相続#2: 「金融機関が狙ってくる、貸し込み破産」

今回は「金融機関が狙ってくる、貸し込み破産」について取り上げたいと思います。

特に、ある程度資産のあるご両親をお持ちの方は要注意です。 金融機関は、その資産を狙っています。

ここからはFP先生が扱った事例としてご紹介させて頂きます。地方のとある家族「地元の名士で、職業は開業医」ここで大問題が発生します。

「地元の名士で、職業は開業医」なので、かなりの資産を有していました。そこにあるとき金融機関の担当者が訪ねてきていいました。節税対策なども考えマンションを建てませんか?

そこで、金融機関からマンション建設資金や運転資金などを借りトータルで6億円の借金となってしまいました。 マンションも高級すぎて家賃が高く借り手がつきませんでした。

とすると「実はたいした節税にもならず、借金だけが残る」という最悪の事態ではあるのですが、金融機関から見ると担保を取っているので何の問題もなく、最悪そのマンションを回収すればいいという話との結末。

従い、金融機関としては思いきり貸付て利子をとっていたということでした。

この方、お医者様で優秀でも「金融のことなど全く分からず」大変な事になってしまったという落ちです。

今回の話は金額が大きいのですが、現実的に少しでも資産があると今回の様なケースが発生し、相続の時に大トラブルになりますので、大きな借り入れをするときには第三者を立ち合わせるべきだと思います。

本当は、無駄な「税金対策」かもしれません。

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