【印象ハックシリーズ】声の音量を操り、相手へ与える印象に差をつける方法

おはようございます。元声楽家オペラ歌手のカサノヴァです。

突然だが、皆さんは以下のような経験はないだろうか。


「すみません」

「…………すみません!」

「あ、はい」

お店で注文する時、もしくは誰かに声をかけた時のこんな反応。


もしくは、プレゼンなどで喋っている時に

「すみません、聞こえにくいのでもう少し大きく喋ってくれませんか?」

といった感じに言われたこと


実のところ、私も学生時代はよくこんなことを言われていた。

お店で注文する時も、人前で何かの発表をする時も。

私は高校生ぐらいまでは決して外交的な性格ではなく、こう言われることがよくあった。声を出す時に不安になって、正しい声の音量が分からず、相手に全く注目されない、相手からの印象は皆無になってしまっていた。


なぜ、自分のイメージした音量と実際の音量は違うのか

こういった自分の経験や、今まで色んな人のボイストレーニングをしていて気付いたことは、こういった、自分が思ってたより声が小さくなってしまう現象の原因は

相手との声の距離感がわからない、掴めていないから

だったのだ。


つまりは、50cmの距離にいる人と、3m先にいる人、10m先にいる人に話しかける時に正しい声の音量の出し方が分からず、さらに「大き過ぎる声出したら迷惑かな」と思ってしまい、声が小さくなってしまう。


声が小さい人、大きい人、どちらが印象に残るかと言われれば、そんなものは決まりきっている。もちろん、緊張で自分が思った通りの声が出なくなることもあるだろうが、憧れの人や目上の人に会う度に声が小さくなってしまえば、その相手はあなたのことを覚えてもいないだろう。

では、どのようにしてこのような声の距離感、音量の問題を解決すればいいか。


実は、人が発する声の音量には、ある明確な原理がある。

普通の人が普通に話すときはもちろん、歌手が大小の声を使い分けるときもこの原理を無意識、もしくは意識的に使っている。


私自身、マイク無しで数千人のお客さんを目の前に歌っていたが、この規則を教えてもらって以降は、声の表現が多彩になり、普段話す時、人前で話す時に有効活用出来ている。


さて、早速だが、この声の音量を決めている規則とはなにか。

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