コックスプレート 2019 レース回顧

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コックスプレート2019のレース回顧

ムーニーバレー芝2040m稍
2:04.21 59.43-60.18 H^1
リスグラシューのラップ
4.73-12.01-12.35-11.79-12.24-12.38-11.93-11.51-11.51-12.57-11.22

逃げ馬のマジックワンドラップ
4.60-11.63-11.83-11.64-11.95-12.38-12.13-12.11-11.80-12.78-11.98

展開分析・総評

 ご指摘いただきありがとうございます。間違っていたので修正しました。それと前半40mを計算していなかったので大きくずれていたのもあります。前半40を無視しての前後半5-5Fだとこのバランスになりますね。

 日本式に修正するのがこの場合正しいかどうかはわからないけど、とりあえずややハイ寄り~平均ではあったと思う。レースラップ的にはL2で大きく落ち込んでいるのは確かで、外から動いていったリスグラシューですら12.57と1秒近く落ちている。ここで何が起こっていたのかはちょっとわからないけど、ひとまずは淡々と流れた中で後半の仕掛けもある程度速くポテンシャル面を求められてL1で最後まで伸び切ったリスグラシューが強かったと。

1着リスグラシュー(レーン)

 11番枠から五分のスタート、そこから様子を見ながら中団馬群の外目で様子を見ながら進めていく。1~2角で後方に下げて後方馬群の中で我慢の展開。長い3~4角で大外を回して押し上げながら4角出口では2列目まで押し上げて直線というかL1で突き抜けると後は全く問題とせずの完勝。

 トリッキーなコースでL2の4角地点では相当ラップを落としているし、ここで外から押し上げてというのはラップ的観点から見たら正しいと思う。逃げたマジックワンドがしんどくなった辺りでペースが少し落ちている形になるが、そこから直線に入っては割と上位は加速そのものはできているからね。L2でここまで落ちていることが不思議で、前で人気を背負っていたマジックワンドをみんな当てにしていたのはあるんじゃないかなと思う。そのマジックが怪しくなったところでの仕掛けになったのでL2で減速してしまったのか。もしくはコース的にちょっとわからないところはあるがこの辺りのコーナーがきついのか(そう感じなかったが)、もしくはこの辺りに上り坂があったのか。いずれにせよL2でここまでラップが落ちたのはよくわからん。もしかしたら計測ミスの可能性もあるかもしれんが、その中で外からしっかりと伸びてL1で一頭だけ違うラップを踏んできていると。この辺りは流石リスグラシュー。

 もう一つは前半でこれだけタイトに流れた中でもしっかりと脚を引き出せるという魅力かな。宝塚記念やクイーンエリザベス2世Cでも結果の違いはあるが強い競馬をしていたと思うし、流れた中でこういう競馬ができるというのがリスグラシューの強みではあるよね。アーモンドアイとの比較で見てもアーモンドも流れた中で強い競馬をドバイでやってきたけど、1周コースで淡々とした平均ペース~ハイペースならリスグラシューもチャンスがあるんじゃないかというぐらいの競馬をしてきているからね。今が充実期は間違いないし、今後が楽しみかな。香港で激突するのか…でも香港は開催自体が微妙な感じがするのがなあ。

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