新卒向け「なぜ敬語が大切なのですか」
1.言葉遣いが与える印象
敬語とは、標準語をより丁寧に表現したものです。
そのため、まず標準語を身につけましょう。
面接試験では、正しい言葉遣いがとても重要になります。
それは、言葉遣いが人の印象や評価を左右する重要な要素になるからです。
あなたも、他者から言われた言葉で、励まされたり、反対に傷つけられた経験があるでしょう。
つまり、言葉は薬にも毒にもなります。
それだけ影響力があるわけですから、就職活動では言葉遣いが大切になります。
2.言葉遣いとは
正しい言葉遣いは、知性や教養を備えているという印象を与え、採用担当者から信頼を得ることにつながります。
また、丁寧な言葉遣いは、相手への敬意を表すものであり、コミュニケーションを円滑に進めるためにも重要です。
そこで、敬語が求められるわけですが、あなたは正しい敬語を使えるでしょうか。
普段使っていない言葉遣いが、面接試験など緊張を伴う場面で、とっさに使えるわけがありません。
とはいえ、普段職場や学校で使っていなければ、身につきません。
特に昨今では、SNSの普及により、絵文字やスタンプでやり取りを済ませてしまうこともあり、ますます敬語を使う機会が減っています。
3.敬語よりも標準語
「敬語よりも標準語が話せないと・・・」
これは、多くの採用担当者が言っていることです。
親しい友人と絵文字やスタンプ中心のやり取りしかしていなければ、敬語以前に標準語さえ危ういものになります。
知人の採用担当者から聞いた話です。
合同企業説明会で学生から質問があり、返答したところ、「へえ、それいっすね。良いと思いますよ。」と言ったそうです。
この学生に敬語うんぬんよりも、標準語を覚えてもらったり、場をわきまえた発言を身につけることが優先されるでしょう。
言葉は、薬にも毒にもなります。
誤った言葉遣は、相手不快にさせ、トラブルを引き起こしたりする可能性もあります。
4.対面で話すことの大切さ
現在Lineが、日本で一番使われているSNSといわれています。
このLineは個人でもグループでも使えることや、記録が残ること。
そして、なにより絵文字やスタンプが使えることです。
しかし、これが言葉遣いが乱れる要因にもなっています。
コロナ禍により、会わないことが推奨された時期もあります。
この時期に学生時代を過ごしてしまうと、いざ対面で会話するとき、困るのではないでしょうか。
なぜなら、対面の会話では絵文字やスタンプが使えないからです。
直接会って、顔を合わせて話すことが、コミュニケーションの基本ですね。
そのため、SNSではなく会話を心がける。
直接会うことが難しければ、電話で話す。
このような機会を増やしていくと、自然に標準語は話せるようになるでしょう。
敬語とは、標準語をより丁寧に表現したものです。
そのため、まず標準語を身につけましょう。
正しい言葉遣いは、就職活動だけではなく、一生あなたという人を、価値ある存在であり知的で常識を身に着けた人という印象を周囲の人へあたえることになります。
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