生活新聞(損得版):「タンス貯金」 <ー 100兆円てどうなのよ? メリット・デメリット?

今回は「タンス貯金」について見て行きましょう。

日本銀行が発表した「資金循環統計」によれば、2020年12月末時点で個人(家計部門)が保有する現金である「タンス預金」が初めて100兆円を突破し、101兆円と過去最高となりました。2021年現在、日本国内にはおよそ100兆円超のタンス預金が存在するとされています。

ちなみに銀行等に預けている預金残高も955兆円に増加し、現金・預金総額は1056兆円と、株式や保険なども含めた家計部門の金融資産残高(1948兆円)の54%と半分以上を占めているとのこと。

と言うことで、今回は「タンス貯金」とそのメリット、デメリットについて見て行きましょう。

「タンス貯金」とは、現金を自宅のタンスや引き出し、貯金箱などの安全な場所に保管しておく形式の貯金のことを指します。以下にタンス貯金のメリットとデメリットを説明します。

メリット:

  1. 簡単な管理: タンス貯金は銀行口座や投資などの金融商品に比べて簡単に管理できます。預金通帳や取引記録の追跡が不要であり、取引手数料や利息の心配もありません。

  2. 即時の利用可能性: 緊急時や予期せぬ出費に対応するため、現金が直ちに利用可能です。銀行の営業時間やATMの制約を気にする必要がありません。

  3. 銀行手数料の回避: タンス貯金は金融機関を利用しないため、預金手数料や口座維持手数料を支払う必要がありません。

デメリット
1.盗難や災害のリスク: 自宅に大量の現金を保管することは、盗難や火災、水害などのリスクを増加させます。保険が適用される場合もありますが、全てのリスクをカバーすることは難しい場合があります。
2.価値の減少: インフレーションが進行すると、現金の価値は減少します。銀行や投資に比べて、タンス貯金は長期的な資産形成には適さない可能性があります。
3.財務記録の欠如: タンス貯金は現金での取引が主体となるため、収支の明確な記録を残しにくい場合があります。これにより、税金や財務計画の管理に影響を及ぼす可能性があります。

タンス貯金は、急な出費に対応するための一時的な手段として有用ですが、長期的な貯蓄や資産形成を考える場合には、銀行口座や投資などの金融商品を検討することが重要です。また、現金の保管には注意が必要であり、セキュリティ対策を講じることも重要です。

個人的見解、タンス貯金も良いかも知れませんが、盗難のリクスが高く、あまり良いとは思えません。 

かつ、資産隠しにも良いと思うかもしれませんが税務署の調査能力をもってすれば、金額は分からなくとも、ある程度見当がつき、バレバレで隠している意味がない気もします。

税務署の調査能力は一般で思っているより高いと思います。 結果、資産隠しの意味であれば意味ななく、盗難のリクスも高くなんのためにタンス貯金をしているか意味が分からなくなります。

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