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【お金のブロックパズル】お金の不安から解放されて、納得の意思決定。

複雑な簿記の知識は、必要ありません。社会に出たら簿記くらい学ばないと・・・なんて、デタラメです。

なぜか世の中に出てても、お金の勉強をする機会はありません。小学校でも高校でも習いませんでした。世の中で役に立ちそうだ、実学的な感じがするし、簿記くらいやっとかないと思い、大学に入った後に学び始めましたが、ふと考えました。

簿記って、本当に役に立っているのか?

まず、決算書、試算表、PL、BSなど、簿記3級程度でも嫌いな人にはアレルギー反応でしょう。簿記も勉強したことあるし、数字も好きという社長もいるのですが、、、、

「売上がドンドン上がって忙しいのに、なぜか預金は減るばかり!」  

なんてことが発生する経営者あるあるネタです。


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・売上は上がって忙しいのに、なぜか預金残高が増えていかない。
・業績が厳しいけど、人手が足りない、新しい社員を入れても大丈夫か?
・自分の給料は、どの位がちょうど良いのか。
・設備投資を考えているが、銀行からどの位までお金を借りても大丈夫か?
・ボーナスはいくらまで払えばいいのだろう、年に何回払えばよいのか?
・売上目標をどの辺りに設定したらいいのだろう?

など、迷うことがたくさんあります。

そんな時に、
・何となく感覚的に判断してしまうのか
・きっちりとした判断基準に従って決断するのか
その違いがどれだけ今後の経営に影響があるか、認識されていますか?


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・「会計事務所から毎月貸借対照表、損益計算書を作ってもらっているけ ど、実はイマイチよくわからない・・・」
・「税理士に任せているから、まぁ大丈夫でしょ、でも見落としているところもあるのでは?」

このような経営者は、多くいらっしゃいます。
「数字が苦手な経営者」も大丈夫、ご安心ください。

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※和仁達也先生「超★ドンブリ経営のすすめ」(ダイヤモンド社)

大元は、言わずと知れた西順一郎氏の戦略MQ会計のブロックパズル。5つのブロックパズルで示しているのが特徴ですが、これは7つにわけて固定費を分けて人件費を抜き出し、家計の図のブロックパズルで人件費と給与を繋げているところが特徴です。

まずは、この図くらいのお金の流れが分かれば、会社のお金の流れも理解ができ、複雑な簿記の知識がなくても、経営の重要な判断ができる様になります。

正確さを追求すると、逆に複雑になります。

「経営の状態を把握して、適切な判断を行う」という本来の目的が果たせなくなります。先ずは御社のブロックパズルがどのような形になるのかを、確認してみましょう。

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【経営者と社員の危機感のズレ】

・言われたことしかしない、緊張感がなく同じミスを繰り返す、何をしても反応がない
・会社の利益に貢献してないのに、もらうことばかり考えている
・なぜか簡単なことまで決裁が集中して雑務に追われる
・給料を払っているのに、なぜか尻拭いばかり
・転職のチャンスを伺っているが、環境が変わるのを恐れて留まっている
・まだ何もしていないのに配属前の新入社員が辞める
・危機意識を持たせようと話をしても「分かりました」と返事はあるが動かない。

このような嘆きについて、経営者から話していただくことがあります。

経営者は人一倍悩んで、試行錯誤・改善を繰り返し、社員が能力を発揮するための環境づくりに、汗水お金を流しています。

ですが、社員は、自分の給与がどうやって社長が捻出しているのかを知りません。例えば月20万円の社員が、20万円の契約を取って「もう1ヵ月分の仕事した」と勘違いするのは、中小企業あるあるネタです。また、社員は「手取り」で自分の給与を認識しており、年々上昇している高い社会保険料やその他経費を苦労して負担していることを、悲しいことに社員は分かっていません。

現状維持では、「給与の手取り」は減り続けているのです。

①年金や健康保険料が増加して、手取り収入が減る

②消費税の増税で、生活費の負担が増えて、前より貯金ができなくなり、いつの間にか家計が赤字に。

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そこで、なぜ利益を残す必要があるのか、なぜ売上目標を立てる必要があるのかなど、経営者が「お金の亡者」と誤解されないように、社員が納得して自ら行動する「安心安全ポジティブな環境」づくりを通して、定例ミーティングへの参加や研修などで、「経営者と社員の危機感のズレ」を解消していきます。

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