見出し画像

続いていくということ。

3月17日に幕張メッセで行なわれた「PUNKSPRING 2024」の2日目に行ってきました。
いちばんのお目当ては、Hi-STANDARD。

僕にとっては、昨年の悲報以来初めて観ることになる二人のハイスタ。
サポートドラマーはご存じ、元Pay money To my Painで現THE BONEZ、最近ではCharさんのサポートなどもされていたZAX氏。
ZAX氏は昨年のサタニックカーニバルでも3人のドラマーのうちの1名だったので、ハイスタでもおなじみ。
今回のライヴも素晴らしかったし、お忙しいでしょうにハイスタのために時間を割いて取り組んできたことを想像するに、胸が熱くなることこの上ありません。

でも…でもですよ、やっぱりハイスタのドラムはツネちゃんなんだな…って、今回のライヴを観て思いました。
悪い意味じゃありません決して。
ZAX氏を否定するつもりも毛頭ありません。
でも、もう僕の中ではツネちゃんのドラムが根付いてしまってるので、ZAX氏の演奏の素晴らしさを理解していても、それはもうかつてのハイスタではない…。
ええ、もちろんナンちゃんと健さんが居ればハイスタです。それも理解してます。
いや、例えばナンちゃん一人になっても、健さんだけになっても、「これがハイスタだ!」といえばハイスタです。
ハイスタとはもはやバンドではなくアティチュードなのです。

なので…だから…これまでのハイスタを諦めることを、一昨日のライヴを観て決心しました。
これからのハイスタは、当たり前だけどこれまでのハイスタとは違う。
わかっていたつもりですが、実際のライヴを観るまではどうしても心の何処かに、かつてのハイスタの姿を思い描く僕が居たのは確かです。
昨年、ナンちゃんと健さんが「ハイスタは続いていく」と云いました。
「続ける」のではなく「続いていく」のだと。
どの様な形になろうとも、それが現在進行形のリアルなハイスタだということでしょう。
ツネちゃんがもういないことをしっかりと理解しつつ、でもツネちゃんの鳴らした音を忘れるのではなく、しっかりと心に刻みながら、新しいハイスタをこれからも応援していく所存であります。

ただ…ね、一昨日のステージを観る限り、新しいハイスタやこれからのハイスタがどうこう…というよりも、NOFXへのリスペクトの気持ちの方が勝ってて、NOFX愛が満載……ナンちゃんがいうようにハイスタはNOFXの子供だから、子から親への感謝の気持ちに溢れた素晴らしいステージでした。

Set list
1. GROWING UP
2. WAIT FOR THE SUN with Fat Mike
3. MY HEART FEELS SO FREE
4. California Dreamin'
5. SUMMER OF LOVE
6. NEW LIFE
7. TEENAGERS ARE ALL SSHOLES
8. I'M A RAT with Fat Mike
9. STAY GOLD
10. MY FIRST KISS
11. BRAND NEW SUNSET
12. FIGHTING FISTS, ANFRY SOUL
13. DEAR MY FRIEND
14. MAXIMUM OVERDRIVE
15. TURNING BACK

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?