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武士道とは死ぬことと見つけたり

「武士道とは死ぬことと見つけたり」とは『葉隠』の有名な言葉です。


もちろん、死ぬことをすすめているわけではありません。死を覚悟すれば、心安らかに生きられるということです。


最悪の事態を想定することで、より良く生きられます。


最近のベストセラーに『死ぬこと以外、かすり傷』(箕輪厚介)というのがあります。そういった心構えが『葉隠』の精神でしょうか。


本書『齋藤孝が読むカーネギー道は開ける』(齋藤孝)は、悩みがあればどうすればよいか、すべてそこに書いてあると言われるほどの名著「道は開ける」を齋藤孝先生が現代にマッチしてアレンジしています。


大学の教員らしく22歳をイメージして書かれています。「悩みがあれば、まず相談。できれば、経験豊富な人。働くことであれば、社会人。学生は社会に出ていない」




近年の自己啓発書の類いは、古典がお手本になっていることは少なくありません。中身は現代的にアップロードはされていますが、やはりもとネタは書かれています。


例えば、「心配事の9割は起こらない」「置かれた場所で咲く」「人生は自分の思考通りにつくられる」果ては、健康法、睡眠、整理整頓。枚挙にいとまがありません。




カーネギーの主要三部作のうち、「道は開ける」「人を動かす」は書棚にありますが、「話し方入門」は読んだことすらありません。

ここも抑えていく必要がありますね。





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