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東北三大祭り旅行記

2022年8月6,7,8日に東北三大祭り(秋田竿燈まつり、青森ねぶた祭、仙台七夕まつり)に行ってきたのでその記録をつける
できるでけ細かくあったこと、思ったことを書いていく

まだ途中までしかかけてないです。加筆予定

目次

  • それぞれの祭りのざっくりとした紹介

  • 1日目(8/6)in秋田

    1. 秋田へ

    2. 秋田到着

    3. 竿燈まつり!

  • 2日目(8/7)in青森

    1. 青森へ

    2. 青森到着

    3. 昼ねぶた

    4. 夜ねぶたまで

    5. 海上ねぶた花火と共演

  • 3日目(8/8)in仙台

    1. 七夕まつり

  • 参考文献(紹介したところのURLなど)

  • 観覧席取るべきか否か

  • 東北三大祭りを周る上で気おつけておきたいこと

  • 今回の旅行を通して思ったこと

  • フォトギャラリー


それぞれの祭りのざっくりとした紹介

秋田竿燈まつり

8月3日〜6日に行われる。
昼に妙技会、夜に竿燈演技(祭り本番)が行われる。最終日の昼に妙技会決勝が行われる。(少なくとも今年、2022年は)

竿燈と呼ばれるなんかでかい竿を上げる祭り。竿にどんどん持ち手の部分を付け足していき長くする(動画参照)

最終的にはこんなに長くなる

お囃子と共に竿燈を上げ、技披露。一度竿燈を下ろし少し場所を移動、その後竿燈を上げ技披露。を3セット行った。

竿燈はこの赤色で塗られた大通りで上げれられる


青森ねぶた祭り

8月2日〜7日に行われる
2日、3日 夜:子どもねぶた、大型ねぶたの運行
4〜6日 夜:大型ねぶたの運行
7日 昼:大型ねぶたの運行
    夜:青森花火大会・ねぶた海上運行。

6日夜は授賞ねぶたが最後尾、7日昼は先頭という運行順序になる。

陸でのねぶた運行はこのように運行される。


仙台七夕まつり

8月6日〜8日に行われる。祭り前日の8月5日には前夜祭として花火大会が行われる(仙台花火大会)

マップはこんな感じ


起源など

秋田竿燈まつり

竿燈まつりは、真夏の病魔や邪気を払う、ねぶり流し行事として宝暦年間にはその原型となるものが出来ていたという。
(中略)
元々、藩政以前から秋田市周辺に伝えられているねぶり流しは、笹竹や合歓木に願い事を書いた短冊を飾り町を練り歩き、最後に川に流すものであった。それが、宝暦年間の蝋燭の普及、お盆に門前に掲げた高灯籠などが組み合わされて独自の行事に発展したものと言われている。

秋田竿燈まつり公式サイト 竿燈まつりについて

今調べた。竿燈まつりを見てるときは知らなかった。こういうのを事前に調べておくとまつりをより一層楽しめると思う。
ざっくり言うと「病魔や邪気を払うために竿燈をあげよう」というまつり

竿燈をあげる様子

それと、屋台村というのがあり、そこではたくさんの屋台が出て食べ物を売っている

青森ねぶた祭

青森ねぶた祭は、七夕祭りの灯籠流しの変形であろうといわれていますが、その起源は定かではありません。
奈良時代(710年~794年)に中国から渡来した「七夕祭」と、古来から津軽にあった習俗と精霊送り、人形、虫送り等の行事が一体化して、紙と竹、ローソクが普及されると灯籠となり、それが変化して人形、扇ねぶたになったと考えられています。
初期のねぶたの形態は「七夕祭」であったのでしょう。そこに登場する練り物の中心が「ねぶた」と呼ばれる「灯籠」であり、七夕祭は7月7日の夜に穢れ(けがれ)を川や海に流す、禊(みぞぎ)の行事として灯籠を流して無病息災を祈りました。これが「ねぶた流し」と呼ばれ、現在の青森ねぶたの海上運行に表れています。
「ねぶた(ねぷた・ねふた)」という名称は、東北地方を始め、信越地方「ネンブリ流し」、関東地方「ネブチ流し・ネボケ流し・ネムッタ流し」等の民俗語彙分布と方言学から「ねむりながし」の眠りが「ねぶた」に転訛したものと考えられています。

青森ねぶた祭オフィシャルサイト ねぶたの由来

竿燈まつりの由来の「七夕祭り」、「ねぶり流し」と起源は同じっぽいね。ここまで行くと仙台七夕まつりの起源の紹介は要らなそう。

それぞれの起源を統計樹っぽく示すとこうなるのかな


ねぶた

めちゃくちゃでかい。間近で見るねぶたは圧巻である。
屋台は確認できなかった。

仙台七夕まつり

仙台七夕は、伊達政宗公の時代から続く伝統行事として受け継がれる、東北の夏祭りのひとつです。毎年200万人以上が仙台を訪れ、仙台市内を彩る笹飾りを楽しみます。

仙台七夕まつり 仙台七夕まつりを知る

えーっと、それ以前の話しが知りたかった。「伊達正宗公の時代から続く」ということはそれ以前は祭りはやってなかったってことなのかな?
この説明は置いておいて、瑞鳳殿ってとこに行った時に七夕の種類と意味について説明があったので、

「七つ飾り」といって7種類の七夕それぞれに意味がある

主に七夕は商店街に飾られており商店街には食べ歩きができそうな店がたくさんある。(感染症対策のため食べ歩きするなとアナウンスがあったが…)

マップ


商店街ではこんな感じに飾られている



1日目(8/6)in秋田

1.秋田へ

家を8時半に出て新幹線で秋田に向かった。
ご飯をどこで食べるか、祭り始まるまでどこを観光するかなど事前に調べてなかったので新幹線の中で調べた。
秋田の食は「きりたんぽ」「稲庭うどん」「比内地鶏ひないじどり」が有名だそう。(他にも有名なものはたくさんあるだろうけど軽く調べたらこれらが出てきた。)
ということで秋田駅周辺でこれらを扱ってる店を探した。でもどれも高い、一品数千円がほとんど(調べるの下手だったかもしれん)で、結局秋田駅に隣接してるビル、Topicoの3階にある「秋田比内地鶏や」という店に決定。(この時はまだ店の場所を確認してなっかた。)
続いて観光名所調べ、

秋田駅周辺をGoogle Mapで見るとでっかい公園と美術館を発見。
とりあえずここを回ることに決定。
などなどしてると田沢湖駅(秋田駅の3つ前の駅)に到着。隣に若い男性が乗ってきた。男性はノートパソコンを開きカタカタとキーボードを打っている。その後少ししてパソコンを閉じスマホを見る。その後またパソコンを開くがキーボードをあまり打っていない。またしばらくしてパソコンを閉じスマホをみていたので、「どこまで行くのですか?」と私が聞くと「大曲まで」(秋田駅の1つ前)と答える、今度は私が同じ質問をされたので「秋田です、竿燈まつりを見に」と答える。
男性「1人旅ですか?」
私「はい」
男性「いいですね」
今度は私が「何をされに大曲へ?」と聞くと「親族の葬式に」と男性は答える。
私は「そうなんですね…」としか言えなかった。
男性は大曲につくと「では、楽しんで」と言い新幹線を降りた。
そして私も次の駅である秋田駅で下車し、昼ごはんの予定地である「秋田比内地鶏や」を目指した。場所がわからなくて秋田駅周辺をうろうろしていると広間で何かやっていた

「まちあわせハチ公ガールズ」という地元アイドルの公演だそうだ。ちなみにこの写真の人たちはそのアイドルグループでなくそのグループについて紹介している人だった。喉が渇いてるのとお腹が空いていたのでこの写真だけ撮ってこの場所を後にした。「そういえばGoogle Map で場所を確認すればいいじゃん」と思いつき確認。そしたらおかしいのだ、

バスターミナルのど真ん中に表示されている。「まさか、そんなことないでしょ」と思いバスターミナルに向かって見ると、、、もちろんなかった。
「えぇ、まぁそうだよね、どしよっか、店の住所を、、、」
どうやらTopicoという建物の3階にあるらしい。そしてTopicoは秋田駅に付属してるショッピングセンターっぽい。とりあえず。Topico店内に入る。3階に向かう。どうやら3階は飲食店コーナーらしい。比内地鶏や以外にもいくつか飲食店があり、それそれが行列を作っている。
その中で特に並んでいたのが今回の目的地「秋田比内地鶏や」だった。あまりに並んでいたので順番待ちのところに名前を書いて喉が渇いてたので飲み物探し。


で結局セブンを見つけ友達にオススメされてたルイボスティーを購入。

戻って、それでも順番はまだまだだったので待ち時間にTwitterを見ていると昼に竿燈妙技会という大会の決勝があるそう。
時間があれば見に行ってみることに。

で、新幹線で事前にメニューは見てたので席案内されてそのまま「冷がけそば」と「比内地鶏からあげ」を注文

冷がけそば
比内地鶏からあげ

感想も長くなりそうなのでカット

その後ホテルを目指してぶらぶらしてまたさっきの広場に寄る。

今度はなんかの演舞をやっていた。めちゃくちゃかっこよかった。祭りを感じた。こういう雰囲気とても好きだ。

その後ホテルにチェックインし荷物を置き散策開始!
竿燈妙技会を見に行こうと思い会場へ、そうするともう既に大会は終わっており、授賞式をしていた。

千秋公園へ

その後「秋田市立中央図書館」、「あきた芸術劇場ミルハウス」と興味の赴くままにぶらぶらした。

「時間もまだあるし会場の下見にでも行くか」と思い

ここを一周してきた。祭りでどのように観るかをイメージした。

「これで足りる?」
結束バンドを持った大学生らしき男性がプラスチック製のあみあみのなんかを組み立てている男女3,4人組に声をかけていた。
周りを見るとはっぴを着た、はっぴを着ていなくても祭りの準備をしている地元民が居た。

緑色のグラウンドがあるところが屋台村でこの時ここで「雪氷 いちご味」を食べた。

ホテルに戻り飲み物を買うため近くのスーパーに向かう。飲み物(十六茶と麦茶)を買いホテルに戻った。ホテルに着いて「俺、ホテル一回戻る必要あった?スーパーにそのままよってけばよかったじゃん」と思った。
そして十六茶を部屋に置き、まつり会場へ向かった。(めちゃくちゃあっち行ったりこっち行ったりでいろんなところ往復してる)



もうほんとに流石に終わらなそうなので文章だけで書く。
大学も竿燈を出していた。企業などの宣伝にもなっているのだろうと思った。

「久しぶり〜!覚えてます?」と竿燈をあげていた人に懐かしそうに声をかける女性。まつりが終わった後、竿燈と一緒に写真を撮ってもらう車椅子のおじいちゃん。
女性はここ出身の人だろうか、結婚や仕事でここを離れた人だろうか、竿燈をあげていた人は恩師?先輩?どのような関係だったのだろうか
おじいちゃんも昔は竿燈をあげていたのだろうか、竿燈をあげるのは体に負担が大きそうだしそれが原因で車椅子に座っているのだろうか。なんて考えてしまう。
帰る途中、歩いていると救急車が鳴っていた。「アナウンスでも『竿燈が倒れることがございますので…』って言ってたしなー」と思った。
そんなことを考えていると目の前で救急車が止まった。気になったので少し足を止めて見ていた。するとはっぴを着た男性が両脇2人の男性に肩を貸してもらい、誘導されながら救急車の方に向かっていた。その男性の顔にはガーゼがしてあった。
そう言えば竿燈をあげるのにはいくつか技?種類?があることに気づいた。手のひらに乗せるもの、腰の帯に引っ掛けるもの、そしておでこに乗せるもの。
おでこに乗せるのに失敗してしまったのだろうか、顔のガーゼが赤く滲んでいる。
そしてその人を見ていてふとあの車椅子のおじいちゃんを思い出した。もちろん竿燈とは全く別のことで歩けなくなったのかもしれない。「でももしかしたら…」と思った。おじいちゃんの竿燈と写真を撮ってる時の顔を思い出した。あの楽しそうな嬉しそうな顔。
もうこのことは考えるのをやめよう。と思った。

屋台村とは別の屋台に行き晩御飯がてら何か美味しそうなものがないか見て回った。(祭り始まる前に寄っていたが詳しく見ていた訳ではないので)
なにか忘れたけど秋田ご当地の食べ物があった。食べようと思い屋台の人にそれを頼むと「ごめんなさい、もう売り切れてしまいました」と言われた。
隣にあったたこ焼きを食べた。

たこ焼きonタルタルソース

ホテルに戻った。
一階の食堂でそばを夕食として出していたのでまだ食べ足りなかった私はそれも食べた。それを食べながら今日あったこと、アゴラ広場で踊りを披露する子たち。祭りの準備をする学生(?)たち。はっぴ姿で街を歩く祭りっ子。「アナウンサーかよっ!」って思うくらい聞き取りやすい声でアナウンスする浴衣を着た女性。竿燈あげていた人に声をかける女性。子供が竿燈を上げたのを見て喜び、子供の頭を撫でる母親。竿燈と一緒に笑顔で写真を撮るおじいちゃん。怪我をして救急車に運ばれる男性。を思い出しながらボケーっと麺をすすった。
「この祭りは、竿燈まつりは、ここ、秋田県民(秋田市民?)にとって家や家族のようなものなのかもしれない。いつ戻ってきても温かく向かい入れてくれるところで、優しく、楽しく、懐かしい。そんな祭りなのかもしれない。」そんなことを考えていた。食べている時はこんなに言語化されてなくただ、温かく懐かしい気持ちが心を満たしていた。私はここに初めて来た観光客なのにだ。

風呂、「ナトリウム・塩化物炭酸水素塩」のはなし
アイスを食べ部屋に戻り明日、どこを回るか調べねる




2日目(8/7)in青森

朝起きてスマホを開くとこんなメールが…

青森行きの新幹線が運休になったそう
秋田駅に電話をかけ、「どうしたら青森に行けますか?」と伺うと「一度、秋田ー青森間を払い戻ししていただき、再度盛岡経由の新幹線をとる」とのこと、昼ねぶたを見たかったので到着時刻が同じくらいになる8:11秋田発、盛岡乗り換え新青森11:42着の新幹線に乗ることにした。

このスケジュールに決定


現在の時刻は7時過ぎ、御幣流しは7時から、移動時間を考えると間に合うかどうか、厳しそう。それに仮に今から行って戻ってくることを考えると新幹線の時間に間に合うかどうか、、、
考えていてもしょうがないのでとりあえず御幣流しの会場、旭川刈穂橋まで行ってみることに。
駆け足気味で向かいうも、もうやってなさそう。仕方なくホテルに戻った。ホットコーヒーを飲もうと淹れるが熱くて飲めない。新幹線の時間があるので一口しかコーヒーを飲めないままチェックアウト。駅に向かう。時間がなかったので朝ご飯は駅に向かう途中コンビニで買い、新幹線の中で食べることに。駅で秋田に来た記念といしてポストカードを探す。(ポストカードはかさばらないため旅の記念に最適だと思ってる。)
そしてこちらを購入。


駅のホームに到着。新幹線はもう来ていたので乗車。席に座ろうとするともう既に人が座っており爆睡中。どうしたものかと眺めていたらすぐ起きてスマホで時間を確認後席を立ち、下車した。私はその席に座る。ほんのり暖かいw。さっきコンビニで買った朝ご飯、チョコチップスティックとツナマヨおにぎりを食べながら青森での昼ごはんを探す。調べると「八戸せんべい汁」「黒石つゆ焼きそば」「大間マグロ」Google Mapで場所を調べると

あれ?

あれれ?

んんん??
もしかして青森(県)だけど青森(市)じゃない?…
くそーーー、青森市でなんか美味しいものないのー?
青森市、地形的に養殖とかやってそうだな、海産物で探すか、ほうほうほう、ここで決定!()

残りの新幹線の乗車時間、爆睡。
盛岡着。新青森行きのが45分後、とりあえずトイレに行き、あとは駅構内をぶらぶらする。
ぶらぶらしてるとこんなもを発見!

南部鉄器の紹介

南部鉄器は東北ってのは知っていたけど盛岡だったんだね。初知り。
それとこんなものも

馬の飼育に特化した家だそう。岩手は昔馬が有名だったんだね。
他にお土産やさんを見ながら「乗り換えで通った駅でお土産買うのは違うよなあ」と思っていると時間になったので新青森行きの新幹線に乗り青森へ。尚、乗車中は爆睡。

気づいたら新青森。

駅ではたくさんのねぶたがお出迎え。

ホテルに荷物を置いていざ青森駅へ!
と、新秋田駅に戻り改札を前にして思う。
「ICカードタッチするとこどこ?」
ふと後ろを向くと切符券売機に行列が、、、
横を見ると何やら看板があることに気づく。

えぇ、そんなことある?地元(同県内の最西)のほぼ人が出入りしない駅ですらICカード使えるのに…
仕方なく券売機に並ぶことに。尚、券売機は1機。()
12時18分。12時21分発なのであと3分。「もう間に合わないかな〜ご飯食べることも考えると昼ねぶた間に合わなそうだけど次ので行くか…」なんて考えてると後ろから声をかけられた。

?「青森行きですか?」
私「はい」
?「もうすぐ電車が来ますので、こちらで青森駅で精算お願いします」
と紙切れを渡された。

それで電車は2or3両車(覚えてないけど少なかった)のワンマン電車。
なんだろうこの「青森駅に新幹線通れなかったから作ったよ」感。
と思いつつぎゅうぎゅうに詰められながら思う。
隣の男女2人組の話が聞こえる。SNSとかで知り合ったのだろうか明らかに実名ではないアカウント名みたいなので呼び合っている。
男「えーそうなんだ。俺まつりとか向いてないんだよねーねぶた見ても『あーなんか通ってる』って感じで」
私(じゃあなんできたwww)
女「へー笑」
私(おいおい、興味持たれてないけど大丈夫か…)
なんてぼーっとしながら聞いてるとすぐに青森駅に着いた。
とりあえず早く昼ごはんを食べなくては。と思い『お食事処 おさない』へ

めちゃくちゃ並んでた。12時40分。あと20分で昼ねぶたが始まる。
開始は見れなくてもしょうがないか、先頭がゴールするのが14時20分だし、13時半くらいに食べ終わって向かえば先頭を見られるかな。
13時20分頃に店に入れた。
今日のお昼ご飯はこれ

お食事処 おさない いくら丼

「養殖やってそうだなって思って海鮮にしたのにいくら丼じゃ養殖関係ないじゃんw」といくらを目の前にして思う
「いくらって確かプリン多かったよな」と考えながらプリン環の構造式をおもいだぞうとするが思い出せない「ベンゼン環とN1つ入った5員環だっけ?」
まぁいっかと思いいくら丼を食べる。

「うまい」 あとでちゃんと感想付け足す。

はい、美味しいです。ちな、プリン環の構造式はこちら

美味しかった。で食べ終わったのでねぶたを見にゴール地点に向かう。

音が聞こえる。お囃子の音が。もうこれ聞いただけでテンションが上がる。
そして音に惹かれるままに足を運ぶと、、、
めっちゃデカかった。
「うおおぉぉーーー!」ってなった。

初めて見た生のねぶた

もう、先頭のねぶたを見る予定とかは忘れた。というかそれどころではなかった。必死にこの迫力を写真に収めようとしたがダメだった。どんな角度で撮っても、ズームインしても、ズームアウトをしてもこの迫力、威圧感を表現できなかった。
この後の記憶があまりない。
気づいたら最後尾のねぶたの真後ろを歩いていた。

ふと後ろを見るとこんなにも人がいた。そこで思い出した。先頭には大賞をとったねぶたがいることを。私は先頭を見にいかなくてはと思った。
ねぶたを見つつお囃子を聴きつつ大賞ねぶたを見るべく他の人を、ねぶたを追い抜きながら先頭を目指した。

ビーサンの妖精

ビーサンを身に纏ったおじさんがいた。

子供と踊るハネト(跳ねたり飛んだりして踊る人)がいた暖かい。

朝日生命がアマビエのねぶた出してるのなんかいいな

そんなこんなで先頭を目指したけど結局追いつかなかった。ゴール地点についた時には大賞の青森菱友会の「龍王」はいなかった。
「あらら」と思って周りを散策してると風が吹いてきた。
少し湿った涼しい風。
「お?」と思った。
GoogleMapを見た。
やっぱりそうだ。
海だ。
もうその時には走っていた。
海に向かって走っていた。
海岸は砂浜ではなく堤防や港みたいにコンクリートだったがそれでも風は気持ちよかった。


ふと「地球最後の告白を」を思い出した。風が気持ちよかったからだろうか。
あのMVを再現したくなった。

地球最後の告白を

岬みたいなとこないかな〜と思い、GoogleMapを開くと、、、ある!岬ではないが展望台がある!これはいかなくては!と思い向かうと、展望台のある出っ張りの入口に警備員がいた。横には「立ち入り禁止」の看板があったので警備員に「ここの奥の展望台に行きたいのですが今は入れませんか?」と聞くと、ここから先は有料観覧席のため入れないとのこと、どうしても行ってみたかったため「明日の朝とかはもう入れますか?」と聞くと、片付けが終わり次第入れるとのこと、早くて9時、10時に入れるかどうかと、「うーん、10時半に高速バスで青森を出発する。移動時間を考えると厳しいな、、、」と思い展望台は断念。歩きながら観覧席がどんな感じか見て回ることに。
カモメ?海鳥がいた。うちの大学に海鳥の研究をしている先生がいるのでその先生が見たら喜ぶかなと思った。

とか思いながらぶらぶらしてると寄ろうと思っていた三角の建物、アスパムが目の前に「おおー思ってたより会場から近いところにある!」と思い向かう。
向かうがどうも後ろ側に来てしまったみたい。入口がない。それとなぜが人が多い。
あれさっきまで大通りを運行していたねぶたがある。
どうやらアスパムの裏がねぶた置き場らしい。
ねぶたの入る大きなテントにねぶたが収納されている。

収納されるねぶた

ねぶた大賞とったやつないかなーと探すも見つからなかった。残念。
と、ねぶたを見ながらアスパムを一周してやっと入り口へ。中へ入るとどうやら1階はお土産売り場らしい。工芸品、食べ物、お酒、ジュースお菓子、小物、キーホルダー、ストラップ、観光地お得意ご当地Tシャツ!などなど様々なお土産が売っていた。お土産は今買うと邪魔になるし後でいっかと思い軽くみた後2階へ。
2階には休憩所(?)や工芸品、3D劇場、広場(?)、子ども向け体験型、環境問題、エネルギー問題教育場所みたいなところ(名前忘れた)、トイレなどなどがあった。とりあえずトイレに行った。その後トイレの横の工芸品(?)を見て休憩所みたいなところに入った。もちろん休憩する気なんて毛頭なく、何があるか気になったから入ってみた。入ってすぐ目につきやすいところに青森県の各市のパンフレットがあった。手に取ってみてみようと思ったが、手にっとったら持って帰らないといけない気がしたので手で触れないように覗き込む形でパンフレットを見ていた。移住者(?)募集みたいなパンフレットもあって「なるほど観光に便乗してそのまま住んでもらおうという作戦かなかなかやるな」と思っていると後ろから40〜50歳くらいの女性が隣に並びパンフレットを1枚取ってチラチラと表裏を見た後、元の場所に戻し何処かへ去ってしまった。
Oh…
と思った。
奥に進むと壁に青森県の名物の食べ物、地酒、水産物、農・畜産物、工芸品の紹介パネルがあった。

りんご以外にもにんにくやカシスも生産しているとのこと。通りで1階のお土産屋さんでにんにくやカシスのお菓子やジュースが多いわけだ。
そして休憩所を出ると目の前にミニねぶたが!!
すかさず写真を撮った。

2階をぶらぶらしていると360° 3Dシアターというものを発見。青森県の祭り、観光名所を季節ごとに紹介しているっぽい。これは観なくては!と思いチケットを購入しようと券売機の前へ。前のおじいちゃんが買うのに手間取っている。「大丈夫かな?」と心配しつつも待っていると無事買えたっぽい。おじいちゃんは買ったチケット2枚のうち1枚だけ取って去って、、、1枚だけ⁉︎ちょ!おじいちゃん!すかさずそのチケットを取ってダッシュでおじいちゃんのもとに、
私「すいません、これ忘れてます。」
おじいちゃん「え、あぁ、ありがとう」
そして私はまた券売機の前へ、どうやらパノラマ映画のチケット、パノラマ映画と13階展望台のセットチケットがあるらしい。せっかくだしセットチケットの方を購入。次の上映は春らしい。もうすぐ上映の時間なのでトイレに行き待つことに。
時間になり、シアターに入ると360°シアターで囲まれた空間に丸椅子がいくつか置いてあり、こそに自由に座っていくスタイルっぽい。
私は真ん中の方の席に座る。
上映が始まる。
ネタバレになるので内容の詳細は書かないが青森各地の春の祭り、桜まつりや春に行きたい観光名所を紹介してた。映像はドローンで撮ったのか臨場感が凄かった。少し酔った。すごい面白かった。
シアターを出た。
「あとこの建物でまわってないところはどこだろう…」と考えながらうろうろする。するとまだ行ってない空間があったため入った。
入って左には「偽顔絵師 マルの世界」という張り紙とたくさんの似顔絵(偽顔絵)が展示してあった。残念ながら見た感じご本人はいらっしゃらないようだ。

このなんとも言えないゆるさと、特徴を捉えていて何書いてあるのかわかるのに見たら「この人の絵だ!」とわかる絵。すごく面白い。
偽顔絵師マルの(所属する制作グループ)のInstagram(?)

その奥を見てみる。何かを作っている人がいた。
なにを作っているんだろう?気になる…
お味噌汁に使うような器が置いてある。漆器を作っている方だろうか

写真を撮るのを忘れていたので「津軽塗 青森県漆器協同組合連合会」HPから拝借


展示してあるものを見ながらうろちょろしていると声をかけられた。
この漆器は津軽の伝統工芸の「津軽塗」だそう。それと津軽塗の研ぎ出しの体験もやってるとのこと。時間には余裕があるのでせっかくなのでやってみることに。
黒と赤のスプーンから好きな方を選んでスタート。黒のスプーンを選択。
プラ手袋、紙やすりを装備し体験開始。
まずは600番のヤスリで削る。大まかに模様を出す作業だ。結構ゴシゴシ削った。
体験中いろいろお話をした。
津軽塗は何層にも漆を重ねているそう。黒色の漆をベースに赤、緑の漆を塗っている。黒の漆を塗るときは特殊な筆でデコボコを作るらしい。(地形を上から見たときに山や丘で凹凸しているみたいに)そしてそのデコボコを埋めるように赤や緑の漆を塗る。最後に黒い漆でもう一度塗る。

津軽塗の作り方断面図イメージ1
津軽塗の作り方断面図イメージ2


津軽塗の作り方断面図イメージ3

この体験ではイメージ3の状態のスプーンから表面の漆を削って模様をだす工程を体験できる。

こんな話をしながらだいたい模様を出せたので次は800番のヤスリで模様を調節する。その次に1000番のヤスリをかけるがその工程は削るというより磨くに近いので、この800番のヤスリで模様を完成させる。結構人によって模様の出し方の程度が違うらしい。ガッツリ削って赤色や緑色を見せる人や、少しだけ削ってまだら模様っぽくする人など好みがでるらしい。削りすぎて木が出てきた人もいるらしい笑。「正解や間違いがあるわけでなく、性格や好みによって柄が変わる。そこが面白いところ」、「1階に津軽塗置いてあるお店あるからもし良かったら見てみて」と言っていた。

(津軽塗の話の続き)
赤と緑の漆を塗るときはスプーンを縦に持ったとき上から緑、赤、緑、赤、緑の順番になるように塗る。緑3、赤2のように緑を多め赤少なめにすることで落ち着いた色合いになるんだとか。(赤が多いと派手目になっちゃう)

イメージ図

800番でも削り終わり1000番へ!1000番で磨き終わったあと彼女が最後コーティングして2~3週間後に家に送ってくれるとのこと。

彼女の話も聞いた。名前は「天野 琴音」。青森出身だが大学は京都の美大に通ってたそう。大学在学中に漆に出会い、青森に戻った後津軽塗を学ぶ。
理系では大学院の進学率は高いが美大はどうなのか?ということも話した(私が理系のため)。美大も院に進学する人は少なくないそう。大学院に進学すると言っても研究をする人はあまりいないそう。制作を続ける人がほとんど。
大学に残る理由としてはは土地や空間の問題が大きい。大型の彫刻などする人は制作するのにそれなりに大きいアトリエが必要。それを自分で準備するのは大変とのこと。学部で卒業する人も、卒業した後すぐ独立できるわけではないそう。就職したり、誰かに付いて修行をしたりするとのこと。

高校までは必死に勉強をし、勉強もできる方だったそう。しかしやりたいことが見つからず思い切って美大に進学したとのこと。
大学で教職を取っていた。そのおかげで独立後、中学の非常勤講師と桼師としての仕事の二足のわらじで生活することができたと言っていた。今では桼師の仕事だけで生活ができているよう。
「本当は家族を養えるくらい稼ぎたいんだけどね」
彼女は終わり際、呟くようにそう言った。

そしてこんな感じで完成

津軽塗の体験も終わり、花火があと2時間程で始まる時間(今5時、7時から花火)になったので
「何時にここ閉まるかわかんないし今のうちにお土産買ってご飯食べるか、花火見やすい場所も取りたいし」
とか考えながら1階のお土産売場へ向かう。

「おぉ、まじか」

めちゃくちゃ混んでいた。通勤ラッシュの駅の中くらい人が沢山いた。
人の波に飲まれながら「ねぶた祭りor青森っぽいポストカード」と「シードル」を探した。
ねぶた祭りのポストカードを「アスパム物産」にて入手。
シードルは探しても見つからなかった(そんなことは無いはず)ため諦めてりんごサイダーを同じく「アスパム物産」にて入手。

ねぶたポストカード
りんごサイダー

それと天野さんが言ってた津軽塗を置いてあるお店に向かう。

「あおもり民工芸店 クラフトアスパム」の津軽塗の箸

あったあった。「あおもり民工芸店 クラフトアスパム」で津軽塗の箸を発見。
これと比べると私のは削りすぎた感ある。まぁそこが好きなところなんだけど

他に面白いものはないかな〜とフラフラしていると、おしゃれなポストカードを発見!

「青森県地場セレクト」(多分)で見つけたポストカード

青森の民族衣装とかに使われている模様だろうか。とても好みだったので購入。

ひと通り目を通して満足したので晩御飯を探す。流石に今からだと飯屋キツいかな。屋台とかあれあば嬉しいんだけど、、、
と思いながら外に出ると、屋台はあった。しかし明らかに屋台の数と人の数が噛み合ってない。圧倒的に屋台の数が少なすぎる。4〜5個くらいしかない。それにこの人数だ。売り切れになっているものもある。今から並んでもご飯にありつけるか微妙そうだ。
腹減ったな、、、
アスパムにフードコート無かったっけ?と思いアスパムに戻る。




東北三大祭りを周る上で気おつけておきたいこと

・竿燈妙技会は夜の本番でどの竿燈を見るか参考になるので見ておくべき(最終日昼に決勝)
・新青森駅は交通系ICカードが使えないので着いたらまず切符を買いに行くか時間に余裕のある時に事前に買っておく(券売機が一つしかないので電車でるギリギリに行くと混む。)
・青森ねぶた祭り最終日の昼ねぶたは先頭が最優秀賞のねぶたなので先頭をみたい。(最終日前日の夜ねぶたは最後尾が最優秀賞)(先頭と一緒にスタートしねぶた運行速度より少し遅い速度で歩き最後尾と一緒にゴールするのが最適か)
・ねぶたをガッツリ見たいなら夜の運行を見たい。なので6日の夜、ねぶたを見て7日花火を見るというスケジュールがベスト


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