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外国籍採用リーディングカンパニーインタビュー企画「空色」社長のCareerFlyとは-後編

「外国籍人材とともに飛躍する(Career Fly)」
”外国籍人材”を採用する真意とは  外国籍人材採用後進国日本において、積極的に外国籍人材を採用している企業は何を目的としているか紐解く。キーパーソンへインタビューを行い、外国籍人材とともにどのような企業ビジョンを描くか、その飛躍(Career Fly)へのロードマップを深掘りしていくインタビュー企画。

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外国籍社員の比率は2割を保つ、そして成り行きに任せる

大野:話は変わりますが、今後海外への展開はお考えですか?

中嶋氏:はい、考えています。おそらく数年のうちにですね!

進出先はまだ検討中です。いずれにしても、日本だけでビジネスを行っていても成長には限界があります。行きたいというか、行かざるを得なくなるというのが正しいのかもしれません。

あとは、やりたい、という気持ちがあります。シンプルに海外で事業をしてみたいという。

違いの差を楽しむには、海外は凄くいいじゃないですか。文化も宗教も多くのことが違うので楽しめる。やったことないことに挑戦してみたい思いは強いです。

大野:今後の展開が楽しみです!その事業戦略に伴う、人材採用に関して思い描いていることはありますか?

中嶋氏:全体従業員の2割を外国籍社員にする、ということでしょうか。まだ対外的に発信していないことですが。

大野:その2割はどこから来ているのですか?

中嶋氏:ん〜〜〜〜、直感ですかね。

大野:(笑)。今の割合は?

池田氏:5%です。

中嶋氏:元々、外国籍採れたらいいね、という程度だったのが、事業における外国籍の方々の力が一層必要になってきたこともあり、採用におけるターゲットとしての外国籍も意識し始めた、という流れです。

いろんな国籍、年齢の方がいると、わちゃわちゃしてて楽しそうじゃないですか!
2割はある程度意識的に頑張らなくては採用できないと思うので、そこの数値は今後も意識していきたいです。そのあとは、成り行きに任せます。自然体で。環境の変化を先読みし、先行して適応していきます。

大野:現在御社では採用活動をドライブかけていらっしゃいますね!

池田氏:はい、そうです。弊社の事業活動を促進するメンバーを増やすべく採用強化しています。ポジションによっては日本語がネイティブではない方には少し難しい、一方で外国籍の方のほうが良いポジションなどもありますが、それぞれの強みや個性を生かした採用を心がけています。

例えば、多言語AIチャットボットサービスを提供しているのですが、より自然な言語を表現できるのはやはり外国籍の方が向いています。

一方、現在募集している人事ポジションに関しては、日本語力が問われます。そのため外国籍の方でもN1レベルくらいは最低限必要となります。

外国籍社員とともに成長するのはマストである

大野:そろそろインタビューのまとめに入っていきたいと思います。
「外国籍社員とともに成長する」貴社の今後のビジョンを教えてください。

中嶋氏:空色は、”コミニュケーション”という漠然とした領域にドメインを置いています。コミュニケーションはあらゆる目的に置いて使えます。現在はわかりやすい用途を限定し、「経済活動を促進する」という軸に置きました。経済活動とは、物を買ったり、お店にいったり、お金を使う際の何らかの意思決定をすること。その意思決定する際の背景は、国により違いがあると思います。

現在は日本でビジネスをしていますが、今後グローバルにビジネスを広げていこうとすると、海外文化について学ぶ必要があります。その国の人たちのことを理解しないといけません。理解しようと思うと、その国のことを知っている人たちを社内へ巻き込むことは効果的だと考えています。その巻き込んだ方々のことを通じて、マーケットのことも理解できます。本気で挑戦するなら、その国に法人を作る覚悟でやりたいですし、現地法人の代表をその国の方に任せられると最高ですね。ということで、これから海外でも挑戦していきたいはたくさんあるので、

「外国籍社員とともに飛躍するというのは、マストです!」

大野:わ〜〜〜!かっこいいです!素晴らしいです!

中嶋氏:じゃないと(ビジネスが)が成長しないです。
やらないといけないからやっているし、やってて楽しいですし。やらない理由がない。

大野:おっしゃる通りです。

外国籍社員採用についてやらない理由が見あたらない

大野:最後に、外国籍社員の採用を検討している企業経営者の方々へ何かアドバイスをいただけないでしょうか。

中嶋氏:採用しない理由が何かあるのでしょうか。
日本国内だけでビジネスをやり続ける、且つ採用に今後10,20年は困らないと思っているのであれば外国籍人材の採用を行う必要はないと思いますよ。

ただ、日本国内で事業を継続するのであれば、労働人口はどんどん減るわけですから、企業規模を維持・成長させようと思うと、生産性を高めながらもやはり外国籍人材の採用は必須となりますね。

大野:それ以上のことを考えている場合は取り組んだ方が良いですね?

中嶋氏:事業の継続性や海外展開を考えていくと、外国籍人材採用は必ず選択肢として挙がります。労働人口の減少により、採用競争は加熱し競争力の高い会社に人は流れます。この競争に打ち勝てるとは限らない会社は、日本人採用が難しくなるため外国籍採用を避けて通れなくなります。

繰り返しになりますが、私が思うには外国籍人材採用をやらない理由がないと思います。

大野:共感します。

中嶋氏:自分の子供が仕事をするようになった未来のことを考えると、今とは労働意識も働き方も、働く仲間にも大きく変化があると思います。
今の子供たちが社会にでたときは、おそらく外国籍の方々と肩を並べて仕事をすることが当たり前で、翻訳ツールの進化は著しいですが、それでも英語は重要でしょう。自分と違う考え方や価値観の人と仕事ができる環境を少しずつ広げて行きたいですね。

大野:そうですね。次世代へ繋いでいかないとですね。
今日は、貴重なお話を有難うございました!チカラ強いメッセージをいただき、とても心に響きました。

空色池田氏と代表中嶋氏とCareer Fly代表大野理恵

Career Fly
多様性ある文化形成を目指し、海外女子の人材紹介ビジネスを2015年にスタート。”日本ではたらく”を目指す理系海外女子を60カ国3850名をプール。海外女子の「越境転職をもっと身近に、気軽に」するための就業支援、および日本企業の優秀人材採用強化に貢献する。


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