安田記念 2022 レース回顧・結果

安田記念2022のレース回顧・結果

東京芝1600m良
風向き:後ほど
1:32.3 46.7-45.6 S^1
12.2 - 11.0 - 11.5 - 12.0 - 12.0 - 11.2 - 11.0 - 11.4

分析・総評

 ダノンザキッドがそこそこやれていたし、サリオスが突っ込んできたりと、なんとなく予想はしていたが電光掲示板でやっぱりなという感じ(さらにラップ見てやっぱりな)。まだラップが出ていない状況で書き始めているけど、4-3Fが12.0なので良馬場のGIレベルとしては珍しく4角が遅い。前半から緩めの流れではあったが、この形だと中弛みになっているはずで外差しが突っ込めたのとハーツクライ産駒が対応できたのも納得の32秒台の決着。それでも結局ソングラインとシュネルマイスターの戦いだったんだなという感じ。付け入るスキがあった中で、自分の中では1,2着は順当というか一枚上だったと思う。マイルが短い馬でも対応できちゃう流れだったからね。それでもソングラインが勝った辺り成長だと思う。まあ展開も合ったとは思うが。

 個人的にはミルコはマジで出負けするよなあ。ゲートが上手いロータスランドですら出負けするとは流石に思わなんだわ。こういうタイプの馬でミルコは買わない方が良いね。まあ流れに乗ってやれたかどうかは今回の中弛み顕著の形だと何ともだけど、スタートしてすぐにあかんなって思う競馬は面白くない。

 ラップ推移が出たのでしっかりとした展開分析。全体でややスローだし、かつラップ的にもL5-4と3~4角地点が12.0でこれは安田記念のパターンとしてはかなり遅く中弛みも顕著だった。はっきり言って後半型の競馬になっているし、前半で流れに乗ってペースダウンに巻き込まれた馬は厳しかったと思う。ギアの上げ下げを求められた中で、中弛みで取り付けた馬の方が有利な展開で外枠差し馬が健闘したのはその辺が大きい。時計が遅いのはペースだけでなく仕掛けが遅すぎたし、L1が11.4というのが全てかなと。ギアチェンジ、トップスピードの質の高さが求められていて、出し切るところまでは持っていけてない。ただこれでソングラインが捕え切ったというあたり、やはりソングライン自身の後半の素材の成長を認めないといけないだろうね。あと、横山武史に関してはマジで個別に公開処刑してる。今回の安田記念で一番酷かったのは田辺ではなく横山武史。これは譲れない。

 自分としては安田記念の展開を信じての予想だったけど、そこが崩れたのが敗因としては大きいので割とすっきりとはしている。この展開になったときにサリオスが3着というのも自分としては納得かな。カフェファラオはペースが遅かったかなあ。直線で一瞬の加速では対応できているんだけどL2以降でしんどくなっている。トップスピードの質の問題もあったのかな。ダートと芝では違うんだなってのはどうしても考えてしまうところやね…。

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