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第6回「カセットテープ紅白歌合戦」から、「Woman"Wの悲劇"より」(薬師丸ひろ子)

「ザ・カセットテープ・ミュージック」5月4日(金)深夜放送は、第15回「松任谷由実特集」。“満を持して”と番組が謳うとおり、MCのマキタスポーツスージー鈴木も大好きな松任谷由実をついに取り上げる。

今回のセレクトはスージー鈴木ユーミンの楽曲の中から、「コード」と「メロディー」に注目して6曲をピックアップ。用意されたピアノを奏でてのコード解説を入れながら、思い入れたっぷりに語り尽くす。

「松任谷由実特集」放送に合わせて、このトークダイジェストでは、#6(2017年12月8日深夜放送)の「カセットテープ紅白歌合戦」から、紅組3曲目「Woman"Wの悲劇"より」(薬師丸ひろ子)をめぐるトークを紹介する。

スージー鈴木:私は80年代の女性ボーカリストの曲の中で、最も好きな曲をかけたいと思います。よろしくお願いします。
(♪「Woman "Wの悲劇"より」薬師丸ひろ子が流れる)
マキタスポーツ:あぁ、こんなイントロか。
(曲が流れる中)
スージー鈴木:80年代女性ボーカルの最高峰!
(Bメロ終わるところで)
スージー鈴木:そして転調して9th(ナインス)がさく裂するという、一世一代のサビですね。
(曲はサビヘ)
スージー鈴木:9th。ずっと9th、ずっと不協和音。だけど調和してるという。
(さらにサビが続いて、1コーラスが終わる)
マキタスポーツ:うぉ~。(と共感の声)
スージー鈴木:ありがとうございます。ユーミン(松任谷由実)の全部の作曲作品の中でも、最高傑作だと思うくらいこのサビが好きですね。(と自ら歌う♪)
マキタスポーツ:あれはいわゆる9th、9度の音が鳴っているっていう。キーはなんですか?
スージー鈴木:キーは、もともとはCm(Cマイナー)なんですけれども、あそこのキーはA♭(Aフラット)に転調しますね。
マキタスポーツ:なるほど、A♭に転調した上でで9度の音が鳴っているということね。
スージー鈴木:実はですね。この前年1983年の薬師丸ひろ子さんの「探偵物語」に、同じCmで、A♭に転調するところがあるんですよ。これは大瀧詠一作曲。ここからはまた深読みなんですけど、大瀧詠一という、はっぴいえんど一派が(笑)、
マキタスポーツ:ワハハハハッ! いやいやいや。
スージー鈴木:薬師丸さんに曲を作ったけれど、ユーミン様が作ったらおんなじキー、おんなじ転調でここまで出来るんだっていうね、80年代ソングライターの頂上決戦。どっちもいい曲ですよ。どっちもいい曲ですけど、微妙な点数で言えば、「Woman"Wの悲劇"より」のサビはちょっと「探偵物語」を超えますね。
マキタスポーツ:(この日のカセットガール・春川桃菜に向かって)薬師丸ひろ子さんは、わかるよね?
春川桃菜:聞いたことあります。
マキタスポーツ:(NHK朝ドラの)「あまちゃん」わかんない?
春川桃菜「あまちゃん」はわかります。
マキタスポーツ「あまちゃん」で歌ってた人知らない?
スージー鈴木鈴鹿ひろ美っていう。
春川桃菜:見てない…。
マキタスポーツ:見てねぇのか…。弱っちゃったなぁ。
スージー鈴木:一種の悲劇、Wの悲劇。カセットの悲劇、Cの悲劇が…。
マキタスポーツ:Cの悲劇がありましたねえ。

以上、#6「カセットテープ紅白歌合戦」(2017年12月8日深夜放送)より。

『カセットテープ少年時代 80年代歌謡曲解放区』

監修・協力:ザ・カセットテープ・ミュージック、マキタスポーツ、スージー鈴木
定価(本体1,389円+税)
ISBN:978-4-04-896260-5
発行:KADOKAWA
https://www.kadokawa.co.jp/product/321802000665/

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