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  • 社会人日記

    「社会人」になって感じたこと、会社員の日々について思ったことを書きます。

  • 書くこととは何か?

    言葉にすることについてメタ的に考えてみることがテーマです。

  • 揺れる世界で

    コロナ禍の混乱や不安を忘れないための記録です。 拙くても言葉にすることがモットーです。

  • はじめてのデンマーク:留学記

    留学振り返りレポート。留学しようかな、自分探しとは何?留学したら見つかるの?と一度でも思ったことがあるひとへ。

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    読んだ本の感想や書評を書きます。

最近の記事

怒りや悲しみを抱えながらも、日常を大切にしたい

〇社会にふりまわされてる私たちにまじおつかれというエールを久々の日記。今、見えない細菌のせいで、普段隠されている、あるいはごまかされている私たちの弱さや恐怖心が、かなり露呈しているな、と思う。海外に行けば、アジア人というだけで差別される可能性があるし、日本にいる中国人の人を罵倒したり、お断りしたりする店があるというトピックがTwitterで炎上していた。スーパーではトイレットペーパーやアルコール消毒液、マスクはずっと品切れで、本当に届くべき人に届かない現状がある。政府や国際機

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    • 25歳になったけれど、まだ夢を追いかけていてもいいだろうか。

      25歳になったが、まだ夢を追いかけていてもいいだろうか。 2019年の年の瀬から、2020年の年明けにかけて、とてもいい天気の日々が続いた。私は、仲の良い女友達や、叔母とともに食事をしたり、同級生たちとパーティをした。 まぶしい太陽の光が、美しい彼女たちの顔を照らしている。彼女たちとは様々な話をしたが、そこには恋愛や結婚や出産、子どもの話などがとりとめもなく続く。 私は新しい年が明けるのと同じくらいに、25歳になった。けれど誕生日は、全然嬉しくなかった。世間でいうところの

      • 最近はまっているアイルランドの歌手と、読んだ本『勝手にふるえてろ』(綿矢りさ作) のこと

        ◇とにかく幸せそうに歌うところが好き 最近youtubeではまっている歌手がいる。アイルランド出身歌手のOrla Gartlandさん。 (youtubeチャンネル: https://www.youtube.com/user/MusicMaaad ) ギターを片手にアコースティックな演奏をする。彼女のオリジナルな曲のときもあるし、カバーのときもある。けっこう昔の渋い曲をカバーしているので、ああ、少し熟練した歌手なのだろうな…とか思っていたらなんと1995年生まれ…!!!

        • 久々にnoteを更新しました。というかできました。ずっと更新できていなくて、後ろめたい気持ちみたいなのもあって。それに毎回悩んでるだけみたいなnoteでおもしろみもないなぁとネガティブになってしまうけれど。けれどそれでも、らせん階段みたいに進めていたらいいなと思いつつ。

        怒りや悲しみを抱えながらも、日常を大切にしたい

        • 25歳になったけれど、まだ夢を追いかけていてもいいだろうか。

        • 最近はまっているアイルランドの歌手と、読んだ本『勝手にふるえてろ』(綿矢りさ作) のこと

        • 久々にnoteを更新しました。というかできました。ずっと更新できていなくて、後ろめたい気持ちみたいなのもあって。それに毎回悩んでるだけみたいなnoteでおもしろみもないなぁとネガティブになってしまうけれど。けれどそれでも、らせん階段みたいに進めていたらいいなと思いつつ。

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        記事

          日記 ロールケーキと香水を愛する

          残業が終わり、会社から帰宅したら、父親からメールが入ってた。「親戚からたくさんお菓子をもらったんだ。食べきれないから、もし帰宅していて都合がよければ、持ってくよ。ロールケーキ。」 私は実家からさほど遠くない場所に一人暮らしをしている。そのため、ときどき、家族が食べものなんかを持ってきてくれる。これはとてもありがたいことだ。家族には感謝している。 ほどなくして父親は、ケーキ屋さんの箱に入ったロールケーキを持ってきて、そそくさと帰っていった。これではまるで宅急便だ。 箱を開け

          日記 ロールケーキと香水を愛する

          自分の気持ちと生きること

          神さまは意地悪だ。 どうしてこの世界は、思い通りにならないことが多いんだろう。 ふと、疲れた頭でそう思う。 書いていて、なんだかとても自分本位の人間のわがままみたいだけれど、自分の人生を諦めたくない気持ちが、私はとても強いのだと思う。 それは一定の他者から見たらわがままで、利己的で、自我が強い扱いづらい人間なのかもしれない。実際に、あなたは自我が強い、もっと抑えないと組織では働けないと言われた。 けれどこの自我がなければ、私は論文を書いてはいない。自分が抱えてきた生き

          自分の気持ちと生きること

          抹茶カフェラテとライン川:社会人日記

          noteに何を書いたらいいのか全然分からなくてびっくりした。 ものを書きたいとか言いながら、生み出すことが苦しいのは論文を書いた時点でもっと自覚するべきだった。とも思うけど、懲りずにこうして絞り出そうとしてる。絞り出すものがないので、今日の日記を書く。 仕事場の共有スペースとして休憩できるラウンジがあるのだが、そこのコーヒーマシンが期間限定で無料のため、同じ課の先輩たちとコーヒーを飲みに行った。私は抹茶カフェラテとかいう謎の飲み物に挑戦してみた。抹茶とカフェラテが主張し合

          抹茶カフェラテとライン川:社会人日記

          カウンセリングは心の深呼吸

          昨日残業についての記事を書いてみたのだが、なんと今日さっそく2時間も残業をしてしまった。かなり疲れ果ててしまい、空腹なのに食事をする気力もない。これは大変におそろしいことである。 そうして私は、どうしようもなくなって、会社で配られた「カウンセリング電話相談」とかいう紙に書いてあった番号に電話をした。「慣れてる人には大したことはないかもしれないけれど、残業がすごくつらかった。仕事でミスもした。急に仕事が増えて、しんどいんです。」私は言った。やりたいことと違う職種であることも言

          カウンセリングは心の深呼吸

          チェックインで感じたよろこび:ひとり旅と出会い①

          「ひとつすごいことを言ってもいいかな?君の誕生日と僕の誕生日、なんと同じ日だよ!」 これは、ウィーンの国際空港近くのホテルで、ホテルマンが私のパスポートを見ながらおどろいた顔で言った言葉だ。 12日間のヨーロッパ三ヶ国ひとり旅。ウィーンに住む友人と夜6時ごろに、急いで荷物をまとめて別れた。次の日はフィンランドに向かう予定だった。早朝の乗り継ぎ便に乗る予定だったため、私はウィーンの空港にほど近いホテルに宿泊することにしたのだ。 友人と別れてからしかし、私は不安だった。ウィ

          チェックインで感じたよろこび:ひとり旅と出会い①

          社会人日記 社会人10日目、天気:雪

          今日の業務も疲れた。午前中は会議だった。 午後はいくつか事務書類の作業をしたあと、ひたすらにはんこを押す仕事をした。うちの職場のいちばんえらい人のはんこを契約書に押しまくった。 私ははんこを押す機械と化し、無心で30分くらい押し続けた。そのうち、自分は何か特別な版画作品でも作っているような気がした。小学校の図工の時間を思い出した。特に思い出したい記憶というわけでもなかった。 はんこを使った版画作品、作品というか、その行為、インスタレーションは、アイロニーのある作品である。私

          社会人日記 社会人10日目、天気:雪

          詩のようなもの: 「春、」

          春、 「うららかな春の日差しが、」 なんて丁寧な挨拶はごめんよ 残酷なよそよそしさと、 かすかな懐かしさとともにいつも訪れるくせに そんな上品な言葉で惑わせないで、 春は好きだけど嫌い、 子供のころからずっと 春は「期待と不安」と形容されてきて、 その形容を春は受け入れてきたけど、 それはよそ行きの顔でしょ 本当はもっと残酷 穏やかな日差しは、 過去と未来を目まぐるしく 思う存分ごちゃ混ぜにして、 そして何喰わぬ顔で、今年もきっと過ぎて行く 私は置いていかれぬように、 新し

          詩のようなもの: 「春、」

          引っ越しが終わったあと、泣いた。

          最近、修士論文を書き終えてから、あまりにもめまぐるしくここ2ヶ月ほどが過ぎ去って行き、noteを書いたり、本を読んだりできないことが、なかなかにつらい。 私は春から、「社会人」になる。企業のお勤め人になるのだ。 そのため、引っ越しの準備をしたり、その間に「思い出づくり」のために欧州旅行に行ったりしていた。 しかし、「思い出づくり」という名目ではあるが、旅行に行く前のもやもやは、帰国後、はっきりと確信になった。自分の中では、「この先も旅行をしたり新しい場所に行くことを続けてい

          引っ越しが終わったあと、泣いた。

          最近忙しすぎてnote全然投稿出来てないですが、いいねをしてくださりありがとうございます😊 最近12日間の欧州ひとり旅に行ったり、大好きなユーミンのコンサートに苗場や武道館に行ったりしてるので、それについてエッセイを書きたいと思います、いや、必ず書きます!!!!!!

          最近忙しすぎてnote全然投稿出来てないですが、いいねをしてくださりありがとうございます😊 最近12日間の欧州ひとり旅に行ったり、大好きなユーミンのコンサートに苗場や武道館に行ったりしてるので、それについてエッセイを書きたいと思います、いや、必ず書きます!!!!!!

          心の微細なアップデートに気づくこと :ゴールテープを切ったあと

          私は無事に1月10日(締切日)に修士論文を提出して、(ゴールテープを切った!のかな)一週間ほどひたすら寝て食べることしかできなかった。(提出前一週間くらいは不安であまりよく眠れなかったのだ。) それから、書くのもめんどくさい事務的ななんやかやに追われ、気づけばなんと2週間近くが経過した。久しくnoteにも来ていなかった。 私は前の投稿で、「論文を書ききったあとにどんな景色が見えるのかな」みたいなことを書いた。 今日は、前の記事に応答する形で記事を書いてみた。 昨日は尊

          心の微細なアップデートに気づくこと :ゴールテープを切ったあと

          自分のペースでゴールテープを切るまで

          修士論文の締め切りが、あと4日後に迫っている。私は先ほど、指導教官に、ファイルを提出した、おそらく95%あたりまで来ていると思う。 この2年間、いや、正確にはこのテーマをやる、と、留学中に心に決め、設定した今年の3月から、ずっと修論のために走り続けてきた。つくづく、修論執筆作業はまるでマラソンのようだった、と思う。時々息切れして、休んで。いやになって、やめて。同期と愚痴を言って、気分転換して、それはまるで給水所であり、沿道からの声掛けのようでもあった。走り続けていて、天候も

          自分のペースでゴールテープを切るまで

          担任に媚を売っていた小学生の私へ

           徹夜コースで作業になりそうなので、しんどい合間に作り置きのパンを作った。混ぜて炊飯器にセットするだけでできる素朴な味の蒸しパン。 お腹の調子がよくないので、牛乳の代わりに豆乳を使った。実家で採れたさつまいもとブルーベリー入り。冷凍ブルーベリーを使ったら見た目があまりよくないけど、味はまあそこそこだった。ブルーベリーを生地に練り込むと、果実がある部分の周りの見た目はべちゃっとした深い紫色みたいになる。  それを見てはたと思い出したのが、小学校5年生のときの夏のことだ。三者

          担任に媚を売っていた小学生の私へ