「人が、怖い」
「人は、嫌い」
ずっとずっと、そう思ってきた。
だから最小限の人としか、関わりを残さなかった。

だから「人に頼る」ことが、ものすごく苦手だ。
どう、頼っていいのかわからない。
全力で頼って、引かれたら？
相手の重荷になってしまったら？
そんなことばかり考えてしまうから。

離婚問題が勃発して、山本春野さんというカウンセラーさんという存在を発見したときも、一歩が全然踏み出せなかった。
この人はどういう人なんだろう？
本当に私の話を聞いてくれるのだろうか？
そんなことばっかり考えて、何日も何日も、山本春野さんのブログを読んだり、You Tubeを見たりした。

どうしよう、本当に相談なんてしてもいいのだろうか。

だけど何度も自己紹介の動画を見て「ご相談待ってます」と手を振っている姿を見るうちに、「やっぱりこの人に聞いて欲しい」という思いが募っていった。
そしてようやく、最初の一歩を踏み出せた。

初めてのカウンセリング相談は、一往復無料のLINEだった。
相談内容は「自責傾向、べき思考が強いのだけど、これを和らげるにはどんな思考の訓練をしたらいいでしょう？」こんな感じ。
実際は、もっと長いけど。

なんだよ離婚問題関係ないじゃん、て感じだけど、もちろんここに至るまでのプロセスがあって。
確か、こんな感じ。
・別れたいと言われる
↓
・めっちゃ離婚回避、関係修復などを検索したり、友人に相談して、何故別れたいと思わせてしまったかを考察
↓
・彼が別れたいと勝手に思ったんじゃなくて、私が彼にそう思わせるように仕向けた、らしい
・私が変わらなければ、何も変わらないらしい
・この辺で「夫婦は鏡」というワードを発見
↓
・彼の言葉に、「俺のせい」「○○するべき」が多いと気付く
・私もそれをよく思ってることに気付く
↓
・とりあえず、これ解決したい

この頃は「離婚するもしないも、どっちでもいいや。とりあえず、彼をテストケースとして、やれるだけやってみよう」という心境だった。
それで↑の相談になる。

回答が来るまでは、ドキドキしっぱなしだった。
本当に回答は来るんだろうか。
どんな回答なんだろうか。

そして相談文を送った翌日。
とうとう回答がきた。
LINEの通知がきた時は、びっくりして飛び上がった。きた！と。
それから何通にも分けて回答を送ってくれて。
無料相談なのに、こんなにたくさんの言葉で回答してくれるのか！！！と衝撃を受けた。
そして決してたくさんの情報が盛り込まれてるわけではない相談文から、私が求めていることを読み取ってくれて。
それに答えてくれて。

「わかってくれる人って、存在するんだ」
今までずっと、そんな人は存在しないと思ってた。
いや、思い込んでた。

これが、私の中の殻が一つ破れた瞬間だった。

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