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外国籍採用リーディングカンパニーインタビュー企画「空色」社長のCareerFlyとは-前編

「外国籍人材とともに飛躍する(Career Fly)」
”外国籍人材”を採用する真意とは  外国籍人材採用後進国日本において、積極的に外国籍人材を採用している企業は何を目的としているか紐解く。キーパーソンへインタビューを行い、外国籍人材とともにどのような企業ビジョンを描くか、その飛躍(Career Fly)へのロードマップを深掘りしていくインタビュー企画。

株式会社空色 代表取締役 中嶋洋巳氏にインタビュー
2005年04月 西日本電信電話株式会社入社。新規事業開発部に所属し、コミュニケーションを用いたファッション提案アプリの開発など複数の新規事業開発に従事。 2013年10月 株式会社空色を創業。チャットを軸としたウェブ接客ソリューション「OK SKY」の開発・提供、チャットセンタ−運用受託事業を展開。2016年からAIを活用したチャットボット提供を開始し、AIと人を組み合わせた新たな購買体験の創出に取り組む。
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サラリーマン時代にPOCから始めた事業が今につながる

CareerFly大野理恵(以下、大野):中嶋さんのこと、たくさんインターネットで検索してみました!京都ご出身でいらっしゃり、NTT西日本へ新卒入社されたのですね。

空色中嶋洋巳氏(以下、中嶋氏):事業開発を担う部署の存在を知り、自分も新規事業開発に携わりたいと強く考えていたのでNTT西日本(以下、NTTという。)へ就職しました。”サラリーマンになりましょう”というよりは、NTTのアセットを使って事業ができるよ、ということが良いなと思い決めました。

大野:とても魅力的なオファーですね!

中嶋氏:そうですね。ただ、最初はフレッツ光の販売をしていました。(笑)アセットを使って事業開発したかったのに!とは思いました。でも、成果を出し続ければ、いつか事業開発の職務にいける可能性があると思い、4年間直営から代理店まで幅広い営業部署において、全力で結果を追いかけていました。幸いにも事業開発の職務を担わせていただけることとなった以降は、様々なベンチャー経営者の方々とお会いする機会があり、協業のご提案をさせていただくなど、ビジネスの立ち上げを学ばさせていただきました。

大野:常に色々考えて行動していらっしゃいますね。いつ起業されたのですか?

中嶋氏:一通り、新規事業を生み出す経験をさせていただいた結果、自分でも挑戦したい!と思い、スタートしました。当時、日本でも若年層を中心にチャットが流行り始めていたことも鑑み、雑誌等で活躍するスタイリストとエンドユーザーを直接繋ぎ、チャットのコミュニケーションを通じて洋服を購入いただくというビジネスで小さくスタートさせました。

大野:順調なスタートでしたか?

中嶋氏:想像以上の購入率と顧客単価に驚きました。コミュニケーションが持つ価値を改めて感じることができました。この事業を通じて得られた経験や関係が今の事業の土台となっています。

日本人、外国人という価値観がそもそもない

大野:中嶋さんは、先のことをプランし、物事を予見しながら、着実に進めていくタイプでいらっしゃるのですね!外国籍人材採用においても、プラン実行して進められたのですか?

中嶋氏:インタビューの趣旨に合うかわからないですが(笑)、もともと外国人と日本人の意識は持っていないんです。国籍なんてどうでもいいというのが根底にあります。

大野:そうですか!

中嶋氏:もちろん日本人と違うのは、ビザプロセスが必要なことや、宗教など特別にケアしなくてはいけないことはあります。

大野:創業何年後に外国籍採用をスタートしましたか?

中嶋氏:2年後の2015年です。社内のエンジニアから提案があり外国籍エンジニアを採用しました。当時は人事担当者がいなかったので自分たちでいろいろ調べながら対応しました。

大野:中嶋さん自らですか?

中嶋氏:はい、まずは徹底して検索です。(笑)分からないことがあれば、直接入管へ問い合わせをしました。親切な職員の方にいろいろ教えていただき大変助かりました。。

大野:すばらしいです!それが自社のノウハウになりますね!

中嶋氏:ただ単に、ビザの申請をやらなくてはいけない状況だったので、やった、というのが正直なところです。事象に向き合って対応した、という表現が正しいでしょうか。

大野:ほんとうに国籍関係なく淡々と採用していく、という感覚をお持ちなのですね。

中嶋氏:人としてちゃんとコミュニケーションがとれ(片言の英語でも通じますし)、ちゃんと真っ当に仕事ができる人だったら、国籍は全く問いません。
さらに人物として面白そうな人でしたら弊社は大歓迎です。

中編へ続く.......


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