平成を振り返る・オーディオ機器編その1

Apple Pay導入から10日。おおむね順調だったですが突然Suicaのチャージができなくなりました。何度やっても「支払いを完了できませんでした」という表示が出ます。

・iPhone本体の再起動
・Walletアプリからsuica削除&再登録
・クレジットカード情報の再登録

考えられることはひと通りやりましたが未だに解決しません。

コンビニのATM経由でもなぜかチャージはできず、レジでかろうじてチャージすることができました。しばらくsuicaチャージはコンビニでということになりそう。端末内部でチャージできるお手軽さが最大の魅力だけに残念です。

原因は何かわかりませんが、過度の依存は危険だなと思い知りました。
原因不明ほど困ることはない。デジタルは便利ですがそれだけ原因不明も増えます。
そして何がもったいないかって問題解決のために使った時間です。これほど無駄な時間はない。

■オーディオ機器が劇的に進化した平成
平成の30年間でオーディオ機器、音楽の聴き方は劇的に進化しました。

・MD登場(デジタルのままダビングする時代へ)
・CDR登場(ダビングではなく焼く時代へ)
・iPod登場(PCで管理する時代へ)
・ダウンロード販売登場(CDを買わない時代へ)
・サブスク登場(ストリーム再生全盛期到来)
今後どうなっていくか全く予想ができません。

平成元年当時はまだCDが登場してから数年しか経っていなくて、アーティストの新譜が出るときはCD、アナログレコード、カセットテープの3種類が発売されていました。
その後のCDの爆発的普及とともにアナログレコード、カセットテープが発売されることはなくなりました。

僕はこの頃めちゃくちゃレンタルCDに依存していました。好きなアーティストの新譜が出たらレンタルしてカセットテープにダビングする。そんなことを日々飽きることなく繰り返していました。CD3000円は中学生には高すぎる。レンタル代+カセットテープ代の合計500円くらいが新譜に触れるために出す金額としては手頃でした。

友達が新譜を買ったときはそのアルバムが何分なのかを聞き出し、対応するカセットテープを購入してダビングをお願いしていました。この頃カセットテープも全盛期で40分、46分、50分、54分、60分とかなり時間も小刻みに用意されてましたし、デザインも音質重視の無骨なものからキュートでポップなあの時代特有のものまで様々でした。

カセットデッキにはドルビーNR(ノイズリダクション)という機能があり、これを使うと劇的にカセットテープのノイズが減るのです。BタイプとCタイプがあり、Cの方が高性能でした。
「あいつの家のコンポ、Cらしいよ」
「え、じゃああいつにダビングしてもらおうよ」

ドルビーNR Cを利用できる、それだけで英雄になれた時代でした。再生機器もCに対応していないと効果はないので、Cで録ったらCで聞くという制限はありましたが、「人よりもノイズが少ない」という小さな優越感に浸れるシステムでした。自分の家のステレオのスペックで優越をつけていた時代です。

あの頃はコンポやラジカセのCMがTVでもよく流れていたのを覚えています。そして買えもしないのに大型電気量販店に通ってコンポのカタログを大量にもらってきて、家で眺めて研究する日々を送っていました。だからやたらと詳しいのです。

平成二年の12月頃でしょうか?ステレオに対する熱意が親に伝わったのか、PIONNERのSELFIEというステレオコンポを買ってもらいました。
今セルフィーといえば自撮りですが、当時はセルフィーといえばこのSELFIEのこと。誰もが憧れる高音質のステレオミニコンポだったのです。確か宮沢りえをCMに使っていた記憶があります。

当然ドルビーNRはCを搭載。カセットテープに収まるように曲順を自動で入れ替えて録音する機能もついてました。曲の途中でA面が終わる場合もフェードアウト機能で優しくB面を迎えることができました。おそるべしSELFIEのスペック。
毎日が楽しくて仕方なかった。今でいう「ドヤ顔」で毎日音楽を聴いていたのだと思います。

僕の人生を変えたあのSELFIE。カセットデッキ、CDプレイヤー、スピーカーは壊れてしまいましたが、現在もアンプ部分は生きており30年経った今も現役で音を鳴らしてくれています。

長くなったので続きは次回。
平成を振り返る・オーディオ機器編その2ではいよいよMDが登場。
カセットテープの時代は終わるのか?

ありがとうございます。有意義なことに使います。