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第1回「A面に入れたいサザンの名曲」より、「思い過ごしも恋のうち」(サザンオールスターズ 1979年)

本日6月8日深夜の「ザ・カセットテープ・ミュージック」は、第18回再びの初期サザン特集」。これにちなみ、今回は、第1回放送より、「思い過ごしも恋のうち」にまつわるトークを紹介する。このテーマでは、サザンオールスターズの演奏力の高さに二人は言及した。


♪「思い過ごしも恋のうち
(1コーラスが終了し)
スージー鈴木:思わず体が乗りますね。
マキタスポーツ:テクニカル!
スージー鈴木:これも1979年のシングルで、本来ならば「いとしのエリー」が出たタイミングで、この曲がシングルになるはずだったと言われたんですが、「いとしのエリー」がシングルになることによって、サザン帝国が作られていくわけなんですけど。それはそれとして、とにかく演奏が上手いっていうね。
マキタスポーツ:ちょっとやばいですね。ものすごい詰め込んでるけど。でも、当時そうは聴こえてこなかったなぁ。
スージー鈴木:演奏が上手いって話になると、ティン・パン・アレーだとか、サディスティック・ミカ・バンドだとかいるんですけど。サザンオールスターズは演奏が上手いっていうことをね、声を大にして、丑三つ時に主張したいですね(笑)。特にこのドラムスとベースの絡み。松田弘と関口和之が素晴らしいと思いますね。
マキタスポーツ:あらためて聴くと、「詰め込みすぎなんじゃないか」って感じがしますけど。
スージー鈴木:洋楽とJポップを比べると、日本人というのはさまざまな音が入っている、幕の内弁当的なことが好きだなと。クイーンが日本ですごく人気があったのも、「ギター何百本入ってんの?」みたいなね。そういうのの先鞭をつけたのも桑田佳祐、と言えなくはない。
マキタスポーツ:1曲で、ガラケーみたいな。小さいけど超ハイスペック、みたいな。
スージー鈴木:オールインワンのね、フルスペック。
マキタスポーツ:そういった感じがもう、この曲ではわかりますよね。
スージー鈴木:本の中でも書いたんですけど、桑田佳祐の飽くなきサービス精神と言いましょうか、「業」ですね。とにかく何とかして、1億人の首根っこつかんででも、楽しませたろうっていう、エネルギーを感じます。
マキタスポーツ:だから、初期サザンの粋を結集したような曲に聴こえますが。
スージー鈴木:それが2年目の23歳。
マキタスポーツ:まだそんなね、若造のはずなんですが。

『カセットテープ少年時代 80年代歌謡曲解放区』

監修・協力:ザ・カセットテープ・ミュージック、マキタスポーツ、スージー鈴木
定価(本体1,389円+税)
ISBN:978-4-04-896260-5
発行:KADOKAWA
https://www.kadokawa.co.jp/product/321802000665/

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