キャリアコンサルタント登録者数が減少 あなたは何のために資格を取ったのか? 私がスキルアップと実務経験を積む場を創出し、キャリアコンサルタントの継続的な学びの場を提供するプログラムをつくった理由
皆さん、こんにちは。
1級キャリアコンサルタント技能士の太原です。
国家資格キャリアコンサルタント試験第19回の申請が始まりましたね。
第18回を受験し合格された皆さんは、登録手続きをされているところでしょうか。
2級受検の皆さん、ファイトです!
さて、ご存知のとおり、2014年に、2016年の国家資格化に際し、2024年度末までに10万人とするという「キャリア・コンサルタント養成計画」が打ち出されました。
上記の2019年度末に7万9千人には至りませんでしたが、2021年5月までは右肩上がりに登録者数が増えていました。ところが、2021年5月の61,550人を境に、受験者数はほとんど変わっていないにもかかわらず、減少が続き、2021年11月末時点は、58,656人となりました。
これは、5年ごとの登録更新を行っていない人が数千人単位で出てきている、ということを意味します。
5年更新の壁、とでも言えるのでしょうか。
もちろん、資格がなくても実務に役立てることができると判断し、前向きな登録更新の取りやめは否定はしません(個人的には、キャリアコンサルティングが一般に普及していると言えない状況下では、より多くの方が充実したライフ&キャリアを過ごすために”キャリアコンサルタント”として活躍してほしいとは思います!)。
ただ、もしも、資格を取得したものの十分に活かすことができないまま、
5年を迎え、更新をあきらめてしまう、キャリアコンサルタントをあきらめてしまう、という方がいらっしゃるのであれば、とっても残念に思います。
あなたが資格取得を目指したきっかけ、勉強しながら考えたキャリアプラン、時間と労力をかけて成し遂げたいと思ったその思いを、理想と現実のギャップで失いかけているのであれば、もう一度思い出してほしい、そう思います。
というのも、私は、大学で教鞭をとる傍ら、1級、2級を目指す方、国家資格を目指す方の支援をしたり、勉強会を開催したりしているのですが、キャリアコンサルティングの実務経験のないままに資格を取得した方が、実際に「キャリアコンサルタント」としての活動を開始することに不安を覚えたり、キャリアコンサルタントとして仕事に就く際に実務経験を問われて、実務に踏み切れないという相談をよく受けるようになってきたのです。
たしかに、現状の試験では15分間という導入部分のロープレで考査されることとなり、たとえ、そこに至るまでの勉強や積み上げがあったとしても、相談業務がない職場環境に身を置いてきた方にとって、急に実務というのは、ハードルが高いかもしれないと思いました。
そこで、そのような悩みを抱える方の一助になればと、「キャリアコンサルタント実務経験提供プログラム」をつくりました。
このプログラムは、スキルアップと実務経験を積む場を創出し、キャリアコンサルタントの継続的な学びの場を提供することを目的としています。
そうすることで、キャリアコンサルタントの質の向上、キャリコン業界の底上げに寄与できると考えています。
まずは、ご自身のスキルを確認してほしいとの思いから、プログラムの最初に、現在の自分のスキルをチェックを用意しました。十分なスキルがあると判断されれば、STEP4に進むこともできます。
★自分の”キャリコン”レベルを知りたい方
★60分間のキャリアコンサルティングを実施したことがない方
★有料のキャリアコンサルティングを実施することに自信がない方
★実務経験を積む場が欲しい方
★継続した学びを求めている方
STEP1では、1級キャリアコンサルタント技能士があなたのスキル・経験をチェックします。試験以来、客観的に人にみてもらう経験はなかなかないかと思います。スーパーバイズ的な意味合いで受けていただくのも良いでしょう。
STEP2のスキルアッププログラムでは、実践で必要となる知識のインプットと、「15分」「30分」「60分」と段階的なロールプレイングを通じ、実践対応可能レベルまで、スキルアップします。各回では課題の提出や、受講者同士で自主練習を積んでいただきます。ロープレでは、1級キャリアコンサルタントのフィードバックが入ります。
STEP3の修了チェックは、STEP2の終盤で行います。60分間のリアル相談を受講生同士でしていただき、その様子を1級キャリアコンサルタント技能士が観察し、レベルの到達感を見極めます。
STEP4でメンバー登録(CDP会員)をされた方は、STEP5基礎トレーニングを経て、STEP6での実務経験に駒を進めます。
実務経験では、会員自身がキャリアコンサルティングを受けることが必須になっています。なぜなら、有料のキャリアコンサルティングを自身で受けることによる学びも、キャリアコンサルティングを実践することと同様にとても重要だからです。
実務については、年3回をベースに、今後、キャリアディディベロップメントパートナーズで業務を開拓し、受託した業務があれば希望者にマッチングしていく予定です。もちろん業務委託費をお支払いします。
また、そのほか、自己研鑽の機会提供として、勉強会にも参加いただきます。
実は、第1期を2021年8月にトライアルで開講しました。
おかげさまで、第1期生からの満足度93%(平均)と大変高評価をいただきました。
そこで、第2期を1月23日より開講します!(初のプログラムということで、バタバタしてしまい第2期生募集のご案内が遅くなりましてすみません)
詳細は、こちら
上記リンク先より、プログラムの全容をご確認いただけます。
【第1期生受講生の声】
スキルアッププログラムに参加いただいた第1期生に「感想」と「おススメポイント」をお聞きしました。
感想の全容は、こちらに掲載されているPDFの最終ページをご覧ください。
さいごに、繰り返しになりますが、このプログラムは、最初に1級キャリアコンサルタントによるスキルチェックを受けていただくところから始まります。
その後、必要に応じて、スキルアッププログラムに進み、15分、30分、60分と、段階的に面談時間を延ばしていくことで、試験対策では体験できなかった実務に直結した面談スキルの向上を図ることができます。
修了後は、定期的な有料面談の実務と、自らもクライアントとしてキャリアコンサルティングを受けることで、自己成長を促すことができます。
このプログラムは仲間が多ければ多いほど、互いに学び合うことができると考えています。
ぜひ、一緒に学び高め合いましょう!
詳細は、こちら
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