イース10 クリア後感想&評価

イース10、クリアしました、のでクリアレビューでも書いて行こうかと。

まず最初に、面白かったです本当に。
メンバーを二人に絞ったのが良かったと思います、二人切り替えアクションに慣れたのは最後くらいでしたけどね。

では下から項目に分けて評価と感想書いていきます。
ただ私はノーマルのストーリーと少しのサブクエをやった程度なので正しい評価とは限らないので注意を。

1.バトルシステム
今作は発売前からずっと言われてるようにパーティ固定のコンビシステムです。
これがまぁ、中々楽しかったんですが、コンビである持ち味は余り活かせてない感じだったなーという感じです。
まず一人の時の戦闘がそこそこあるのでそこから。
・通常攻撃と単体のスキルで戦います。スキルはSpなる自動で回復するものを消費して使うのですが、重ねて使っていくとスキルチェインなるものが発生します。
スキルチェインが発生すると、Spが最大30パー?(確認した限り)軽減されます、ただ一人だとそこまでは行かない感じですね。
ただここで少々気になることがありまして、一人で操作する時のアドルさんとカージャの攻撃、遅いんですよ。
しかも3連発までしかコンボが出来なくて、そこはもう少し連携を繋げてほしかった感があります。
なのでスキルも絡めて戦ってくださいというのが想定されたシステム何でしょうね、私は最終盤まで慣れませんでしたが…

次に二人の時の戦闘です、二人が合流したときだけ使える、R2(初期設定)長押しでのコンビモードや□ボタンで二人の操作を切り替える戦闘になります。
・まずはR2のコンビモードから、これが楽しかったですね、このモードの時の攻撃はかなり連撃が続きます、正確に数えてないけど8連撃くらいです、しかも早い。二人で攻撃するのでダメージの発生も気持ちがいいです。
コンビモード中は同時にガードでもあり、二人は固まりながらガードしつつ動く形になります。
ガードしつつ、スキルのダメージを上げるリベンジゲージを攻撃を受けながらためつつ、溜まったら反撃、というのがコンビモードの基本システムです。
ガードには当然ジャストガードがあり、大体獣系シンボルなら飛びかかってきた辺りでコンビ及びガードを起動するとジャストガードになります、ジャストガードが成功するとリベンジゲージが大幅に溜まったり、仰け反りを無効化出来たりなどの恩恵があります。(仰け反り無効は例外あり)
コンビモード中では3つのボタンに合体攻撃スキルを設定することが出来ます。これがだいたい強いです、範囲攻撃に多段攻撃、一撃火力となんでもござれです、私が単体スキルをほぼ使わなかった理由の一つでもあります。しかもこれらはリベンジゲージで1.0〜5.0倍まで威力が上がります。ジャストガードし易い敵ならそりゃもう毎回のように高倍率のスキルをたたっこむことが出来ます。
合体攻撃スキルは二人のSpを共用して使われてるっぽいです。片方がSp足りない状態だと使えない…なんてことがちょこちょこあります。スキルチェインを稼ぐために二人のスキルを限界まで使ってると良く起きますね。
あと、コンビモード中のときにジャストガードや回避したときに発生する、特殊演出。これが中々火力を稼げつつ、しかも演出もスキップできて終始便利でした。
特殊演出の内容は恐らく合体スキルの数だけあると思います、ボス戦の間にも発生しますね。ただ発生条件がいまいち分かんなかったです。

・次に□ボタンで切り替える戦闘の話です。
これはまぁ単純で、単体キャラを切り替えて戦うってだけの話です。ただスキルチェインを気にする関係上、後半はかなり使いました。アドルさんで4スキル撃ったあと、カージャで4スキル撃つ.…みたいな流れです、うまくすれば永遠にループ出来そうなシステムですね、出来までんでしたが。

・バトルシステムまとめ
余り語れませんでしたがまとめです。
本当に楽しいゲームシステムでした、気になる部分はありますがスキル演出のかっこよさや雑魚戦のスピード感、ボス戦のターン制感など、結構高水準に纏まっていました。
単体スキルはまだありそうだったので、私は2周目で確認したいと思います。


2.ゲームデザイン

・フィールドについて
フィールドは極端に広くもなく、狭くもないいいバランスでした、そして何より感動したのが力強いダッシュですね、速度も適性でフィールドにマッチした速度感でした。最近のアクションRPGはフィールドの広さの割にダッシュが遅くてイライラすることが多かったので、ここは良かったですね。
マップは左キーで開ける全体マップと右上に表示されるミニマップがあります。ミニマップは見やすかったですね、範囲内の宝箱などはだいたい見れるので、どう行けばいいかは全体マップを見れば分かるという感じでバランスが取れていました。
全体マップでは収集率も表示してくれるので、コレクターや実績を取る人も安心といった感じです。

・探索について
土に埋もれたトレジャーを探すのがあるのですが、これがある時だいたいアドルさんが反応してくれるので探しやすかったです。道中マスクオブアイズの完全上位互換みたいなアイテムが手に入るんですが、アドルさんが反応したところで使用すると、ミニマップに隠しトレジャーの位置が表示されます。これが便利でしたねー真面目に収集してないけど。

・ストーリーを通した金やレベルのバランス
これは正直かなり極端な設定をしてると思います。
まず金、ストーリーやってるだけじゃ全然足りません、どこかで極端に稼がないと装備更新や他の強化項目が全くできません。
次にレベル、私はクリア時のレベルが85でした。正直私がかなり下手くそというのもありますが、結構レベル上げてるように見えてもほとんどのボスに一敗しました。だから道中で一気にレベル上げをしたんですが、ラストダンジョンの一個手前のダンジョンからラストダンジョンまでの適正レベルの開きが大体15くらいあるんですよね。ここは極端な設定したなぁと思いました、サブクエで稼ぐ前提なんでしょうかね。
次に武器改造など、これは逆に余り素材に困りませんでした。大体道端で拾えますね、足りなくなることはほぼなかったです、ここはコンビで良かったと感じたところですね。

・最後に海フィールドの移動ですが、ここが一番不評な意見が集まりそうと個人的に考えてます。
一番言いたいことは、最初の頃は船がおっせぇんですわ、海の広さの割にちんたら走ってるもんでイライラしてましたね、もちろん加速はあるんですが、初期は7秒くらい待って3秒加速みたいな感じだったので、ほぼないようなもんでした。
ただ後半になってくると船改造なるシステムで加速の回数や加速時間など増やせるので、後期は言うほどではなかったように思います。
それでも旋回が思うように行かないのでフラストレーションは溜まりましたが。

・ゲームデザインまとめ
フィールドに関しては文句なし、探索はこれからですが特に問題なく進められそうですね。
金やレベルも、稼げばいいので特に問題はないです、稼ぎどころも結構ありますし、アクションが上手い人なら短縮箇所もあるかもしれないですね。
海に関しては初見ゼルダの伝説風のタクトのような印象でした、ちんたら動く船に微妙な旋回、ここだけは人を選ぶかもと思いましたね。
それでも、オプションには海戦アシストなるものがあるので、どういう効果か知りませんがこれからやる人は付けるとマシになるのではないでしょうか。
僕はなんかラスボス討伐後に存在に気づきました。

3.グラフィック
僕が評価できるか自信ないんですが、いいほうだと思いました、アニメ調の絵がちゃんと落とし込まれていい感じでしたね、個人的に絵師が微妙と感じているので、3DCGでようやく愛着が湧いたキャラも多いです、アドルさんなどはCGで明らかにかっこよくなってます。
ただ表情パターンやポーズは少なめに感じました、ここそういう顔するのか?みたいなシーンが多かったように感じます、特にサブクエ。
世間ではSwitchに合わせたから微妙だーとかガビガビだーって意見が多いみたいですね。Switchに出してない黎の軌跡2と同レベルだと思うんですが…

4.ストーリー※ネタバレ注意

ここも評価が難しいところですが、気になる点はありますがまとまってて良かったというのが素直な感想です。
ヒロインのカージャさんも、可愛くてアドルの姉ポジションにすっぽり収まって、ストーリーでの成長を見るのが楽しみなキャラでした、アドルさんがいつも通りな分、ヒロインを見る楽しみがイースのストーリーの魅力の一つだと思っています。
ストーリーはまぁ大体いつものファルコム製です、勧善懲悪な敵を道中に用意しラストにこれまでの総括のようにずっとストーリーに登場してきたとある人物と戦う話です。
ただこのラスボスが、ストーリーの序盤から登場してきてアドルさんをサポート?し裏で伏線を貼りつつ、表でアドルさんやカージャさんが伏線を回収する、といったストーリーになっていて、ラストが盛り上がる形になっていました。
ストーリーに関しては以上です、序盤はちょっと怪しいとこがあるのと激しいネタバレを書きそうなのでこのへんで。


5.キャラクター※ネタバレ注意

・アドル=クリスティン
我らが主人公、3度の飯や7度の女よりも冒険が好きな狂人です。今作はイース9よりも7年前くらいの姿で登場です。
今作も当然のように漂流します、しかもいつもより数が多いです。
ストーリーライターが変わったのか、微妙にアドルさんの視点でものを見る機会が増えたような気がします、単なプレイヤー視点から離れてきてますね。
イース10では、海賊姫カージャさんの盾の兄弟として大活躍、姉のように、時に一人の女の子のようにカージャさんに接する姿はわたしの知るアドルさんそのもので安心しました。
今作ではジョジョのワムウのような呪いをかけられる展開があるのですが、死が近づいているのにカージャさんに宝探しを提案する姿や、すぐに寄り道をしようとする姿はまさしくアドルさん。ちょっと引きました。
童顔で可愛い感じに描かれていて、うまく17歳頃のアドルさんを表現できていたと思います。

・カージャ=バルタ
今作のヒロイン兼姉弟兼相棒枠です
姉弟と書きましたが、ゲーム上では兄弟表現です。
アドルさんの漂流症候群の被害者です
正直属性やアドルさんとの絡み、技の楽しさなど色んな要素がゲーム体験において素晴らしかったので現在カージャロスになりそうです、えっこの子9のヒロイン集会にも呼ばれないし以降も出ないんですか…いいんですか…アドルさん11で共演したりしませんか…?
ヒロインでロスったのはイース8のダーナさん以来ですね、カージャさんもファルコムの展開次第でダーナさん並の人気取れるキャラだと思います、マジで。
ストーリー上ではアドルさんを引っ張ってったり、アドルさんに冒険の楽しさなど教えてもらったり、今までで一番アドルさんと絡んでたヒロインだと思います。
姉マウントを取ったり、サブキャラに教えてもらった「カワイイ」を探求したりなど、高感度が高まるシーンが多かったですねー。

・ドギ
いつもの人です。
イース2のあとの話のはずなんですが、既に相棒感が漂っています。カージャさんがドギに相棒を託すシーンは言葉が出ませんでした、ドギに繋がるのかというのと、カージャを失うのかというのが同時にワッと来ましたね。
今作も当然のように壁壊しします、漂流もします。
ただ設定上戦力としての活躍はほぼなかったのが残念です。
次回作では久々にドギとパーティー組みたいですね。


・キャラは以上です、サブキャラも書きたいですが書くのが面倒です(支離滅裂)



6.総括
重ね重ね、イース10本当に面白いゲームでした、これから2周目でマップ埋めやコンプ要素に勤しみたいと思います。





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