昭和初期の絵葉書(日露戦争)
蔵から出て来た古い絵葉書です。昭和八年の年賀状が一緒にあったので、絵柄は日露戦争のテーマだと思います。⚔️◯快活な明朗さと強さ逞しさを持った明治生まれの兵士たちの戦時下の様子が描かれている葉書。
◯20世紀初めの漫画は、実写から絵を起こしているのか骨格が正しい比率だと思う。フランスの漫画、タンタンなどもそういうデッサンの正しさから来る安心感を持っていると思う、現在の日本の漫画はその意味から言うと足が長すぎたり、顔が大きすぎたりして違和感を覚えるのは私だけ？
◯これらの絵葉書を眺めていて思ったのは、昭和八年も令和六年も日本の人々はあまり変わらないということ。明るく逞しくどの様な状況でも前向きに勤勉に立ち働き、必死で生きていく日本人。けれども、
その戦争の、全人類の人権に置いて何たるかについて、或いは軍隊や婦人会の強すぎる同調圧力について物申すことはしない。それは今も変わらない。私たちに出来ることは、私たちは変わっていないと気づくことだろうか？気付いて自分の意見を主張した途端に、地域の、村の、或いは家族親族の日本的調和は歪み、たちどころにマスク警察に批判を受けるのだろう。私が言いたいのは、祖父や父の兄弟にも似た快活な、逞しく明朗なこの兵士たちを、私だって大好きだということ、しかしそれだけではもう埒が開かないのだということ。
◯若い世代の方々が過去を慈しみつつ一歩前へ進むことをと願う。2024年1月#日露戦争 #日露戦争後 #昭和初期 
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか？