛ばしてシャブをやっちまう。


そのぐらいの魔力が覚せい剤にはあるんだ。



清原は本当によく頑張っていると思う。



Uくんも清原のように辛抱強く我慢してもう一度覇気のある姿を見せてくれると嬉しいのだが。



まあこのnoteを読んだお前らは薬物なんて手を出さず酒だけで我慢しておくことをオススメする。



また子供がいる世代は自分の子供のスマホに下記のようなアイコンのアプリが入っていたら要注意だ。

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親パワー
を十分に行使して一度は検閲することを強くオススメする。


まあ今回のnoteは関係のない奴も多いと思うけど注意喚起もあって長々と書かせてもらった。



結局健康が一番、薬物ダメゼッタイってこと。




じゃあな。

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