さすらいのモバイラーねこです。
モバイル端末やサービスには目がないです。

モバイル通信サービスは何を選べばいいのやら。

格安通信サービス事業者（本来は MVNO と表記した方がいいのかな）としては戦国時代。
いろんな会社がさまざまなサービスプランを用意してくれるので選び放題な状況。
ただ、自分の使い方や各社のサービスを正しく理解していないと、お得に利用できないことも多いので、詳しくない方や細かいこと気にしたくない方には手を出しにくいのかなと思う今日この頃です。

私は、古くから IIJmio さんのサービスを愛用しております。
今回紹介する eSIMの新サービスは、通信サービス界隈に一石を投じるであろう画期的なものだと思いますので是非知って頂きたいです。

ついに始まる IIJmio eSIM サービス

さて、先日、その IIJmio から、プレスがありました。
eSIM ベータ版の提供 が、今月１８日から開始されるようです。
え、もう始まるの？　はやっ　という印象です。

https://www.iijmio.jp/hdd/esim/

公式ページには大々的には書かれていませんが、このサービスはアカンやつです。（いい意味で）

大手通信キャリアからすると、既存の料金プランやサービスに大きなインパクト与えそうな予感。今後の新たな通信プラン作りにも影響あるでしょうね。利用者としては競争原理が働くので楽しみです。（理由は以下）

何が嬉しいの？　eSIMサービス

現状は、対応する機種が、最新の iPhone や iPad 等に限定されますが、物理的な SIM カードに加えて、すでに iPhoneに内蔵されている eSIM を利用できるようになるサービスです。
要するに、同時にふたつの SIMカード（サービス）を利用することができるようになります。
国内向けに販売されている iPhone で利用できるようになるってことがポイントです。これまで、SIMカードを２枚させる端末だったりはありましたが、ギーク向け（偏見）なので影響は限定的だったと思います。

もう少し具体的にお伝えすると、１台の iPhone で、ドコモの通話プランやキャリアメールのサービスを利用しつつ、データ通信は IIJmio のお得なプランや、大容量プランを利用できる。
なので、ドコモの高いデータ通信量は抑えつつ、通話だけはドコモ（かけ放題等）を利用することができるってことなんですよ、奥さん。

これまでは、格安ＳＩＭサービスを利用する場合、
通話のサービスも一緒に引っ越す必要がありましたが、それが必要なくなります。
データ通信のコストを抑える選択肢として、eSIMサービスを追加するかたちで、（大手通信キャリアの費用よりも）費用を抑えて利用できるということ。eSIMの場合、契約の際に、お店に出向く必要もないし、物理的な SIMカードを入手する手間もないので、ネットで完結するってところもひじょーに便利です。

こうなってくると、大手通信キャリアとしても、
通信量を安くしたり、より差別化していかなければならず、競争が一層進むことになると思います（はず）。
もしかしたら、eSIMサービス（Apple Watch 向けなど限定的にサービスされているものはすでにあります）を始めるかもしれませんね。

別の側面のメリットとして、
メイン回線とは別の通信キャリアのサービスを利用することで、
通信エリア外だったり、障害時のバックアップを確保することもできます。
（メインはドコモ、サブはａｕ、などにして、あるエリアではドコモはつながらないけど、ａｕならつながる、など）

まだまだ進化していく通信サービス

これはただのねこ妄想ですが、
両方の回線を同時に利用して、体感の通信速度を劇的に上げたり、通信の品質や安定性を向上させたり、
それ以外にも新たなサービスが生まれたりすると面白いなと思います。
上記のようなことは、回線サービスだけでは対応できないので、ＯＳやアプリなどの対応が必要になってきますが、夢は広がります。

これは本当に楽しみですね。
ベータサービス開始したらすぐに申し込みたいと思います。
７月１８日ですよ！

なにより IIJmio の通信や技術に対するこだわりが半端ないですよ。
これがあるので、他社のサービスに移ることができない、安定の IIJmio と思います。
混雑時の通信速度だけが不満ですが、ここは費用とのバランスですね。

この分野のサービスはこれからも目が離せないです。
目先には、５Ｇも控えてますね。
それでは、素敵な eSIM生活を楽しみましょう！