言靈の威力は伝わったでしょうか。今回は不本意にネガディブな言葉を受けてしまった場合にどうするのか、というお話です。

人には人の性格、家庭環境、人生経験、受け取り方は千差万別なので定まった方式がある訳ではありません。でも、たとえ感情が伴わなくても、泣きながらでも、言葉として口に出して「私は大丈夫」と言うだけでも脳は素直に反応して「大丈夫」へシフトするとお伝えしました。これはどなたにでもできることなので汎用性が高いです。

死ぬイメージを突きつけられる病名をPOMと言い換えるだけで、イメージは転換できることも前回お伝え致しました。しかし、心の底から「大丈夫」という状態に自分で処理することは割とできなかったりします。こう言っている私もその病名を告げられたら動揺はするでしょうね。そこまで強くはありませんから。でも、どうすべきかを事前に知っているか、いないかは大きな違いになります。あとは受け取り方を変えていきましょう。これは難しくはありません。医者のマインドと医療の本質を理解できればできますから。

特に日本の医者のマインドは「三大療法の現代医学が全てであり、それを行使することが正義である」と思い込んでいる、ということです。

医療の本質は「対処＝対症療法」であり、「医療での治癒は不可能」という事実を改めて、明確に、認識することです。

この点が理解できれば医学島は絶海の孤島であることが容易に感じ取れると思います。１人の人間の偏見と切り捨てず、少し島の元住人の言葉を信じてみませんか？

POMを含むあらゆる病に対し、手持ちの技術は三大療法（切る、焼く、盛る）であり、それを実行することが正義であり、治癒は望めない前提がある。その概念から繰り出される言葉は、単なる島文化に過ぎないということです。

例えば、
　正月のお雑煮は丸餅に決まっているだろ！
　お雑煮はすまし汁しかない！
こんな話をしているのと同じですよと。
その人が生まれ育った文化を否定されたら腹が立つんじゃないですかね。医者も同じでして、医学島の文化を否定されると腹が立つんです。プライドが高いと言い換えることもできますが、怒りを露わにする医者は、単に文化の違いを指摘されたことに腹を立てているだけです。

ですから、「へえ〜そうなんだ」　で、いいのです。
関東のうどんの汁は醤油ベースで茶色い？　へえ〜そうなんだ。
平和的ですよね。
澄んだ色の出汁ベースに決まってるだろ！　となると戦闘モードになっちゃう。

手術はしたくない？　何を言っているのだ！　死んでもいいのか？　ああ、信じられない。頭のいかれた人とは付き合えない。嫌なら他へいってくれ。と怒ったり切り捨てたりされることもあります。

これは、単なる文化の違いです。文化ですから否定しても意味がありません。ですから、「あなたはPOMで、余命は〇〇日です」と言われたとしても、文化の違いなので「へえ〜そうなんだ」でいいのです。「島ではそうなんですね〜」と受け流して構わないのです。だって、医学の島における文化として「この島ではこうだ」と言葉を発しているに過ぎないからです。その経験値だけを持っている文化人であると認識して下さい。故に、真に受けないで下さい。

医者の言うことを聞くか聞かないかは自分次第です。どの選択をしても間違いではありません。医者もどの結果になっても言い訳できますと以前にも書いた気がしますが、改めて書きましょう。
・三大療法なし＋結果が悪い＝それ、みたことか
・三大療法あり＋結果が悪い＝力及ばず残念です
・三大療法なし＋結果が良い＝あなたは運のいい人だ
・三大療法あり＋結果が良い＝現代医療は素晴らしい

医学島の文化に翻弄されず、医者とは喧嘩せず、現代医療も取り入れながら自然療法も行って、自分が納得できる人生を送りましょう。

俳優の樹木希林さんは「全身にPOMがある」と公表し、「死に方くらい自分で決めさせて」と言い現代医療は受けず、具体的に何をされたかは存じませんが公表から亡くなるまでに12年ほどだったと記憶しております。これは余命12年なのでしょうか。

三大療法をしようと、しまいと、直ぐに亡くなる方もおりますし、長生きの方もいらっしゃいます。世の中には自力でPOMを治癒させた方もたくさんいらっしゃっいますが、医学島文化が常識化しているのでスポットが当たらない、というか、当てさせない、というか、まあ、ね。社会におけるアレですね。うん。

あ、言靈の話だった。

今回の主題ですが、医者の言靈は強すぎる問題です。これは、医者は権威が高いと思い込んだ民衆の錯覚です。そこまで偉いもんじゃないですよ。医者が言うエビデンスとは、単に医学島の文化に根ざした三大療法のみの経験値から算出されたものである。故に、医学島の外の世界には通用しないエビデンスである。医学島の文化に根ざした言葉に過ぎず、それが自分に当てはまると思い込んではいけませんよ、というお話です。それでも人の心は弱かったりしますし、メンタルブロックを外す方法は世間に色々ございますので、模索されてもよろしいかと想います。

つづく、、、