お笑い留学日記 ラスベガス編


大阪じゃウケないので拠点をラスベガスに移すことにしました。

渡米1日目
空港では「日本から侍が来る」と噂になっていたらしく飛行機から降りたと同時に警備員が撃ったテーザーガンが両目に刺さり初日で失明しました。
こっからやで、俺のお笑いは。

渡米2日目
ホームステイ先の家族と初対面、ぎこちない英語ながら必死に覚えた言葉でまずは挨拶「Hello My Name is shunta kondou. I'm japanese comedian」
と言ったら日本語で「死ね」と返された
こわいねぇ、北米は

渡米3日目
色々あってホームステイ先の家に到着、家の紹介も兼ねて自己紹介をしてくれた。
どうやら4人家族らしく、母親が「エマ」父親が「ポール」姉が「アシュリー」妹が「ロバートレッドフォード」って名前らしい。
妹はまだ僕のことを信頼してないみたいだ。

渡米4日目
色々あってホームステイ先の家族がキャンプに連れて行ってくれた。移動中の車の中で和気藹々と会話し楽しい時間を過ごした。目的地につくとポールからトランクにあるキャンプ用具を取るよう指示されたのでブルーシートをめくると人数分のショットガンが積んであった。アメリカだなぁ

渡米5日目
どうやら家族の他に庭で犬を飼っているらしくアシュリーに紹介してもらった。
名前は「エリザベス」
犬種がわからないほど手入れされてなかった、撫でようと思い手を近づけたが、よく見るとダニまみれだったのですぐに手を引き「あたたかそう」と意味不明の感想を言って自分の部屋に戻った


渡米6日目
部屋で横になってるとエマが「夕飯の時間よ」と言ってくれたのでリビングに向かった。
エリザベスがリビングにいたので自分の部屋で食べた。
ご飯の味を変えるのは調味料以前に環境だからね。


渡米7日目
エリザベスを家族に黙って勝手に洗った。2時間ほどかけて必死に取り組んだ。一通り終わった後タオルで拭いてると激しく吠えられたのち指を噛まれた。この日から僕はエリザベスの事を「犬」と呼ぶようになった。


渡米8日目
気持ちよく朝からジョギング!るんるんるーーん!!!!アメリカの街を堪能しながら気持ちのよい朝を迎え、家に戻ると玄関で犬(エリザベス)の糞を踏んだ。現地で新しく買ったスニーカー、僕は生まれて初めて他人の家の壁を殴った。

渡米9日目
夜中に家族全員でスポンジボブを見た。本場の吹替なしのスポンジボブはすごく新鮮だった。ポールに「日本にこんな面白いものはないだろ、敗戦国だもんな」と言われ、普通に嘘だと信じたい。


渡米10日目
朝起きると姉妹が激しめの喧嘩をしていた。僕は喧嘩を止めようと間に割って入った。喧嘩の原因を聞くと早口すぎて何言ってるかわかんなかった。「Please speak slowly.」といったらビンタされた。

渡米11日目!
ようやくこの時が来た
俺はお笑いをするためにベガスにきたのだ。今日が初舞台、ネタの掴みで滑って舞台裏で保安官に半殺しにされました。アメリカってこわいねぇ。


渡米12日目
滑ったことに傷心していると、エマが僕の部屋にサンドイッチを持ってきてくれた。大きいのが3つ、すごく嬉しかった。具はなんだろうと思ってみてみたらアボカドとサラダとトマトだった。あぁ、日本に帰ってカツサンド食いてえ、、、


渡米13日目
2回目のお笑いのライブ、舞台裏に保安官がいない事を確認すると張り切って舞台に飛び出した。今日はいつもと違ってコントではなくアメリカンスタンダップコメディスタイルの漫談をした。死ぬほど滑った。1番前のおばあちゃんがベロを出しながら両手で中指を立てていた。
全然殴ったら勝てるし全く腹は立たなかった


渡米14日目
ラスベガスといえばギャンブル、さっそくルーレットをしに行った。500ドル負けた、大体5万円くらいになるのかな。2度といかねぇ。雰囲気もいや、人多いわちょっと。


渡米15日目
もう半月かぁ、はやいなぁ


6月後半へ続く



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?