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アセスメントツールを学んでの気づき〜HRパーソナル診断〜

キャリアコンサルタントのさのなおこです。

昨年からキャリコンサロンという団体に加入させてもらっています。

前回は、キャリコンサロンでの活動を通じて知った、HRパーソナル診断について、記載しました。

私が、HRパーソナル診断を学び始めてから、4カ月近くが経ちました。

HRパーソナル診断とは?

一般社団法人HRアセスメント協会が運営している個性診断です。

個人の特性・意欲・集団のコミュニケーション能力・ストレス耐性などを総合的に診断できるテストです。

心理学における分析・検証もされており、信頼のおける検査です。

どのように学んでいるか?

 1月にHRアセスメント協会の講座を受講し、「HRアセスメント診断士」の資格を取得しました。

 講座では、事前に身近な人に診断を受けてもらい、その結果にも触れながら解説をして頂きました。
 そのため、一つ一つの尺度の理解が進み、また診断全体を見てどのように解釈すればよいか、カウンセリングではどんな話をしていけばよいかがよく理解できました。

 資格取得後、早速、講座のために診断を受けてくれた人への解説・カウンセリングを始めました。
 最初は緊張しますが、まずは自分の家族やきょうだいに相手をしてもらい慣れていきました。実践を積む中で、自分の理解も進みますし、どうすれば相手に伝わりやすいかを体得していくことができました。

 その後は、友人や知人にもお願いし、診断を受けてもらい解説・カウンセリングを行っています。

 カウンセリングでは、客観的にわかりやすい説明も必要ですが、相手がどう感じたかをしっかり傾聴し、会話をしながら理解をしてもらうことを心がけています。

 カウンセリングをして、「面白かった」「もっと早く受けたかった」と喜んでもらえたり、「家族(親・子ども)にも受けてもらいたい」と言ってもらえたりしたときは、とても嬉しく思いました。

 また、追加で定期的に行われる勉強会に参加したり、復習をしたりしながら、知識をアップグレードできるように頑張っています。わからないことがあれば、フォローしていただける体制もあるので、安心して実践を行っていくことができます。

 先生の解説を聞くと、自分はまだまだ勉強が必要だと感じてますが、一歩一歩学びを深め、レベルアップを目指しています。

学んでよかったことは?

・パーソナリティの理解が深まり、相手に合う対応ができるようになった
  HRパーソナル診断には、12の尺度があります。

HRパーソナル診断の結果サンプル

 印象に残っているのは、先生が、例えば「交流性の低い人の世界」という風に「世界」という言葉を使われていたことです。

 良い悪いとかではなく、その人の個性ではそういう感じ方・行動パターンになるのだと、相手を理解をするのにとても役立っています。

 その結果として、たとえこの診断をうけていない相手であっても、話をする中で、相手の個性をみながら、どのような対応をすればよいかを考えられるようになりました。
 
 例えば、勤務している職業訓練校で応募書類の添削を依頼されたとき、全く書けていない人がいると、これまで「なぜ、ガイダンスで説明しているのに、全然書けないんだろう?説明を聴いていなかったのかな?」と思ってしまうこともありましたが、

 この人はおそらく「創造性」がとても低く、もっと細かい説明をしてあげないと書けないんだろう。と理解し、その人にあったサポートを考えるようになりました。

創造性:自分で考えて判断したいか、相手の指示やマニュアルを優先したいかどうか。
 ●高い人 自分の行動を自分の思いで決めることができる。
 ●低い人 自分がどうしたいのかわからない。

 逆に「創造性」の高い人に、同じような細かい説明をしても、「それくらい自分でわかってる」と思われてしまうでしょう。

 これは、一例ですが、様々な場面で、相手の個性を捉え、それに沿った対応をする力がついたと感じています。

・キャリアコンサルタントとしての活動を広げられる

 HRパーソナル診断の魅力を知り、これを活かして沢山の人の役に立ちたいという気持ちが高まっています。現在の職場以外の場所においても、自分の活動をしていきたいと考え、準備を始めたところです。

 勇気を出して、職場にも副業の申し出をしました。小さな一歩ではありますが、自分の行動が変わってきたことを感じています。

 求職者の支援をしてきた経験+HRパーソナル診断を元に、何ができるか考えると、とてもわくわくします。
 
 これからも、学びながら実践を積み、人が活き活きと働けるサポートにつなげていきたいです。

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