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例のサッカー選手2人に対する僕の考え / 成功した若者の暴走を誰が止める?

みなさん十分に知っていると思うので詳細は省きますね。

インスタのストーリーに謝罪文って・・・いろいろ残念。

僕たちは無意識のうちに成功した人は幸せな人だろう、立派な人格者だろうと考えています。でもそれは大きな勘違いで、たとえ成功してもネガティブな人はネガティブなままだということが見事に証明されました。

ワールドカップ優勝というサッカー選手なら誰もが夢見る究極の栄冠を手に入れた。その翌年にあのような振る舞いができてしまう・・・
もうその時点でどんな人間なのかわかります。
その人の一部分を切り取っただけかもしれませんが、それがあまりにも酷すぎた。

制裁を加えるべきだとか
日本人はもっと怒るべきだとか
様々な意見がありますが、個人的にはこのままでいいと思っています。

他人に敬意を払えない人が、払えるようになることはない。
謝罪できない人が、謝罪するはずがない。
それが身にしみてわかっているので特に期待することもありません。

下の階行きのエレベーターに乗ってボタンは押されたので、後はどれだけ耐久力があるかだけの話でしょう。

巨額の損失を被るわけだから、企業がアクションを起こすのは当然ですが、一般の人が何かしらのムーブメントに発展させても誰も得をしないでしょう。
もちろん擁護する気は全くありませんが、もう2度と日本の土を踏むことはない。それで十分です。

ありえないほど心が貧しい。
他人に対する配慮が一切できない。
他人に対して優しい気持ちになれない。
スマホをあんなことにしか使えない。
それが世界中に知れ渡ってしまった。

もうそれって「制裁」じゃないですか?
生きていく上でのかなりの足かせじゃないですか?

世の中には楽しいことがたくさんあって、それを手にするお金も持っているはずなのにあれが楽しいって・・・十分不幸だと思う。
あの感性だと、今後もそういう人生しか送れないことは確実です。

あんなことにしか使ってもらえないなんて、彼に買われた携帯が可哀想。
僕の感想は以上です。

成功した若者の暴走を誰が止める?

イチローさんみたいに成功もしていて、中身(心)も伴っている人ってそういないですよ。イチローさん自身が何かのインタビューで「メジャーリーガーであっても、心が一流な人はそんなに多くない」みたいなことを言っていたことをよく覚えています。だから今回のこともそんなに驚かなかったです。

スポーツ以外でも成功者はたくさんいますけど、中身が伴っている人って本当に少ない印象です。心を磨くっていうことは、それだけ難しいんですよね。

少し前にYoutuberの炎上があったみたいですけど、あの若者たちを制止できる大人はいるのでしょうか?心を磨くことに一切関心がない人が、才能だけで成功してしまった。好き勝手やってもそれがお金になる。何かやらかしたとしても、謝罪して動画にしたらお金が入る。そんな状況だと誰の言うことも聞きませんよ。本当の意味での謝罪とか反省とかそういう概念がそもそも心の中にないと思う。

(露骨な差別はしないだろうけど)あのサッカー選手みたいな人たくさんいますよね。これは僕だけかもしれませんが、Youtubeのサムネ見ているだけで、気分が悪くなることが少なくありません。
「底辺Youtuberにならないための100の法則」
「今すぐやめろ!負け組にならないための習慣50選」
実際にはこんなタイトルではないのですが、似たようなのはけっこうあります。

ものすごく他人を見下しているのが伝わってきて、人種差別に近いものを感じます。僕の中では、従業員の顔をズームにしてゲラゲラ笑う行為とあまり変わらないですね。アクセス数を稼ぐための無意識の悪意に気づいてますか?

人を見下してお金を稼ごうとする人に対するアンテナだけはめちゃくちゃ敏感です。だから申し訳ないけど、僕はそういうのは一切再生しません。

そういう人の感性がポジティブな方向へ育つかどうか。他人へのリスペクトの概念が芽生えるかどうか。かなり厳しいでしょう。

少し前にとあるYoutuberの購読を解除しました。理由は、頼んでもいないのに勝手に年収を公開しだしたからです。知りたい情報ってそういうのじゃないんだよね。人柄も良さそうだったのに、残念です。

せっかく成功してるのになんでそんなことするのか。
もうすでに一芸に秀でている人が、なぜ自分の顔に泥を塗るのか。
ネタがないなら技を磨けばいいじゃないですか。もうすでに持ってるんだから。
なぜわざわざ恥をさらすのよ。

サッカーで起きた事も多分根っこの部分は同じ。
お金が人を変えるんじゃなくて、元々そうだった人にお金が流れただけの話。
成功して調子に乗ったんじゃなくて、お調子者が成功しただけ。

お金は流れて来ます。でも心だけは自分で磨くしかない。
それはすごく地味な作業です。動画にもできないし、ブログにも書けない。誰も褒めてくれないし、いいねもつかないし、RTもされない。上司なんかは気付きゃしないし、彼女とか親とかそういう人ですら全く気づいてくれない。絶望するほど地味な作業の繰り返しです。

でも最後に残るのは、やっぱり人の心です。
だからそれを磨いていくのは、意味のない作業ではないと断言します。
あのサッカーの人たちを不気味に感じたのは、人の心を感じなかったからです。
それはみなさんも同じじゃないですか。

「え?この人たちお金持ってるんだよね。なんでこんなことするの?」
これが正直な僕の気持ち。例のサッカー選手に対してだけでなく、暴走する若者に対しても全く同じ気持ちです。

コツコツと人間性を磨く、それができないならスマホの電源は切っておく。
それが自分を救うことでしょう。

イチローさんが二回国民栄誉賞を辞退した。
それって、現状に満足したら終わりだよっていうメッセージではないでしょうか。2億4000万いいねを「いらない」とはねつけた男イチロー。偉大すぎる。

長い文章を最後まで読んでくださってありがとうございました。

この話題に反応すべきかどうか迷いましたが、大切なことが何かわかったからそれでいいと僕は思っています。

最後にサッカー関連で個人的に気に入った話を載せておきます。少し前まで開催されていたEURO2020(延期されて今年開催)の話です。

要約すると、

大会期間中、ずっと控えだった34歳ゴールキーパーのシリグ選手。

選手たちの家族や恋人などからビデオレターを集め、決勝戦に向かうバスの中でそれを選手たちに見せる。それとは別にそれぞれの選手にモチベーションを高めるメッセージカードを書いて手渡す。

シリグ選手は、決勝戦には出場しなかったが、イタリアは見事に勝利。

個人的にはこの話すごく好きです。

スマホってこうやって使うんだよっていう見本。

文学の教授を母に持つシリグは、読書を愛する一方、「有用性を感じない」とSNSを嫌う(やっていない)人物でもある。

こういう人もいるから大丈夫。やっぱり教育大事。

ありがとうございます。有意義なことに使います。