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外国籍採用リーディングカンパニーインタビュー企画「Diverta」社長のCareerFlyとは-前編

テーマ 「外国籍人材とともに飛躍する(Career Fly)」
”外国籍人材”を採用する真意とは?日本において、積極的に外国籍人材を採 用している企業は何を目的としているか、インタビューを通じて紐解いていく。キーパーソンとなる企業経営者へ質問を重ね外国籍人 材とともに企業ビジョンを掲げ飛躍する(Career Fly)ロードマップを聞き出していく。


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Diverta  代表取締役 加藤健太氏にインタビュー

1976年生まれ。早稲田大学理工学部機械工学科卒業。
大学在学中、「一休.com【東証一部コード:2450】」の創業メンバーとして参画。2000年、大学卒業後ソフトバンクグループに入社。
インターネット黎明期に、カー用品販売サイトの企画・構築・運営をはじめ、転職アドバイザーマッチングサイトの戦略・企画・システム設計・開発に携わる。2004年に同社を退社し、個人事業主として活動を開始。翌2005年にディバータを設立、代表取締役に就任。
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CareerFly羽二生(以下羽二生):今日は、進化を続けるクラウドCMS(RCMS)の株式会社Diverta 代表加藤さんに、お話をお伺いします。
よろしくお願いいたします!

Diverta加藤氏(以下加藤氏):よろしくお願いします。

羽二生:御社のホームページにはたくさんQ&Aがありますが、それによると加藤さんはブラジル生まれでいらっしゃるそうですね。

加藤氏:はい。両親の仕事の関係でリオ・デ・ジャネイロに5歳までいました。砂浜がとっても熱くて、裸足では歩けないということは覚えていますが、それ以外は実はあまり記憶がありません。(笑)

羽二生:そうなんですね!Divertaの社名も「楽しい」というポルトガル語に由来するのですね。

加藤氏:そうです。ブラジルにはすごく親近感やシンパシーを感じています。小さい頃は、ブラジルから来たということで、いじめられていたようなのですが、私自身はブラジルから来たことを自慢に思っていたので、そのことに気づきませんでした。(笑)ブラジルは、アイデンティティの一つです。

羽二生:なるほど!ポジティブ!(笑)
もう一つ、加藤さんのアイデンディティといえば、ラグビーでしょうか?
御社のRCMSは早稲田大学ラグビー部時代に作成した部活HPが原点ですね。

加藤氏:たまたま誘われて入ったラグビーは、中学から始めました。そのまま大学まで、ラグビーを続けました。

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羽二生:運命の出会いですね!ラグビーのどのようなところがお好きなんですか?

加藤氏:今思うと色々あります。当時は単純に体を使ってぶつかったりぶつけたり、パスすることが楽しかったのと、それぞれの強みや特色をうまく使ってプレーできる部分が楽しかったです。人によって得意不得意がありますが、それを活かせるというか。例えば、僕はそんなに足は速くなかったですが、色々と工夫をすることを武器としていました。

羽二生:多様性が活きる競技ですね!ラグビーをする一方、HP制作もスタートされました。もともとプログラミングはお得意だったのでしょうか?

加藤氏:いいえ。理工学部で機械工学専攻だったこと、しかも学校の成績は本当にやばかったんです。(笑)色々興味があって、いろんなことをしていたんですけど、あまり授業には行ってなかったです。

独学で始めたプログラミング力を利用して、初代RCMSを製作

羽二生:え!ではプログラミングは独学ですか?

加藤氏:独学ですね。実は、お金がいいので引越しのアルバイトを探していたんです。そうしたら、その求人の横に、時給3000円と書かれたアルバイトがあって。それがプログラミングのバイトだったんです。どうやら部屋で座ってできる仕事らしく、なんじゃこりゃ!と思いました。(笑)
引越しバイトは8時間で1万円ですが、こちらのバイトなら4時間も座っていれば1万円稼げます。何もプログラミングはやったことがなかったですが、「Excel」という聞いたことのある単語が求人票にあったので、とりあえず電話をかけて面接を調整して、本屋に直行してVBAの本を書いました。そこから少し独学して仕事に行ったら、意外と褒められたんですね。
そこから才能があるかも?!と思いまして、楽しくバイトを続けました。

羽二生:すごい行動力とセンスですね!その基礎があってこそラグビー部のHPが出来上がったんですね。

加藤氏:それもあります。1997年当時は、スポーツチームがHPを持つのが当たり前ではありませんでした。「メールアドレスとは?」みたいなことを大学1年生が習うような時代でした。
そこで、同期とHPを作ろうとなり、まずはラグビー部の同学年のHPを作りました。そうしたら周りの学年の分も自分達で作るようになり、同部活内HPが乱立しました。私が卒業する時には、今後HP運用をどうしていくかの課題があり、それならば部として一つオフィシャルなものを作ろうということになり、僕が作ることになりました。

羽二生:なるほど。今の早稲田大学ラグビー部のHPも、加藤さんが作成されたものですか?

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加藤氏:デザイン部分は違いますけど、裏のシステムはそうです。
    100年分ぐらいの選手の情報もあります。

羽二生:(選手プロフィールを見ながら)加藤さん82年目の部員でいらっしゃるんですね!そのほかの部員の学部を見ると、理系は少なかったんですね。

加藤氏:全然いないですよ。学年に1〜2人です。ですのでHPのシステム部分はほぼ一人でやりました。サーバーも自分で管理して、当時はASPで今でいうSaaSという形態を作りました。
そうしたら他のラグビー部や他競技の部活もHPを作りたいという要望をいただくようになったので、そちらも作り始めました。これがRCMSの原点です。

中編へつづく........

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