見出し画像

新卒向け「OBやOG訪問は、した方がいいのですか?」

1.インターネットではわからないこと

今就職活動している大学生で、スマートフォンを持っていない人はおそらくゼロでしょう。

昨年、松本市の郊外にある中学校を訪問して、2年生を対象に講演させて頂いた時、生徒の皆さんにスマートフォンを持っているか質問しました。

約6割の生徒さんが持っていました。

そして、高校入学時には、ほぼ全員持つことになります。

スマートフォン1台あれば、色々調べることもできるし、友達と連絡も取れる。

これが当たり前の世代。

だから、直接人と会って質問するとか、コミュニケーションを取ることの重要性が、あまりわかっていないように感じます。

スマートフォンは、ひとつのツールであり、万能ではない。

特に就職活動は、学生にとって初めての経験。

未知の世界へ踏み出すわけですから、スマートフォンだけに頼ることはむしろ危険ではないかと思います。

就職ガイダンスでも、「出会い系アプリとか、マッチングアプリだけで結婚相手を決めるようなもの」と伝えています。

2.今こそOB・OG訪問が大切

そのため、前回のブログでは、合同企業説明会に参加するメリットを紹介しました。

今回は、OB・OG訪問を紹介します。

OB・OG訪問したことがある学生って、どのくらいいるのでしょうか?

2024年卒学生のOB・OG訪問について、マイナビ2024の調査によると24.1%でした。


わけですね。

もったいない。

OB・OG訪問は、企業や業界に関するリアルな情報を得られる貴重な機会です。

就職情報サイトや企業説明会では得られない、生の声や体験談を聞くことができるチャンス。

また、将来のキャリアプランを考えるヒントにもなります。


3.会社と仕事内容と人を知るチャンス

OB・OG訪問は、時間と労力がかかりますが、就活を成功させるためには非常に有効な手段です。

まず、会社の雰囲気を知ることができます。

就職サイトや合同企業説明会は、総務や人事など、採用担当者が運営をしています。

学生の目線を常に意識して、「どうすれば望む学生が採用できるか」を研究しながら微調整をしています。

しかし、OB・OG訪問なら、現場の社員から直接リアルな生の話しを聞くことができます。

次に、実際の実務内容を直接知ることができます。

働く環境、労働条件、求め得られるスキルなど、現場にいる社員だからこそ知っている内容に触れることができる。

最後は人ですが、そのOB・OGがあなたの先輩や上司となるわけです。

「こういう人の下で働くのか」という視点でOB・OGと接することで、より深く会社や職場を理解できます。


4.今がチャンス

3月1日から就職サイトがオープンになり、3月、4月は合同企業説明会シーズン。

これが5月になると、筆記試験や面接が始まる。

だから、OB・OG訪問は2月、3月、4月の前半まで。

2月ももう半ばですから、あと2ヶ月位しかできません。

この時期を逃すと、なかなかOB・OG訪問ができませんから、今こそOB・OG訪問をしてみませんか。

キャリアセンターを訪問して、ぜひ紹介してもらいましょう。

そして、最後にOB・OG訪問の最大のメリットをお伝えします。

それは「先輩たちは、どのような就職活動をしたか」です。

OB・OGがどのような就職活動をしていたのか、その会社に入社するために、どのような準備や対策をしたか。

これを聞いてください。

実際にその会社で働いている方に、入社するための方法を聞けるなんて、最大のメリットだと思いませんか。

さあ、あなたもOB・OGを訪れて、お話ししてみましょう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?